世間話

私はよくこの言葉を耳にしていた。

別に、音楽学校受けさせたいわけじゃないしね

ピアニストにならせたいわけじゃないから〜




何気ない親同士でのレッスン後の世間話。

自分の目線の少し上で交わされる言葉たち。

あぁ、わたしって、そうなんだ。
音楽学校は受けないし、
ましてや、ピアニストなんてね。笑。


なんとなく、
自分の中にあった
細く小さくも育っていた選択肢を
ポキっと折って、納得した記憶。

もちろん、
この言葉に悪意なんてなく、
むしろ善意で、
こどもに無駄にプレッシャーを与えまいという
思いやりですらあったと思う。

それでも、
こどもは聞いて、
そうなんだと納得してしまったりする。

やりたいという気持ちの強さや、
意思が足りなかっただけなのかもしれないが…🙃

また、これは私の経験なだけで、
なんとも思わない子もいるだろう。

だから、
この言葉が悪なのではないのだけど…


根本的に
親がどんなイメージで
ピアノを習わせたいとかあるにしても、
スタートしたら、
どのような選択をしていくかは
本人が決めること。

だから、
〇〇させたいわけじゃないという言葉は
結構子どもの選択肢を狭めてしまう可能性が、
あると思うから、

あまり言わないとこうね。

というお話でした。


自分が親になって、
わりと聞くこの手の言葉。

ピアノに限らずですが🙂



ほんでもなんやかんややってきて、
三十代にして、
やっぱピアノ(音楽)頑張りたいわ。
と気づけたから、
良かったと思う。
これからまだまだ成長すればいい。


蛇足ですが、

現在
私の母は、
あなたは音楽を活かせるのがいいのかもね。
頑張ったらいいよ。
と、ちょんと背中を押してくれています。
ほんと、ちょん。くらい。

でもそれが、
意外と、
この年になっても、
結構励みになるものです。

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