#58.犬の「かみつき」4種類と対処法~<本咬み>後編
こんにちは!
15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。
さて、【犬の咬みつき】4種類シリーズ対処法【本咬み】について。
※サムネイルは、イギリス最大級の動物愛護施設「バタシー」のウィンザー保護施設。
「問題行動」のために手放され、トレーニングを受けて
レスキューされる子も多いです。
最後に、【本咬み】の②番目。
トラウマを残すほどの強い咬みつき
についてお伝えします。
犬にとって「咬みつき」は最大の攻撃であり、最も無防備な瞬間です。
最大の武器である歯を使うことは、身体ががら空きになることを意味するからです。
ですから、犬の純粋な攻撃性を引き出すことは意外と難しいのです。
彼らは本来、平和主義者で、あらゆる手段を使って、命を懸けた戦いを避けようとします。
犬たちが我を失うほどの激しい咬みつきをするとき。
それは全ての手段が通じないときか、本能に強く働きかける刺激があったときです。
その原因は強いパニック、強い恐怖、強い痛み、捕食(殺意)です。
脳や遺伝の病気の場合もあります。
また、咬んで問題を解決してきた犬ほど、
強く速く、頻回に咬みつくようになります。
これほどの強い咬みつきに関しては、捕食や病気以外であれば、突然出ることはまれです。
犬の攻撃行動、強い咬みつきのほとんどが、
強い恐怖からの逃げられない状況による反撃だといわれます。
ですから、私は体罰を伴う強制トレーニングをしません。
恐怖によって支配されてきた犬たちは、いつかその恐怖を「噛みつき」という行動で爆発させる可能性がある事を知っているからです。
前述した、「意図を通そうとする咬みつき」がより強く、
本咬みの2番目に移行することもあります。
「防御や守りの咬みつき」から、段々と興奮し、パニックの強い咬みつきに移行することも多々あります。
パニックと恐怖、両方が同居することもありますし、
防御と逃走のフラストレーションからパニックになった結果、
転嫁行動として咬みつく、ということもあります。
もし、「②」の嚙みつきが出ているようであれば、早めにプロに指導をお願いしてください。
それだけ強い噛みつきは、犬たちも平常心で行う事は出来ません。
生まれ落ちた瞬間から、攻撃性の高い犬というのはいません。
ですが、犬種・育成環境・社会化の程度・経験・学習の程度により、
【攻撃的な行動】がほかの犬よりも強く引き出されることはあります。
事実、生まれてからの経験、つまり社会化が不足している犬ほど攻撃的と取られたり、咬みつきが多いのです。
大切なのは「どうしたらその咬みつきが出るのか」を理解し、なるべくトリガーとなる刺激を避けること。
避けられない状況(例えば日々のケアや投薬など)であれば、悪いイメージを取り除き、違う条件付けから少しでも良いイメージをつけていくこと。
咬みつきが出る前の条件から替えていくこと。
警告や咬みつきが出る前に、良い条件付けをしておくこと。
受け入れてくれていることに対し感謝を犬に伝えること。
共通のルールを再構築すること。
になります。
この配信が、少しでも犬たちへの理解を深める手助けになることを願ってやみません。
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