見出し画像

#39.頭のよい犬はお好き?

こんにちは!

15年以上【犬の保育園】の先生を行っている、
なおちゃん先生と申します。

さて、しばらく投稿が開いてしまい、
申し訳ございません。

私の初Kindle本出版を控えて、バタバタとしていました!⤵詳細はこちら ︎

今日は【あなたの犬は頭がいい?悪い?犬の頭の良さって?】

というテーマでお話したいと思います。

つい最近、あるところで「うちの犬は頭が悪いから」というお声を聞いて、
一般的に思われている「犬の頭の良しあし」とは何だろう?とふと思い当たりました。

皆さんは、「頭のいい犬」と聞くとどんな犬を思い浮かべますか?

それなりに思い浮かべる犬種はあるかと思いますが、
ちょっと調べたところ以下のようなランキングが多く見られました。

5位:ドーベルマン
4位:ゴールデン
3位:ジャーマンシェパード
2位:プードル
1位:ボーダーコリー

皆さんはこのランキングを聞いて、「なるほど~」と思われますか?

そしてこれらのランキング、何をもってこのようになっているのか?

これは実は、【訓練性能が高い犬】とされている事が多いです。

【訓練性能】とは何か?簡単にいうと、
「人間の指示や訓練に対しての理解や習得・反応が優れていて、早い」ということです。

ようするに「人の言う事をよく聞いて行動できる」かどうか、ということになります。

ランキング5位の中には、【牧羊犬】【狩猟(回収)】犬が多く入っているということが特徴です。

牧羊犬(ボーダーコリー、ジャーマンシェパード)
狩猟回収犬(ゴールデンなどのレトリーバー)は、
特に過酷な仕事を、人間と共に行うように繁殖されてきた歴史があります。


ですから必然的に、人間の指示をよく聞き、理解し、良く反応する個体が繁殖に使われてきているので、その性能が強化されているのです。

反面例えば、【訓練性能が良くない】と言われる、
ビーグルや秋田犬、ブルドッグ、バセンジーなどは、

「人間の指示を理解し、いち早く反応する」ことを第一目的に繁殖されてはいないのです。

ですが、【人間の指示や訓練をよく理解し、いち早く反応する】ことだけが「犬の頭の良さ」なのでしょうか。

もちろん、犬と何かの共同作業をする場合、
狩猟や牧羊など昔ながらのお仕事とともに
それが盲導犬や災害救助犬など、

いわゆる【使役犬】として人の命に係わるお仕事の場合には、
この【訓練性能】がより高く、
より正確に発揮できる犬種がやはり選ばれますし、
その要職につく事が多いです。

それでは、この【訓練性能】、高ければより、ペットとして優秀であり、飼いやすい犬種なのでしょうか?

私はその件に関しては、「YES」と声高に言う事は出来ません。

ペット犬としての役割は【人と一緒に楽しくストレスなく暮らす事。
人の良きパートナーであること】だと思います。

これは、逆に言えば【訓練性能】にかかわらず、
全ての犬がそうなる可能性を秘めています。

そして私が個人的に考える【賢い犬】とは何か。

最後にその、超個人的な基準をお話するとすると・・・・。

それは【適応能力の高さ】です。

どんな状況、環境、変遷にも、それなりに適応でき、順応できること、
そういうワンちゃんを見ると私は「賢い子だな~」と思います。

この【賢さ】はそして、犬種による違いというより、
その子がどのように生きてきたか、に現れる気がします。

すなわち、「経験値の高さ」。

【社会化】が良くなされている、ともいえるでしょう。

人間で言えば、協調性があり、
空気を読みながらも自己をしっかりと持っている子、でしょうか。

100個のコマンドを聞き分け、こなせるよりも、

他の犬や人とトラブルを起こすことなく落ち着いて、
自分のスタンスを持ちながら相手をよく観察し、
自分に必要なメリット、デメリットを瞬時に判断して行動することができる、

そういうワンちゃんを見ると犬種にかかわらず
「この子賢いなあ」と舌を巻いてしまうことが在ります。

もちろん、これは私の独断と偏見ですのでご了承くださいね!

「賢い犬」「頭の良い犬」には実は、デメリットもあります。

その賢さ故、先回りをして、人が教えていない事も学習をして、
飼主さん的には「不都合」な行動を取ることがあるのですね。

いずれにせよ、「生まれつき頭の悪い犬」というのは、
私はいないのではないのかな、と思っています。

全ての犬たちは、その子の生きてきた価値判断で行動します。

その価値基準が、たまたま私達人間の社会や、
常識から離れていたからといって、
その犬自身の知性が劣っているかどうかは、
我々の意識では計り知れないものがあると思います。

そして、犬はあらゆる動物の中でもっとも、
人とコミュニケーションを取りやすく進化してきた生き物です。

人と犬とのコミュニケーションを深める方法を間違えている、

または怠った結果、飼主さんの目からみた
「頭の悪い犬」を作り上げてしまうこともあるということを、覚えておいていただきたいと思います。


全ての犬たちは、能力と可能性に満ちています。

それを活かすのも殺すのも、飼主さん次第、
といえる事が、犬と暮らす醍醐味のひとつであると私は思います。

【人生は、運と縁とタイミング】 ここまで読んで下さりありがとうございます✨ 
ご縁に感謝🤗

Stand.fmでは犬のアレコレ、プライベート雑談、旅配信を音声で配信中♪
【なおちゃん先生@ゆるっとワントーク!!時々旅と子供たち♪】


【公式LINE】 @xat.0000148577.s1a
《犬の保育園》ってなにするの??保育園の様子をアップ!↓
【インスタグラム】 https://www.instagram.com/nwanclub/


いいなと思ったら応援しよう!