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#44・【犬の恐るべき能力②共鳴する能力】

こんにちは!
15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。

今回は、【犬の恐るべき能力 その2】をお届けいたします!

【その1】では、犬の恐るべき能力として【観察能力】を上げました。

今回はその続き、

【共感する能力】

をテーマにお話します。

ワンちゃんと暮らしたことのある方なら一度は
「この子は私の気持ちがわかっているみたい」
と感じたことはないでしょうか。

前回は犬が飼主さんの【行動】パターンを非常によく観察して、その結果自分の行動パターンを決めたり、習慣にする。

ということ、つまり【行動】にフォーカスしてお話しましたが、
今回は【こころ】にフォーカスしてみます。

自分が落ち込んでいるとき、悲しんでいるとき、悩んでいるとき・・・愛犬はそっと寄り添い、何も言わずに手をなめてくれた・・・・そんなこと、ありませんでしたか?

犬が人間の良き伴侶として、2万年ちかくも一緒に暮らしてきたということの秘密が、ここにあります。

犬はあらゆる動物たちの中でも最も人と接してきた歴史が古く、伴侶動物として最も長く人間と一緒に暮らしています。

その中で彼らは

「より、人と人間社会で生きるように適した」ように進化してきました。



この【人とともに生きることに適する】条件には、

行動パターンももちろん、心の動きも察知する能力が培われたのではないか、ということは近年の動物行動学の中でつとに話題になっているのです。

有名な研究結果として、犬をなでることで幸せホルモン「オキシトシン」が分泌される、というものがあります。

犬を撫でると、脳からオキシトシンという幸せホルモンが分泌されると言われています。

オキシトシンには愛情や絆を深めることや、不安や恐怖心を緩和することや、ストレスの軽減、睡眠の質を上げるなどの効果をもたらすとされています。

犬をなでることで「リラックス効果をもたらす」

という効果は、スウェーデン、アメリカ、イギリス、日本でも同様の研究結果が得られています。

ということは、ドカ食いするより、ネットショッピングをするより、
犬を10分撫でることが人のストレスを和らげ、緊張をほぐし、リラックスさせ、幸せを感じさせる、ということになるのです。

そしてそれは、人間のほうだけではなく、もちろん犬たちもリラックスをしますね。

ドッグマッサージは数あり、私も学びましたが、
不思議なことに、マッサージをしているときはとても眠くなるのです。
思わず寝落ちしてこともたくさんあります。

逆に、こちらがそわそわしていたり、時間がないからと落ち着かない気持ちだったりするとそれはすぐ犬たちに伝わり、
「そんなんならいいよ」とす~っと何処かへ行ってしまいます。

「ああ、今私は犬たちにマッサージする状況じゃないんだ」と、犬たちから教えてもらいます。

反対に、ゆったりした気分だったり、リラックスをしていると、犬たちは気持ちよさそうに身をゆだねてくれます。

そして物悲しかったり、落ち込んでいたりすると、犬たちはそっと寄り添ってくれます。

「どうしたの、大丈夫?ここにいるよ」と言ってくれます。

この能力、私は

「人の心に共鳴する」能力

だと思っています。

実際は彼らがどのように感じているか、はわからないので「共感」ではなく、人の心に同じように「共鳴」する能力。

鏡のように、時に自分でも意識しない心を、彼らは体現してくれます。
なんとなくでも、それは多くの方が感じたことがあるかと思います。

犬たちは人の感情をも観察し、それに対して応えることがあります。

私は、テンションの高い子に対してはテンションを低めに、怖がりな子には、励ますように穏やかに、楽しいとき、遊ぶときにはテンションを上げて接します。

それは、犬たちが私の「感情に共鳴する」ことを知っているからです。

もちろん人間ですから、常に良い感情のままはいられませんが、
其れも踏まえた上でふるまい、感情表現をするようにしています。

この【犬は人の感情に共鳴する能力がある】ということを知っていると、役立つことも沢山あります。

犬が落ち着かない、怖がっている、興奮している時、飼主さんの【こころ】はどうでしょうか。

心配事やイライラ、悲しいことを抱えていませんでしょうか。

そんな時はまず、飼主さん自身の【感情】や【心】を一度、見直してみましょう。

イライラしていたり、不安だったり、何かで興奮していたり、そわそわしていませんか?

例えば、犬の散歩中に、犬に対して吠える犬がいます。

この子の散歩を私がしても、同じシチュエーションで、犬は吠えません。

飼主さんは不思議に思うのですが、犬を見かけたときの飼主さんは
「どうしよう、うちの子、吠えちゃうかもしれない。大丈夫かな、吠えたらどうしよう」
と不安と焦り、心配でいっぱいです。

じつはその気持ち【感情】は、リードを伝わって、そして近年では微量な汗の分泌量や状況に応じて発散される人のフェロモンを、犬たちはその嗅覚で感じ取っているとも言われます。

私は

この感情そのものが、犬たちに伝わることが多いと思います。



だからこそ、吠えてしまうのですね。
そしてこれは一種の犬の特殊能力ではないかと思っています。

犬たちは、驚くほど感情に共鳴します。感情表現にも共鳴します。

飼主さんの感情や心の状態の変化が、一時的なものであればまだ良いのですが、これが長期にわたり不調をきたすと、犬たちも不調をきたします。

ドッグトレーナーという立場柄、数頭ですが、そのような犬たちを見てきました。

飼主さんが悩まれる【犬の問題行動】は実は【飼主さん自身が抱える問題】でもあったのです。

一体どんな不調をきたすのか・・・・

【人間の心・感情の不調に共鳴する犬の行動・身体・精神的不調】がどのように現れるのか。

一般的なケースと私が実際に関わってきたケースについては、
メンバーシップの特別配信にて詳しくお話しています。

関連:恐るべき犬の能力その②【感情に共鳴する能力】🐶❤️

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