精油百花 #50ヒノキ
◆ヒノキの基本プロファイル
【学名】Chemaecyparis obtusa
【科名】ヒノキ科
【精油抽出部位】木部
【芳香】ほんのりレモン様の香りのウッディ調
【ノート】ミドル
【性質】温・燥
【五行】水(または土)
【原産地】日本
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【化学組成】αーピネン、カジネン、βーカリオフィレン、ミルセン、リモネン、テルピネンー4-オールなど
【作用】鎮静、神経強壮、抗菌、抗真菌、抗感染、抗炎症、血行促進、鬱滞除去、高揚、抗不安
【安全性】適正に希釈すれば毒性、刺激性なし
英名では「ジャパニーズサイプレス」と呼ばれる。
サイプレスに比べると球果は小さいのが特徴である。
ヒノキの名の由来として、「火の木」=その昔、この木を擦って火をおこしたから、「日の木」=太陽(日本では最高神である)を表した、「霊(ヒ)の木」=この木が持つ霊力を表した、という3つの説がある。
木目が美しく揃っていて耐久性や耐水性があることから、古くから建材として使われてきた。
◆ヒノキタイプのパーソナリティ
何事も自分勝手な思考やふるまいをする人を中庸の道にいざなう助けとなる
◆サトルアロマセラピー
他人からの影響を受けることなく、自分の軸をまっすぐに保つ助けとなる。
精神を浄化し、力を与える。
グラウンディングとセンタリングを行う時に使うと良い。
古来からの伝統的な知恵を受け取り、魂の年輪を刻むと言われる。
◆ブレンディング
レモン、オレンジ、ベルガモット、プチグレン、サンダルウッド、ジュニパー、ローズウッド、フランキンセンス、ローズマリークラリセージ
◆特記
防虫、防ダニに効果あり。
ヒノキアレルギーの方は使用を控えた方が無難。
リラックス効果だけではなく心に元気を与えて程よく高揚させる効果がある。
モノテルペン類とセスキテルペン類の両方が程よく含まれるので、リフレッシュ効果十リラックス効果が得られる。
抗菌・抗ウィルス作用➡空間に香りを拡散させることで感染対策に役立つ。
世界最古の木造物である法隆寺はヒノキ造り、東大寺・伊勢神宮もヒノキ造りである。
精神を安定させ、回復に導きます。