ヒマラヤ精油のプロフィール#16【カラムス】
ネパール全域の標高200~2300mの湿地に多く見られる。
原産地はインドの山岳地帯の沼地。
現在はアジア・欧州・北米の温暖な地域の池や小川のほとり、湿った窪地などで自生している。
高さ1mほどの水生植物。
開花は4月~6月。繁殖は根茎の分割による。
精油は体が弱っている時に有効な働きをする。活性させる作用。
非常に強い精油で雄ヤギを思わせる若干不快な匂いがあります。
インドでは何千年もハーブ薬として使われて来た歴史があります。
♦陰陽五行から見た分類
心(夏)系もしくは肺(秋)の精油
♦西洋占星術から見た分類
水星 海王星 蠍座 魚座
水と地のエレメント
♦スピリチュアルレベルでの意味
心の奥の方まで残るこの香りは、混沌とした迷いの中から
答えを導き出してくれるでしょう。
また自分の中の男性的な活力を強化し、邪気を祓います。
♦アーユルヴェーダからみた性質
熱性:熱 湿度*乾燥性
ドーシャへの影響:VK-、P+
♦相性の良い精油
ラベンダー、ジンジャー、レモン、オレンジ、ヤロウ、ユーカリ、キンバイカ、バーチ、シナモン、ラブダナム、パチュリ、シダーウッド、シャクナゲ、カンショウ
♦注意事項
αーアサロンが強いので内服はしない事。
(前提として精油の内服は禁止しております)
妊娠中・授乳中の使用は禁忌
*素人には向かない精油です。
♦私見としてのカラムス
菖蒲と言えば日本では端午の節句の邪気払いとして親しまれていますね。
端午の節句は男の子のお祭り。
イコール男性性に深く関わる精油であると認識しています。
非常に好き嫌いがはっきり分かれる精油ではないでしょうか。
受け付ける時と顔を背けたくなる時のギャップが大きいとも感じます。
私の場合、肉体が疲労困憊している時は「結構です」となり、
さぁ頑張らなきゃ!と言う景気づけの際に嗅ぐと気持ちを上乗せしてくれるような・・・日常ではそんな使い方をしています。
若干のムスキーノートに湿った土っぽい香りが混ざる特徴的な芳香です。
ユーカリとのブレンドは爽やかさが加わって軽やかになるのでおすすめです。
*カラムス
【学名】Acorus calamus L
【科名】サトイモ科ショウブ属
【抽出部位】 根茎
【抽出方法】 水蒸気蒸留法
【産出国】 ネパール
**ヒマラヤ精油は世界で唯一FSC(森林管理協議会)・オーガニック・そして野生種保護の認証を受けたエッセンシャルオイルです
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