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「天間荘の三姉妹」を見てきた

「美しい彼」で魅了された萩原利久くんが出てる、それだけの理由で買ったムビチケ。
近くの映画館でやってるから見に行ってきた。予備知識は全くなし。原作も未読。

とにかく寺島しのぶの存在感よ!

これだけは声を大にして言いたい。
天間荘というあの世とこの世の間にある場所で迷える魂を休ませる場所の女将としての存在感。すごかった。

出てる人も三田佳子さんをはじめとしてすごい人ばかりでさすがだなと思った。主演ののんちゃんは「あまちゃん」が好きでよく見ていたので、懐かしく、のんちゃんらしい役だった。あーのんちゃんだよね、こういうのって感じ。素朴で素直でまっすぐで…でも実はみたいな。そんな彼女の存在が周りの人を救っていきます的な。

姉妹の大島優子さん、門脇麦さんもよかった。門脇麦さん、「あの子は貴族」でひかれた女優さん。恋人役の高良健吾さんとはあの映画でも恋人同士だったよね。美しい2人だった。

物語の感想は、亡くなった実母を思い出した。母もどこかでこんな感じで時間を過ごしているのだろうか。それとももう先に進んだのだろうか。

後半のところはちょっと「大殺界」を思い出したのと、たまえが強引な感じで私はあまり好きではなかった。三ツ瀬の街のあたりまではすごくよかったな。高良健吾さんとお父さんの柳葉敏郎さんのとことか、水族館のりくくんとか。

原作を読んだらもう少し理解が深まったのかしら。私的にはあの三ツ瀬のシーンで終わりでもよかったけど、でも、たまえが現世にかえる、生まれ変わるというのが大事だからなあ。
ちょっと難しい。

でも、母のことを思い出して、胸がキュッとなったのでそういう意味ではこの映画はよかった。あの震災の存在の大きさを改めて感じた。

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