勉強しなさいって言わなくなったハナシ
こんにちは。さなぎです。
普段はN中等部に通学している息子。
あっという間に中学2年生も半分が過ぎました。
と、ふと気づいたのですが……。
最近このワードを言ってない気がします。
どうしてだろうなーと考えてみたのですが、理由はいろいろありそう。
今回はそんなお話です。
「勉強しなさい」は言っちゃダメ?
いわゆる名門大学を卒業された方(親も含め)が言う言葉があります。
これって本当なんでしょうか?笑
まぁ、そう言っているから本当なのだとしましょう。
だとしたらいつどこでその子は”勉強はした方がいい”と気づくのだろう?と思ったんです。
おそらく環境が影響していたのかなと。
例えば幼稚園の頃からお母さんと何かしらの作業(ちゃれんじとか)をしていた、オンライン英会話を日常的にやっていたとか。
要は「習慣化」していたかどうか。
小学校に入ると”お勉強”がはじまりますよね。あのときももしかしたら一緒に時間を取ったりして無意識に習慣化をした、みたいな。どう考えても親が何も言わずに勉強をはじめるなんて難しくて、何かしらの会話にあったり、何か要因がないと気づけない。
もしくは子ども自身が成長する上で小学校に上がったくらいに必要と感じたか。
この場合は負けず嫌い要素が強いような気がします。
でも本当に「勉強しなさい」は言ってはいけないんでしょうか?
その要素がない、習慣化にしていない、気付けない環境だとしたら……どこかで誰かが伝えないと子どもには伝わりません。
だからその神の言葉を鵜呑みにして何も言わないのもどうかなと思うんです。
留学を機に勉強に意識が向く
さて、我が家はどうだったのか。
どちらかといえば、いや間違いなく口うるさく「勉強はしておいた方がいいよ」と伝えていました。
今となってはもう少し具体的に伝えてあげていたらよかったかなと思います。というのも単に「勉強しなさい」だけだと目的意識って湧かないですよね。
ダイエットが最たる例です。わたし自身が対して危機感を持っていなかったから、夫に何度言われても微動だにしなかったのですから笑
そんなわたしも自分自身で危機感をもったことで5kg以上の減量に成功。結局のところ、誰かに言われてやるより「自分で気づく」ことが意識改革につながるのだと身をもって感じました。
息子にとってそのきっかけは夏休みに参加した「海外短期留学」でした。
親と離れ、参加者こそ日本人ですが環境としてはほぼ英語。場所によっては聞いたことがないくらいの速度で話される外国の言葉。
彼にとってはそれがものすごく新鮮で、かつちょっと聞き取れたことが自信につながったようです。
少し前に英検3級が全然合格できなくて困ってるという記事を出しましたが、先日無事に合格。そうするとモチベーションはさらに上がります。最近では毎日単語をコツコツ覚え、動画も英語のものが多くなったそう。
英語がなんとなくわかるようになると他の教科にも意識が向いたようで、数学はすっかり好きになったそう。もう何か言わなくても勉強するようになりました。不思議ですね(結果がついてくるかはまた話が別ですが😅)。
「好きこそものの上手なれ」なんて言いますが、まさにそれ。
たまたまプログラミングかもしれない、勉強かもしれない、ゲームかもしれない。
内容はなんでもいいんです。でも将来の選択肢において、広がるのは一旦勉強になってしまいます。それがなんとなく解せないなとは思うのですが、仕方ないですよね。海外ではたらきたいと思ったら大学は卒業していないとビザ申請なども難しくなりますから。
息子が変わった理由。もうひとつは「父の海外赴任」。こちらは前回の記事でお話しています。
海外赴任は家族全員にとってプラスにはたらいています。
正直最後の「貯金」が一番パンチ力があります。人生お金じゃない!なんていいますが、選択肢を広げるにはやはり必要なもの(すみません、正直もので)。
帰任後、夫がどのような選択をするのか分かりません。息子も大学選択でどのような選択をするのか分かりません。どちらにしてもお金が多少なりともあることで選択肢は間違いなく広がる。
少なくとも我が家は会社経営をしているわけでもありませんし、普通の会社員家庭。その中でいかに自分たちを成長させられるか。
おそらくそれぞれが目的も持ちながら生活しているから息子も「自分で動こう」と思えるのかもしれませね。
自発を促すために親ができること
現在、我が家は夫が海外単身赴任中。敷地内に夫の祖母が住んでおりますが、別屋根。ということで、わたしと息子の二人暮らし。
つまり息子に与えるもろもろの要因のきっかけはわたしにかかっている。なかなか責任重大です。
ただ時間的余裕はある程度あります。これまでなら土日は夫の買い物に付き合ったりが多かったのですが、それもない。
わたしは基本インドア。息子は完全インドアの人間ですので、お出かけはほとんどしません。
意識していることはひとつ。
”規則正しい生活をする”
ざっとこんな感じです。
めちゃめちゃゆるーいです笑
これ、実はわたしも似たような感じで育ったことがあります。
高校1年の頃、母が家出しました。しかも母自身の実家から。
母の家出後はクセの強い祖父母と雇われ店長の父(婿養子)、妹と暮らしていました。
母が家出するまで、わたしはテレビの時間を19時半までと決められていました。門限は18時。はやー。
今は母と仲がいいのですが、振り返ると当時を後悔しています。でも彼女の頭の中には「出来る子にしなきゃ」という思いがあったようです。わたしがそれなりになんでもやるタイプの子どもだったから期待してしまったのもあるかもしれません。
母が家出し、父に改めて門限を聞きました。すると言われたのがこちら。
ゆる〜😂笑、逆にゆるすぎる〜。
そのゆるさが逆に「やることはやらなきゃ」と意識させた側面もあったのです。
不思議と高校の成績が落ちることはなく、なんなら上がりました。
やっぱり”やらされる”より”自発的にやる”って違うんですね。わたしはプラスに出ましたが、息子にとって吉と出るか、凶と出るかは大人になってみないと分かりません。が、今のところはプラスにはたらいているかな。
たしかに子どもは勝手に育ちます。でもそこにもう一工夫、親の声かけが加わると変わると思うんです。
その声かけは間違えるとえらいことにはなります。子どもによって必要な声かけは違うと思うので、一概にコレです!と答えはないのですが今後も”良い加減”の声かけが出来たらいいなと。
なんやかんやしていたらもう年末が近づいております。
2024年、大きな1年だったな。
良い助走をつけて新年を迎えられるようにコツコツ積み重ねよう。
今回はここまで。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。