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小学校、最終登校日

こんにちは。さなぎです。

珍しく連続での投稿。
やはり卒業が近づくにつれ、記憶が思い出されます。

本日、小学校最後の登校を終えました。
残すは卒業式のみ

小学校生活の諸々はまだまだ書き足りないので、別の機会にするとして、今日は率直に思ったことを綴っておこうと思います。

親の考え一つで子どもの未来が変わる

5年間送り迎えをしているといろいろな親子を見かけました。
(別で記事にしています。)

この1週間はまた違う新しい親子を見かけました。

お母さんに引っ付き、離れようとしない女の子。
お母さんも別に無理やり離そうとはしていないのですが、引っ付き方がそれはそれは必死で。

職員室の出入り口で先生に引き渡そうとするも絶対に離れたくない女の子。
お母さんも疲弊していました。

息子はそこまで離れる時は大変ではありませんでしたが、こんな時もあったなぁと今ではもう消化しています。

イライラしてしまったこと
一緒になって悲しくなってしまうこと
明るく送り出すこと
ちょっと無理やり行かせること

その時その時で対応は変えましたが、どうでしょうか、4年生くらいからは仕事も少しずつ整理していたのでわたしの気持ちもドンと落ち着くようになりました。

ずっと喧嘩している親子もいるし、
「いいから早く行って」と怒るお母さんもいる。

時間をかけて向き合ったけどその日は帰宅する子もいるし、
一日お母さんが付き添っている子もいる。

結局は親の考え1つで何通りも接し方はあると思うんです。
でもそれにはどうしても心と時間のゆとりがなければいけない。

近年は共働きも増え、朝忙しく出勤する親も増えました。

もちろん生活があるからそれも大事だけれど、子どもの””もその時しかない。

子どもの世界はまだまだ本当に狭いんです。

そのバランスってとても難しいのだけれど、それは時間をかけて見つけるしかない。

目の前の”時間”だけではなくて、その子の”心の声”も聞いてあげないと苦しいと思うんです。

便利な世の中になった今、心の距離はどうしても開いている気がします。

難しい問題ではあるけれど、少なくともわたしは自分の身近にいる人に寄り添いたいと思いました。

先生も1人の親である

今朝、教頭先生にお礼の挨拶をしました。

教頭「お母さんがね、送り迎えをしっかりしてくれたおかげで毎日通えたと思いますよ。嫌々やっているわけではないことが彼にも伝わってると思うから。よく頑張りました。」

めちゃめちゃ嬉しかった。

するとこんなことを話し始めました。

教頭「わたしもね、このご時世になって娘が頑張っていたことが出来なくなって高校に通えなくなってしまったの。ずっと送り迎えして必死に行かせようとしてました。難しいよね。子育てって。」

教頭先生も1人の母。
子育てのプロではないんですよね。
悩める1人の母。

教頭「だからね、自信持って。あなたのしてあげていることはきっと彼の未来に繋がるから。」

せんせーーーい😭ありがとう。報われます。

息子が苦戦しなかったら、きっと先生は数人しか関わることはなかったでしょう。

そして先生という存在はどうしても遠くなる。
小さい頃のイメージで『先生は強い』なんて勝手に思っちゃいますよね。

全然そんなこともないんだなと。

みんな悩んでいる。
自分だけじゃない。

今だからそう思えます。

そして息子もわたしも本当によくがんばりました。

3年生・4年生・5年生と翌日の学校が嫌で毎晩のように泣いていた息子

当時は何が嫌か分からなかったそうです。

でも猛烈に行きたくはなかった。

わたしもモノで釣ってしまうこともありました。

緊張の糸が切れた6年生夏。
職員室&相談室登校がスタート。

6年生で「半年、教室は休憩しよう。」と決めてからは一度も泣きませんでした。

今でこそ、コミュニケーションが苦手なことが1番の要因と分かりますが、それほどまでに教室が辛かったのに、彼はそれまで毎日通い続けました。

あの時諦めなかったからこそ、今笑顔でこう言えます。

『キミは強い。』

これからの道は決して平坦ではない。
けれど辛いことばかりでもない。

自分で考え、周りに助けてもらいながら、少しずつ進めばいい。

少なくとも従来の道を選ばなかったことはきっと明るい未来に繋がる。

そういえば春に近づくにつれて周りにはこう言われます。

「お母さん、これから送り迎えまた大変になるね。」

いいえ。全然そうは思いません。
わたしが望むのは家族の健康と笑顔です。

それが叶うなら、喜んで”わたしの時間”を差し出しましょう。

その中でわたしの出来る仕事を、わたしの出来る楽しみを見つければいいんです。

とはいえ来月からは忙しくはなります。
でもとても楽しみ。

さあ少年よ。
卒業式、最後はかっこよく終わろうか。

キミの勇姿、しっかり見届けます(号泣しそうですが)。

今日はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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