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評価がつかない通知表
こんにちは。さなぎです。
先日、通知表をもらってきました。
息子はN中等部に通っており、地元の中学校は在籍のみ。
通知表の内容は…「評価なし」。
出席日数はカウントしてもらえました。
個人的には“評価なし“の通知表はありがたかった。
オール1の通知表だとなんだかダメな気持ちになるし、オール斜線の通知表も否定された気持ちになりそう。
現状一番いい方法をとってもらえたなと思っています。
今回の訪問は現況報告も含めて息子と行ってきました。
彼にも大きな変化があった様子☺️
今日はそんなお話。
通知表よりも現況報告
![](https://assets.st-note.com/img/1697855935872-yQ7pUXImri.png?width=1200)
以前こちらの記事を更新しました。
わたしはかつて評価だけを気にしていました。
理由は「親に怒られるから」。
いい高校を目指すには内申点が良くなければならない。
内申点を良くするにはテストが良くなければならない。
テストだけではなく、授業態度も大切。
授業態度だけではダメだ、級長などをやらないといけない。
とにかく評価を気にしていた中学校時代。
めちゃめちゃ頑張っていました。
そんなわたしが親になってしまったら、やはり通知表は気になります。
日頃の生活態度の○が少ないと「〇〇くん、もう少しアピールしないと」とか「もっと積極的にこんなことしてみようね」なんて5年生くらいまでは言ってしまっていました。
最近こんな動画を観ました。
あ、これわたしですね笑
別に高学歴(ここでいう大卒)でもないのですが、大学は行こうと思えば行けました。
ただ諸事情でわたし自身で選択肢から外した過去があります。
なので高卒だけど勉強は結構頑張っていたタイプ。
ほぼ同じ立ち位置にいると思っておきましょう笑
「自分は過干渉親だ。リベンジ型の親だ。」と確信しました。
良いのか悪いのか、息子はわたしの想像を超えN中等部に通うことになります。
そうなるとね、わたしの緊張の糸はプツッと途切れる。
比べられないですからね。
学校も通っていないし。
偏差値競走から抜けた今、次なるわたしの敵は「大学に行かせたい」という自分のコンプレックスとの戦いになりそうです。
分かっているからには抜け出したいなぁ。
![](https://assets.st-note.com/img/1697856114616-FQozsM6FBk.png?width=1200)
さて、話が逸れました。
今回の在籍校訪問は現況報告が主。
生徒全員が帰った夕方に息子と訪問しました。
校長室で挨拶をし、校長先生(女性)が一言。
校長「あら!背が伸びましたね!ようこそようこそ。」
なんてアットホームに迎えてくれるんですか🥹
息子も緊張がほぐれたようで、ニコニコと着席しました。
校長「入学から半年経ちましたね。どうですか?」
息子「とても楽しいです。」
校長「良かったですね!何が一番楽しいですか?」
息子「プログラミングをやっている時です。」
校長「ほう!どんなことをしていますか?」
こんな感じで会話が進みます。
正直息子がこんなに普通に接することが出来ると思っていなかったので、わたしはびっくり。成長…したなぁ😭
日頃の頑張りを見せてみる
![](https://assets.st-note.com/img/1697856172180-lSAnSVndMT.png?width=1200)
パソコンを持ってきていた息子。
息子「これが今作っている作品です。」
校長「ええ!?これ!?」
息子が作っているプログラミングの作品を見せるとクオリティに驚く校長先生。
遅れて学年主任(男性)が合流。
一緒に画面を見て一言。
学年主任「おおー!本格的っ!これ作ったの?」
息子「はい。こんな感じで操作します。」
学年主任「しかも全部英語…だよね。」
息子「はい。動画見ながらやると英語のがそのままやれるので。」
先生たちびっくり。
わたしは息子が会話していることにびっくり笑(そっち)
学年主任「これはこういう授業があるの?」
息子「いえ、ないです。全部動画を観ながらやってます。」
学年主任「いやーびっくりだわ。すごいね。みんなやってるの?」
息子「イラストを描いたり、アプリを作ったり、音楽を作ってる子もいます。」
学年主任「それぞれが好きなことが出来るんだね。」
息子「はい。」
会話になってる…😭
校長「じゃあプログラミングをやっている時が一番楽しい?」
息子「はい。」
校長「他に何か最近頑張ったことはありますか?」
息子「夏にオンライン留学をしました。」
校長「ほう!留学!どうでしたか?」
息子「楽しかったです。」
校長「それは一日何時間やるんですか?」
息子「一日7時間くらいです。」
校長「すごいね!何か変わりましたか?」
息子「前より聞き取れるようになった気がします。」
そうか。
息子は短い質問なら答えられるのか…と気づいたのはこの時(遅)。
相手も意識して質問してくれているので会話になるのかも。
校長「学校に通うのは大変ですか?」
息子「時間がかかるので大変です。」
学年主任「朝は何時に出るの?」
息子「7時過ぎくらいです。」
学年主任「早いね!電車は混んでる?」
息子「乗る電車はちょっと混んでいます。」
校長「電車は慣れましたか?」
息子「最初は緊張したけど、慣れました。」
そうかそうか。
聞かれた質問だけ答えるタイプだなと気づいたのもこの時(遅)。
あまり人と会話をしている息子を見たことがないので、会話が続いている姿はなんだか新鮮で。と、同時に普段の会話でわたしの登場率が高かったことは猛省。
今後はもっと息子を主役にして話す練習してもいいのかもなと感じました。
年2で通知表をもらうことに
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そんなこんなで報告会が終了。
最後は担任の先生から別室で通知表を受け取ります。
担任「こちらになります。データがないので“評価なし“にさせてもらいました。」
わたし「ありがとうございます。」
担任「1とか斜線だと何もしていないみたいなイメージがあってなんだかなと思いまして。」
わたし「いいと思います。」
担任「出席日数はN中からの報告書と、身体測定などで学校に来てもらった日をカウントしています。」
わたし「あ、そんなのもカウントしてくれるんですね。」
担任「あと生活態度はお母さんのお話を元に1つ○を付けさせてもらいました。」
わたし「自立のやつですね笑」
担任「まさに自己学習を頑張っているということで。」
こういうところを評価してくれるのは嬉しいですよね。
担任「こんな感じでよければ学年末も通知表をお渡し出来ます。どうでしょうか?」
わたし「どうかな?報告がてらもらいにくる?」
息子「うん。来れる。」
おお!息子がオッケーした。
というわけで半期に1回、在籍校に訪問することにしました。
今回驚いたのは息子のやる気。
当初秋に学校訪問することを嫌がっていました。
が、近づいてくるにつれて『見せるからキリのいいところまでやっておこう』と言うように。
実際に見せたことで成果報告も出来て嬉しかったようです。
通知表は帰宅してすぐにしまいました笑
何も書いてませんもんね。
でも100日近くをカウントしてもらえていたことは嬉しかったようで。
わたし自身も彼の成長を感じることが出来ました。
学年末の現況報告も楽しみにしておきましょう😊
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在籍校の理解、とてもありがたくて。
正直こんなに気持ち良くN中に通うことが出来るとは去年の今頃思っていませんでした。
“喧嘩別れみたいな感じでモヤモヤして3年間過ごすのかな😅“と覚悟していたくらい笑
なんでも在籍校は1クラスに3人は学校に通えていないらしい…。
地域柄そうなってしまっているのでしょうか。
原因はわかりません。
ただこうやって「別の道を切り開いている子」が実際に通っている様子を見せることは学校にとっても1つの参考になるはず。
みんなにN中等部やフリースクールに通えと言っているわけではなくて、親が差し出せる選択肢の中にこういう方法もあるよということをネタとして持っていて欲しい。
それがわたしが小学校や中学校に積極的に関わっている理由です。
中学校の3年間。この期間は「短いけれど濃い3年間」。
人格・自己肯定感など人生の基盤を支える3年間だと思っています。
我が家は我が家の信じる道を進む。
過干渉になり過ぎないよう、お友達のように関われたらと思っています。
今回はここまで。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。