ZEN大学、設立発表会。
こんにちは。さなぎです。
2023年6月。
「ZEN大学設立」のニュースが入ってきました。
息子がN中等部に通う我が家。
”高校まではN/S高で過ごせそうだな。
大学はどこか受けることになるな。”と思っていました。
そんな中入ってきたニュース。
「またなんかおもろいものが出来そうだから調べとこ。」と発表会を視聴。
結論。
『選択肢の1つになりそうだ。』という感じでしょうか。
そもそもまだ開学もしていないですしね。
幸いにもまだ息子には時間があります。
動向を見守りつつ、出来ることを学んでいこうと思います。
今回はZEN大学についてのお話。
※実はN中等部生、N/S高生にはすでにパンフレットが届いております。
でははじまりはじまり〜。
ZEN大学とは
早速ZEN大学のHPがアップされていました。
HPより引用させていただきます。
大学が出来る時にはてっきりN大学かと思っていたので、最初の疑問は「なぜZEN?」。
ZENにはこんな意味が込められているそうです。
全
善
然
日本らしさという意味合いで”禅”も意識しているようですね。
学生1人ひとりがさまざまな”ゼン”と向き合えるようにという想いが込められています。
学部は『知能情報社会学部』のみ。
これ、発表会後の特番で鈴木寛チェアマンがお話しされていましたが、「いろーんなことが出来るよ」というのをまとめて表したら”知能情報社会学部”が適切らしいです笑
認可を下ろすためにうまーいこと考えた名称だそうです。
例えば医学部なら基礎教養を除いた分野は学びません。
途中で「なんか違った」と言って他のことを学んだら留年しますよね。
”知能情報社会学部”とすればその範囲内でいろんなことを学ぶように内容を組めるそう。
もちろん医学部や薬学部、法学部など専門的な分野の場合は別の大学に進学すべきでしょう。
ただ、大学進学時にガッツリ分野を絞り込むってすごく難しくないですか?
というかわたしは失敗した身です😭
医療の道へ!と意気込んで進学したものの、撃沈。
まさか自分がこんなにコミュニケーションを取るのが苦手だったなんて…とつまづいた時に気がつきました。
そのあとなかなか立て直しは出来ず。
恐怖が先行して、勉強も実習も全然やれなくなってしまったんです。
だからひろーーーーーい意味で大学に入ってから学べるのはいいなと。
そもそも中学、高校と軍隊のような教育を受けるわけです。
大学からいきなり「どうぞ!自分の道へ!」なんて言われても決めれません。
テスト勉強や受験勉強に追われてたし、それが普通だと思っていましたしね。
『やりたいことを、好きなだけ。』
この言葉はN中等部もN/S高にも通じていること。
自分の興味と努力で道は開けるのは心強いですよね。
さてZEN大学ではどんな学びが受けられるのでしょうか。
5つの学びを提唱しています。
人文、社会
情報
数理科学
デジタル産業
クリエイティブ
また対話型の講座イベントや地域・企業連携プログラムもあります。
そしてさまざまな研究プロジェクトも始動。
発表会を聞いていたのですが、もはや何の研究をするのかわたしにはさっぱり分かりません😂IUT理論ってなぁに?と思って聞いておりましたぞ。
わかる人にはすごく楽しそうなのだけは伝わりました笑
ZEN大学は完全なオンライン大学。
自分で設計して、自分で行動する。
時代は進化していますね。
HPもぜひ見てみてください。
発表会を観て
ここからは発表会とそのあとに開催された振り返り放送についてのお話。
発表会でまず語られていたこと。
『日本は大学進学率が低い』
正確には”首都圏は外国並み(70%程度)だが、地方へ行くと36%台まで落ち込む”。
現実的な話、大学は試験に受かっておしまいではありません。
首都圏の大学に通うなら1人暮らしをすることになります。
1人暮らしには当然生活費がかかります。
となると、経済的な問題が出てくるのです。
また「ファーストジェネレーション」という言葉も印象的でした。
確かにこれも納得。
周りもそうです。
大学に行っていなかった友人は子どもの大学進学には消極的。
我が家はどうかと言いますと、
・夫は大卒
・わたしは高卒
すみませんね、わたし足引っ張ってます?笑
言い訳させてください。
学力的には大学は行けたんですよ。
でもいろいろと事情があって受験するのを辞めたのです。
周囲の反対を振り切って専門学校に入学しました。
(出身高校は95%が大学進学してます。ごめん、出身高校。)
高校時代の友人はほぼ大学進学。
下宿していた子も数多くいました。
対して中学の同級生。
大学進学率はざっと50%。
もちろんみんな今しっかり社会人してます。
でも悲しいかな、発表会のデータは納得しました。
そしてこんな話題も。
これは超納得。
いわゆる課金ゲーになっているのです💸
そうなるとさらに格差は広がります。
身近な例をお話させてください。
わたしは交通の便のいい街に住んでいました。
小学校から電車に乗って塾も通わせてもらっていたし、高校では家庭教師をつけてもらえました。(正確には塾行った気になって何もせず成績が落ちたから強制的に😂)
周りの東大や有名私立に合格した子も同じく皆塾に通っていました。
対して現在。
産業は発達しているものの、交通の便の悪い町に住んでいます。
塾に通っている子が圧倒的に少ないのです。
というか通わせるのが送り迎え的にも金銭的にも大変だそう。
共働きという時代背景も関係しているかもしれません。
また通わせる意味を感じないというご家庭もあります。
そうなると言い方は悪いですが、負の連鎖のようになっていきます。
いい環境を与えた子は少し道を外れてもそれなりに。
環境が悪い子は引きこもってしまったり、収入が低い仕事へ。
悲しいけれど現実であることなんです。
大卒と高卒の生涯年収の違いにも表れています。
日本はいつからか少子化が進みました。
その中で大学が定員を減らしたことで、入学試験制度が始まる。
入学試験は点数の高い子が合格出来る。
点数を取るために塾へ入る。
塾へ入った子がいい点数が取れる。
これがいわゆる”受験戦争”や”教育は課金ゲー”なんて言われたカラクリ。
首がもげるほど納得したし、自分が大学に進学しなかったことを悔いました。
わたしがここまで家庭や育児に力を注ぐのはこう言ったことを無意識に感じ取っていたのかもしれません。
だから『絶対に自分が育児する時にはお金や環境を言い訳にしないで、やりたいことが出来る環境にする』と常々思っていました。
それはZEN大学うんぬんではなくて、息子の進路選択において。
例えば公立の中学が難しいならフリースクールを考える。
フリースクールに通うのが大変なら自分の仕事を調整していく。
現在息子がちょっと遠いN中等部まで通えているのはこうした小さな調整から。
そこには夫が働いてくれているから学費が出せて、わたしが駅まで送り迎えする時間を取れるから通うことが出来る。
まさにチームプレー。
ZEN大学発表会、発表会後の振り返りを聞いてそんなことを思いました。
ちなみに振り返りは元テレ東の高橋さんとひろゆきが出てました。
そんな遊び心もいいな笑
我が家が感じたこと
現在N中等部に通う息子。
勉強が嫌いな子ではないので、将来的には大学進学を目指しています。
やはりZEN大学には興味を示しました。
まだ5年以上あります。
分野がたまたま合えば進学もいいですが、まだゆっくり考えていい時期。
夫婦揃って思ったのは「大学の自由な時間をさらに自由に出来て、何なら留学したり経営しながらも通えるっていいんじゃない?」ということ。
大学といえばバイトしまくっていた夫ですが、今思うのあの自由はそれはそれで幸せそうでした。
徹夜で麻雀を週3。金曜から日曜はわたしが当時の彼(夫)の1人暮らしの家に泊まりにいく。
こんなエンジョイした大学生活もいいですよね。
対して「学生でしか出来ない経験を積む」というのも大切。
留学したり、
起業したり、
研究したり、
試合に出たり。
要は”自分が幸せと思えることを見つけた人”は強いんです。
それに何かに縛られることなく、好きなことに没頭するのは社会人になってからではなかなか勇気が出ません。(お金も使うし)
中学生、高校生が受験勉強に使っていた時間はかなり多い。
果たしてそのあとその詰め込んだことは役に立っているのか。
多分3割あったら良いところでしょう。
受験勉強で得られることは『自己管理能力』。
でもそれは受験勉強でしか得られないことなのか?
個人的にはN中等部に通っている今でも十分鍛えられるものだと思います。
ただ”社会に出た後の会話の引き出し”としては使えるものもあるのかも。
というわけで我が家の中では「選択肢の1つにはしよう」という結論になりました。
学費は年間38万と言われていますが、これ絶対別でいろいろありますよ〜。
こないだの説明会でビックリしたんですから😂
しかしですよ。
別の角度から考えたら、当初予定していた金額の差額は別のことに使えるんですよね。
留学も夢じゃないということ。
大学生の4年間は中高時代とはちょっと変わります。
行動の自由度が格段に上がるんです。
旅をしてみてもいいかもしれません。
人生の選択肢をさらに広げるような経験にお金を使ってもいいかもしれません。
何にせよ、息子の選択肢は広がりました。
彼がどんな決断をするのか分かりませんが、親として適度な距離感を持って見守りたいなと。
そんなこんなで今回の記事を締めようと思います。
ZEN大学、どうやら大学院も考えているそうで。
経営陣の本気もうかがえるし、挑戦し続ける姿ってかっこいいですよね。
わたしもフリーランスの身。
本業では全然違うことをしていますが、こうやって育児の記録を残すのはとても楽しい。
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今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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