ポケカで勝ちたい方へ〜見つけ出せ!勝利の方程式〜
みなさんこんんちは、佐奈月です。
JCSも終わり、2024シーズンも終わりを迎えました。WCSに行かれる方はぜひ頑張ってきてください。そんな中、自分もあの舞台に立ちたい!もっと強くなりたい!と思っている方も多いのではないでしょうか?
というわけで今回は、強い(と言われている)デッキを使っているのに勝てない、もしくはオリジナルのデッキで勝ちたい!という方向けの記事を書いていこうと思います。
全文無料なのでよければ最後まで見ていってください。
勝てない理由を考える
まずは、どうして勝てないかを考えていこうと思います。
構築に欠陥がある
デッキの理解度が足りない(プレイングなど)
環境で勝てるデッキではない
主にこの辺りが挙げられると思います。初手が悪いから(運がないから)勝てないは言い訳だと私自身は思っています。毎回理想の手札になる構築があるならぜひ教えて欲しいくらいです。
では一つずつ考えていきましょう。
構築に欠陥がある
まずは自身の構築を見直してみましょう。優勝レシピを流用している人は飛ばしてもらっても構いません。
構築で大切なのは
コンセプト(やりたいこと)がしっかりしている
コンセプトへの過程の再現度が高い
環境デッキへの回答(対策カードやプレイング)がある
ことだと思います。
まずはデッキのコンセプトを再確認しましょう。強いポケモンで攻撃したいのか、コンボを決めたいなどやりたいことを明確にすることが大切です。
例としてこのリザードンデッキで考えてみようと思います。コンセプトはリザードンexで戦うことです。
まず初めにメインのポケモンが2体なのはちょっと少ない気がします。サイド落ちや倒されることを考えると3枚は採用していいと個人的には思います。
次に気になったのは不思議なアメの枚数です。2進化ポケモンが多く採用されているのに不思議なアメが2枚なのは少なすぎると思います。ペパーで持ってくればいいような気もしますが、ペパー1枚だけではカバーしきれないと思います。
ざっと見るだけでもコンセプトから離れた構築になってしまっていることがわかります。これをコンセプトに合わせて改良していくことが大切です。
では今度の構築はどうでしょうか?リザードンexで戦うというコンセプトにかなり合っているのではないでしょうか。重要なカードは4枚ずつ採用して引きやすくすることで序盤から安定して戦っていけると思います。
前にも書きましたが、1進化、2進化と進化するたびにデッキに構築難易度は上がります。まだ歴の浅い人はたねポケモン主体のデッキを使うことをお勧めします。
よければ参考までにご覧ください。
デッキへの理解度が足りない
ここからは優勝レシピなどで大会に出ている方にも有益な話です。あなたはそのデッキの基本的な動かし方をちゃんと知っていますか?「もちろん!知っているよ」と答える人が多いと思います。しかし、意外とわからないまま使っている人もいると思います。
初手は手札に色々なカードが来ると思いますが、使うカードの優先順位が色々とあります。例えばこのデッキなら、サポートカードはオーリム博士の気迫を使うことが一番理想の動きとなります。手札にあるのが理想ですが、ない時は探しに行かなければなりません。そのために必要なのは山札を綺麗にすることです。
使用順は人によって違うので必ずしも正解ではありませんが、序盤なら
(イキリンコex→輝くゲッコウガ→)ポケストップ→大地の器orボール→イキリンコex→輝くゲッコウガ→ポケギア3.0の順番です。
何を基準に考えているかというと、山札の不純物の濃度です。ポケストップではサポートカードを回収できないため、山札が綺麗な状態(必要な以外のカードが少ない状態)で使うのはあまり良くありません。
終盤に向けて不要なカードを減らしていき、山札を綺麗にすることで相手の手札干渉を受けても必要なカードを引ける可能性が上がります。
このように、相手のポケモンを倒すだけでなく、相手に何かされた時のケアなどをしっかりすることで負けるリスクを減らしすことができます。
環境で勝てるデッキではない
ここで示す環境とは、CLやPJCS、PWCSなどの超大型大会のことを示します。友達や特定のデッキと戦うだけならここまで考える必要はありません。
大会の開催時期やルールによってデッキの有利不利は大きく変化するのでリサーチをするのは大切です。
例えば、悪タイプのポケモンが多く存在する環境で悪弱点のポケモンを使って戦う、ばら撒きを得意とするデッキが多い環境でHPの低いポケモンを使うなどです。推しで勝ちたいと思う気持ちももちろんわかりますが、その場合はしっかりと環境を見極めて対策カードを採用したりしないといけないので、かなり大変です。
しっかりと環境で多いデッキを見極めて、それに勝てるようなデッキを構築する、選択することが勝つために必要なことだと思います。
勝つためにはどうしたらいいのか
勝てない理由はなんとなく示しましたが、ではどうしたら勝てるようになるのでしょうか?
デッキ選択を見直す
多くのデッキと対戦する
プレイングの言語化
とりあえずこの辺を中心に考えてみようと思います。
デッキ選択を見直す
推しポケで戦いたい人やあまりカードを持っていない人は飛ばしてください。
まずは使用率の高いデッキタイプを調べます。
どのサイトも見てもいいですが、色々と載っているのでお勧めしておきます。
使用率の高いデッキがわかったらそのデッキを使うのか、対策をしたデッキを使うのかを考えます。数が多いデッキはミラーマッチも発生しやすかったり、対策されてしまうことがあるので個人的には苦手です。
使用デッキが決まったらまずはコンセプトを立ててデッキを組みます。コンセプト通りに動かすことができるのか、対策したデッキには8割以上で勝てるのかなどをしっかりと調整します。
次に他にも環境で多いデッキがあると思うので、それにも勝つことができるか検証します。これを繰り返して、環境で対戦する可能性の高いデッキに対して5割〜6割くらいの勝率をキープできればデッキの完成です。
多くのデッキと対戦する
デッキができたらたくさん対戦をしましょう。勝っても負けてもいいので色々なデッキと対戦したいです。そこで重要になってくるのは勝利までの道筋です。序盤はなかなか見えてきませんが、中盤以降になると何ターンで勝たないといけないのか、これをしたら、されたらまずいななどがわかるようになると思います。
負けそうになってもすぐに諦めたりせずに、どんなに無理な道でもどうしたら勝てるかを考え、実践してみるといいと思います。失敗してもそういう道もあるという選択肢が増えるので、どこかで応用ができるかもしれません。
負けた時はどうして負けたかをしっかりと覚えておいて、自分の中で認識できるようになるといいと思います。
特に、環境であまり多くないデッキと対戦した時の対応力を上げることは大型大会に出るにあたって必要な能力となります。
プレイングの言語化
これがカードゲームをやる中で一番大切な能力だと私は思っています。どうしてそのカードを使ったのか、選択肢がいくつか合った中でどうしてその選択をしたのかなど感覚で行っている人が多いと思います。
サポートの選択肢がある時はかなり難しいので私もいつも苦労します。しかし、自分のプレイに理由を持たせられないなら反省するにもできないと思います。ナンジャモ、ビワ、ボスなどどれを使っても有利に動けそうな時にどれを選ぶかはかなり重要です。例えば
ナンジャモ:相手の手札を妨害できるが、相手の手札が少ない、この後必要なカードが手札にあるならちょっと使いづらい
ビワ:相手があまり動いていない時やこちら側に余裕があるときは使ってもいいが、無駄うちになることもあるので状況次第で優先順位が変わる
ボスの指令:バトル場のポケモンを放置してもいい時、ベンチのポケモンを倒さないとまずい時は優先順位が上がる
このようにイメージだけでもこれだけ理由が考えられます。もちろん状況によって選択は変わりますが、相手の動きなどから予想したり、練習なら巻き戻して全てのパターンを試してみるのもいいでしょう。
ここまで色々と書きましたが1番大事なのはデッキの構築(選択)だと思います。その時の環境、ルールで強いデッキを選んでしっかりと勝つことが勝利への近道だと思います。もちろん私のように推しで頑張るのもいいですが、ポケモンによっては活躍させるのがかなり難しいものもあるので、どこかで線引きが必要になるかもしれません。
1人回しについて
みなさんは1人回しというものを知っていますか?対戦相手がいない時に自身のデッキを1人で回してみたりすることを言います。デッキを一つしか持っていない人には家などでお勧めの練習法の一つになります。
すでに行なっている人もいると思いますが、自身の有利な状況ばかり試していては正しい練習になりません。自分の手札が悪いことも、相手の手札が強すぎることもあります。しかも、それはランダムに起こることなので全てのパターンを検証していると時間がいくらあっても足りません。
そこで、私がいつも行なっている1人回しのやり方を書いてみようと思います。
デッキの調整
まずは、自分のデッキで理想の動きができるかを試していきます。先攻後攻は好きな方を選び、こちらの準備ができるまで相手が攻撃することがないと仮定してプレイしていきます。ここで大切なのは対戦で勝つことではなく、理想盤面までにどれくらい時間がかかるのかを確かめることです。サイドのカードも表向きにしていいので、どのカードがサイドにあったら厳しいのかなども考えてみるといいかもしれません。シャッフルなどは毎回しっかりと行なってください。カードゲームである以上多少の偏りがあるのはしょうがないですが、あまり適当だと実戦に基づいたデータになりづらいです。
理想盤面を作るまでに5ターン以上かかることが数回続くようなら、実際の大会で勝つことは難しいと思うので構築を見直してみるといいと思います。
ランダム性
では、どのようにして実戦に近いランダム性を再現するかを書いていきます。
簡単にいうと、サイコロかコインです。サイコロなら奇数偶数や1~4なら〇〇を相手がしてきたなど、コインなら2回表ならアセンブルスターが決まったなどです。
しかし、全ての相手の行動においてこれを行なっていいわけではありません。実際に対戦する中で重要になるプレイを中心に行います。
例:リザードン対面で2ターン目にリザードン&ピジョットが立つ、ミライドン対面で後1ごっつぁんプリファイが決まる時など
相手のプレイング
基本的に相手は事故らない前提でプレイしてもらいます。初手にポケモンが展開できないなどは無視します。その後はこちらがされて1番嫌なことをしてもらいます。ボスの指令でシステムポケモンを倒されたり、メインアタッカーを一撃で倒されたり、手札が多いならナンジャモで流されたりなど相手は最適だと思われるプレイをしてもらいましょう。
注意しないといけないのはお互いのサイドの枚数です。こちらが有利に進んでいる時は相手がカウンターキャッチャーを使う可能性を考慮してプレイしてもらいます。
1人回しをしているときも自身のプレイは言語化します。どうしてこのカードを使ったのか、ここでこのポケモンが倒されたらまずいから次のカードを持ってこようなど、自分で色々と模索してみるといいと思います。
長期戦を見据えたデッキ構築
では最後に大型大会で勝ちやすいデッキ(個人の感覚です)の理論を、ルール別に紹介していきます。
スイスドローBO1
日本で1番主流な対戦方式です。この方式のいいところは1試合の時間が短いということと、手の内がわからない状態で戦えることです。逆に悪いところは初手がどうしようもなく悪かった時に負けてしまう可能性がかなり上がるということです。
ではどのようなデッキがいいのでしょうか?
1番簡単なのはたねポケモンが主体のデッキです。アタッカーをすぐに準備することができ、ダメージをしっかりと出せるポケモンも多いので安定感を求めるだけならおすすめです。
例:トドロクツキ、ロスト系統など
進化の回数が増えていくにつれてデッキの構築難易度や事故度が上がってくるので、BO1の長期戦を見据えるならあまりお勧めはしません。VSTARやVMAXは進化前のポケモンのHPが高めなので一撃で倒されづらく多少の事故なら乗り越えることができる可能性が高いです。
スイスドローBO3
次は海外の大会で行われているメジャーなルールについて紹介します。簡単に言うと2本先取の対戦方式です。この形式では、相手に勝てば3ポイント、引き分けなら1ポイント、負けたら0ポイントのようにポイントが加算されていきます。制限時間も約1時間とかなり長いので、1勝さえできれば大体勝つことができます。2戦目以降は負けた方に先攻後攻の選択権があるので負けた後にしっかりと勝ちに行くことができるのもいいところです。
1勝することが大きな焦点となるのでコントロールなどの、時間があれば確実に勝てるデッキを選択することも大事です。
1戦目で手札の噛み合わせが悪く何もできそうにない時はすぐに投了をしてあと2戦頑張って勝つことに切り替えることもできます。
相手の手の内を見た上で2戦目を行うことができるのでプレイングを調整することも可能です。
お勧めのデッキは多少事故ることがあっても多くのデッキに勝つことができるデッキです。サーナイトやルギアなどはかなり強いのかなと思います。また、コントロール系も時間を掛ければ勝てるデッキなので、候補にしてみてもいいかもしれません。
終わりに
ここまで読んでくださりありがとうございました。3ヶ月ほどオフシーズンなので、これを読んで少しでもポケカが上達した人がいたらいいなと思います。私自身がいつも考えていることをできるかぎりわかりやすく言語化したものですので、一部でも参考になればと思います。
来シーズンこそ世界大会に行けるようにがんばります!
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