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あなたの「あたりまえ」を、誰かが、どこかで待っている

自分なんて大したことがない。SNSを見ていると嫌でもそう思いたくなります。

フォロワー数、肩書き、専門性、様々な比較軸があり、無意識に自分を低く見てしまうようになりますね。私自身も大したことがない、って時々落ち込みます。

しかし、接する人が変われば(参加するコミュニティが違えば)、前提条件が変わるので、思ったよりも人の役に立てるものです。

ここでnoteを読んでいるってだけで、普段スマホはLINEくらいしかしません、って人よりもITリテラシーが高いはず。例えば、自分の親や地域に住んでいるご年配の方と話をすれば、検索の方法や役に立つ動画一つを共有するだけで感謝されます。

そこまでいかなくても、スマホを使いなれていない人は案外多いもので、Youtubeを2倍速で見れると知らない人もいるものです。(知らなかったって人はコメントください)

あたりまえすぎることですが、これまでの人生、全く同じ環境で、同じ体験をしてきた人はいないわけです。こういったことはって、意外に忘れてしますよね。

なぜ、忘れてしまうのか(気づかなくなるのか)の理由としては、頭に浮かんだ考えを「こんなこと言っても(あたりまえで)価値がない」と自己評価しているからだと思います。これって、他者の感覚とズレていることが結構多いんですよね。

普段一緒にいる人(家族や職場の人)は、価値観が近いことが多いので、自己評価が確からしいところがありますが、他のコミュニティでは同じ価値観、考えの人を探すのは大変です。

新しいコミュニティに入ると、どうしても何か「新しいこと」「目立つこと」をしなければいけないと考えてしまいますね。けれども、実際は自分がいつも考えていること、あたりまえにできることをするのが、逆に自分らしさが出てくるものです。

普段の仕事において、初歩と言われるようなスキルを用いて何か行動してみる。経理での常識「営業利益と経常利益は違う」みたいな話でも、知らない人にとっては、学びになります。

今ある知識やできることを、他人に伝えてみれば良いと思います。いきなり、できないことをやる必要はないと、私は思います。チャレンジも大切ですが、今の自分にできることを異なる環境で再現してみるのも、価値があると思います。

今自分が持っている知識や経験で他人の役に立つ。こう考えて、思い浮かぶのが、アンパンマンです。彼は、アンパンでできた頭をお腹の空いた子どもに分け与えます。まさに、今持っているものを渡して、人の役に立つ。(しかも、自分の身をけずって)アンパンマンも、かめはめ波を打つとか、できないことはやっていません。

自分にとってのアンパンは何でしょう。自分の顔は自分では見えませんよね。他人からしか見えないのが自分の顔です。自分の経験、体験、身体は、自分のもののようで、自分のためだけにあるわけではない気がします。

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