「あの人がうらやましい」の対処法
「あの人はいつも楽しそうだな」
「いつもキラキラしている」
「いいな、うらやましい」
そんな風に思うことってありませんか?
他人がうらやましいと感じる?
アンケート結果
Domani編集部が行った30~45歳の日本全国のワーキングマザー100人を対象にしたアンケートによりますと、
他人がうらやましいと感じることは?
・たまにある…52.5%
・よくある…24.2%
・ほとんどない…14.2%
・ない…9.1%
という結果でした。
(こちら↓↓↓のサイトからお借りしました。)
https://domani.shogakukan.co.jp/313362
どんな時にうらやましいと感じる?
どんな時に他人のことをうらやましいと感じるか?
について聞いたところ、トップ回答が
「金銭的余裕を感じたとき」とのこと。
つまり、「あの人って経済的に余裕がありそう」
「あの人って優雅な生活をしていそう」
と感じたときに、うらやましいと感じるそうです。
それ以外のほとんどは、お金でも物でもなく
「形のないもの」への回答が占めました。
形のないものとは具体的に何かというと、
・幸せそうに見える
・自信がありそうに見える
・生き生きしているように見える
そんな時に、うらやましいと感じるそうです。
この回答は、とても理解できますし、
私自身もつい最近まで(時には今でも)
うらやましいと思うことはあります。
ですが、うらやましいと思ったからといって
嫉妬したり
嫌がらせをしたり
他人の足を引っ張ったり
妬み嫉みを言うことはありません。
なぜなら、
うらやましいと感じる思いの裏側にある
現実を知っているからです。
あなたはいかがでしょうか?
「うらやましい」の正体は?
ここまで読んでいただければお気づきだと思いますが、
私たちは往々にして
相手の第一印象や表面的なところだけを見て
「あの人はいいな・・・」と
羨ましく感じてしまいます。
「あの人がうらやましい」の正体は、「あなたの想像の世界」なのです。
先ほどのアンケート回答を例にしますと、
・あの人は経済的に余裕がありそう・・・(に見える)
・あの人は幸せそう・・・(に見える)
・あの人は生き生きしていそう・・・(に見える)
というように、あなたの想像が作り上げたものなのです。
・あの人は経済的に余裕がありそう・・・かもしれませんが、
実際は、多額の負債を抱えているかもしれません。
(それに対して悪いということではありません)
もしかしたら、誰かの援助で暮らしているのかもしれません。
(しつこいですが、それが悪いということではありません)
真実は本人にしかわからないことなのです。
それなのに、
私たちはついつい表面的、かつ、ほんのわずかな時間で
相手のことをうらやましく感じてしまうということを自覚しましょう。
隣の芝生は青く見える
ことわざに「隣の芝生は青く見える」というものがあります。
隣の芝生は青く見えるとは、
「他人が持っているものは、
自分のものより良く見えるものであるということ」
という意味です。
人間の心理的には、
他人の良いところは目に入りやすいが、
一方で自分に目を向けると
イヤなところが目立つという意味が込められています。
自宅の芝生は、上から見るので枯れたところが目立ちます。
一方、隣の家の芝生は、横や斜め上から見るので
枯れたところが見えにくくなりキレイに見えます。
あの人はいいな、うらやましいな、と思うのは、
隣の芝生と同じで、横や斜めから見ているのでキレイに見えるだけ。
真実は本人にしかわかりません。
それに比べて私なんか・・・と思うかもしれませんが、
他の誰かもあなたのことを
うらやましいと思っているかもしれないのです。
あの人がうらやましいの対処法
「あの人がうらやしい」と思ったとき、
どうしたらいいのでしょうか。
私自身はコーチという仕事をしているので、
「そんなことないですよ」とか
「あなたの方が魅力がたくさんありますよ」などとは言いません。
お客さまの感情を否定したり、
無理にポジティブにさせたりもしません。
結論を申し上げますと、
うらやましいという感情はそのまま持っていて構いません。
え?なんで?と思うかもしれませんが、
「うらやましい」と口に出すことも勇気の要ることなのです。
まずは、うらやましいという想いを
吐き出したその感情を受け止めます。
1人で対処する場合にも
「私ってあの人のことをうらやましいと思っているんだな」
と自分の感情を認めてあげてください。
そこからがスタートなのです。
感情に善し悪しはない
これは、「うらやましい」という感情以外にも使えます。
例えば、「むかつく!」「悲しい」「嬉しい」など
私たちは日々いろんな感情を味わっています。
まずは、自分を客観視して
「今、私はむかついているんだな。」
「今、私は悲しいと思っているんだな。」
「今、私は嬉しいと思っているんだな」
このように、自分の感情を認めてあげる練習をしてみましょう。
その感情に、善し悪しはありません。
自分自身から湧き出た感情ですから
すべての感情を認めてあげましょう。
さらに自分の感情を深めたいときは、
うらやましいと思う理由を書き出してみましょう。
どうしてうらやましいと思うのか?
自分に問いかけてみてください。
1人ではなかなか答えが出せないという方は
プロに依頼してみるのもよいでしょう。
感情は、ほったらかしにしないことが大切です。
まとめ
うらやましいと思っても良し!なのです。
まずは、自分の感情を認めてあげましょう。
さらに深掘りしたいときは、どうしてそう思うのか?
自分に問いかけてみましょう。