変わろうと決めた人より、変わらないと決めた人の方が成功する。ネットワークビジネスあるある。
ネットワークビジネスが嫌われる要素の一つとして、あざとい「勧誘」のやり方が挙げられます。
久しぶりに会おうといわれたの出かけたら、勧誘された。
自己啓発のセミナーだと思ってたら、勧誘された。
SNSで仲良くなった人とリアルで会ったら、勧誘された。
上記はいずれも「ブラインド勧誘」と呼ばれるやり方です。
本来の目的を告げずに勧誘場所に誘い出しているので、典型的なコンプライアンス違反であり、ネットワークビジネスの印象を悪くする代表的な行動の一つといえるでしょう。
こうした場合、契約にはまず繋がりません。
「あの子、おかしなことやってるよ😒」と友達中に連絡がまわり、警戒され、その後のビジネス活動に悪影響です。
盲目的にアップに従う危険なスタイル。
もちろん運営会社としては「ブラインド勧誘」をしたとわかれば、会員を厳しく指導・是正します。
なぜ、そんなことをしたのか?と問いただすと、
「契約が欲しかった」
「収入につなげたかった」
「ランクをあげるために必死だった」
という答えではなく
「アポをとってアップに会わせないと、責められるから🤢」
「どんな形であれ、新規の友達を連れて行かないとグループミーティングでの立場がないから😢」
と答える方が大半でした。
こんな風に言う会員さんは危ういです。3年以内には消えていきます。
主導権はどこにある?アップではありません。
そもそもネットワークビジネスは一人ひとり個人事業主です。
会員間に上下関係、主従関係、指揮命令関係はありません。
にもかかわらず、アップやグループに主導権をとられてしまっている状態というのは異常だというのに、そのことに気づいていない…。
傾向として「前職では上司や周りに気を遣ってばかりで自分がなかった。ネットワークビジネスではそんな自分を変えたいんです」というような人によく見られるパターンでした。変えたい、変わりたいという動機がおかしな方向に向かって暴走する。これは典型的なネットワークビジネスあるあるのひとつ。失敗例です。
「変わらないこと」にこだわった勝ちパターン
反対に、ちょっと印象に残っているディストリビューターさんのお話もひとつ。
彼女はちょっと気が弱くお人よしで、自分の主張をすることが苦手なおとなしい感じの方でした。
そんな性格が災いしてか、OL時代は残業や休日出社、人が嫌がる仕事を押し付けられることが多く加労働状態。それが嫌で退職し、ネットワークビジネスデビューをされたという方でした。
彼女の面白いところは「自分の気の弱さはたぶん一生変えられないだろうから、変わりません。あきらめて、そのままでやっていきます」と宣言していたこと。
ビジネススタイルにそれははっきりと表れていました。例えばアップがビシバシ彼女に「友達をリストアップをしろ、説明会に連れてこい!」と圧をかけてもしれっと無視。
グループミーティングで吊し上げにあっても、言い返しもしないし、黙ってうつむいています。
でも実は彼女はまったくダメージを受けていなくて、自分のやり方を続けていました。
それは例えばこんなふう。
お友達に電話をして
👸「私、断り切れなくてネットワークビジネスをやってることにしたんだけど、やっぱり断っておいたほうがよかったのかなぁ。お仕事内容としては~~みたいな感じで~~~をすると報酬とかもらえるっていうものなんだけど…どう思う?怪しいかなぁ?辞めたほうがいいかなぁ?私に続けられると思う?」
すると大概のお友達は
👧「何よ、それ。絶対怪しいって。ダメよ、そんなのにだまされちゃ!」
となります。
そこで彼女はさらに付け加えます。
👸「そうだよね…。それでね、今度、アップの人からビジネスプログラムの話を直接聞くことになってるんだけど、どうしたらいいかなぁ。不安だわ…」
👧「わかった。なら私が一緒に行って話を聞いてあげる。なんなら、その場でバシっと断ってあげる。あんたはお人よしだから、そういうの苦手でしょ。まかせといて!」
もうおわかりですね。
これはすべて彼女の作戦、既定路線の誘い込み法なんです。
コンプライアンス的にも一切問題がありません。
彼女は自分がネットワークビジネスにかかわっていることもビジネス内容も事前告知していますし、アップから話を聞く場であることも正直に打ち明け、お友達自らに「行く!」と参加表明してもらっています。
気弱キャラを逆手にとって、実は主導権を握っている彼女。
もちろん彼女は自分・アップ・友人の3者がそろったところでも、抜群の立ち回りをし、最終的には友人から
「私があんたの仕事を手伝ってあげる👆」
「あんたから商品を買ってあげるわよ👉」
「誰か紹介してあげようか💪」
という言葉までナチュラルに引き出すのです。
彼女はいまだ、変わることなく気弱キャラではあるのですが、この勝ちパターンに沿ってマイペースながらも着々と新規会員や協力者を生み出しています。
結果を出している以上、アップも彼女に「モノ申す」ことはできません。
何一つ、彼女は変わっていないけれど変わったのは収入面。
いまや「弱」ではなく、十分に「強」モードの報酬を得ていることでしょうか。
結局、最後に笑うのはこういう人なんだな、という成功例となっています。