折れるんです、心。<リストアップ>。ネットワークビジネスあるある。
寒い冬が終わると、春!
ネットワークビジネスの若葉マークさんも、この時季は増えます。
そして、お仕事をするにあたり最初の難関「リストアップ」に直面するのです。
◆心折れる難関=「リストアップ」
商品やビジネスプログラムを伝えたい、大切なお友達の一覧表。これがネットワークビジネス界で言う「リスト」。
名前や年齢、自分との関係性、特長などを書き込んでいく作業がリストアップです。
アップメンバーは新人ネットワーカーさんに軽く「一週間以内に10人リストアアップしてきてね!」と言います。
こともなげに、サラっと。できる前提の支持です。
が、これ、結構しんどい作業なんです。
「誰でもいいのよ」
「頭の中でバイアスをかけちゃダメ」
「思いつくままに書くだけ」と言われても、そうはいきません。
「そんなに知り合いがいません」となります。
ここでアップメンバーに「どうしても無理です」と相談すると、どうなるでしょうか?
おそらく聞き入れてはもらえません。
「あなたの努力が足りないからよ」
「みんなやれてることだから、あなたにもできるわ」
と言われておしまいです。
◆リストアップをサラッとやれる人の方が僅か。
確かに「1週間で10名リストアップ」ミッションをやれてしまう人がいるにはいます。
人脈のある人、ビジネスセンスのある人はスマホをいじりながら5分で10名のリストをサラサラっと仕上げます。
「予備であと5人つけておきました!」という人や、「また新しい知り合いができたんで」と追加リストを出せるツワモノもいます。
が、これは数で言ったら50人に一人ぐらいの割合です。逸材です。
同じようにできない人のほうが普通です。
ただ、アップメンバーは「できない人の方が圧倒的に多い」なんてこと、絶対に言いません。
不都合な事実は絶対に口にしたりしないのです。
◆アップの思惑は別のところにある。
もっというと、この時期、組織統制力があるアップメンバーは自分がいない場所で新人会員同士が集まらないように目を光らせています。
上手くいっていないもの同士が集まると愚痴の言い合いになること、「なんだ、できていないのは自分だけじゃないんだ」と安心してしまうことを知っているからです。
アップメンバーが望むのは、新人メンバーズ同士がギラギラとライバル意識をもってリストアップ数、速さを競いあうことです。
仲良くなってもらうことではありません。
実のところアップメンバーが新人会員に「1週間以内に10名のリストアップ」という宿題を出すのは、別の思惑があります。
・宿題ができればそれにこしたことはない。グループの拡大につながる。
・10名できなくても何人かはリストを出してくる。グループの拡大につながる。
・宿題未達成で、自信喪失、劣等感に陥った人は懐柔しやすい。
・将来有望な会員と結果を残せない会員の線引きができる。
リストアップの宿題提示はアップメンバーにとっては、いいことだらけなのです。
◆孤独になったら負け、情弱も負け。
アップメンバーにいい様に利用されないためには、自己防衛が必要です。
同期メンバーズと顔を合わせる機会があれば、LINEのアドレスなどをぜひ交換して、アップメンバーを介さずとも連絡がとれるようにしておくことを、おすすめします。
それができない方で
「自分だけができないのかな?」
「他の人はどうしてるんだろう?」
と悩んだらアップメンバーに相談するのではなく、運営会社に相談してください。
運営会社は会員に対して嘘をつくことはできません。
事実を隠すことや盛ることは企業として“してはいけないこと”だからです。
「10人リストアップできる人って、どれぐらいの割合いるんですか?どれぐらいの時間をかけてリストを作っているんでしょうか?」
と聞いていただくと、
「公式な見解ではないですけれど」
「お一人おひとりの取り組み方によって、差はございますが」と前置きをした上で、教えてくれるはずです。