お願い、ベイダー卿
*2020年12月28日初出。
コロナ禍最中の頃、上京するのも帰福するのもなかなか難しい時期のブログです。もうあんな思いをするのは二度とごめんです。
今年3月アタマに上京して以来、トラ子に会っていません。誕生日や夏休み、連休とか、まさに今、年末年始のタイミングにトラ子がいないことがなんだか不思議な10か月でした。
トラ子はもともと電話が好きではないので、やりとりはスマホの、しかもメッセージです。LINEも好きではないらしく(左に同じ。笑笑)、非常にさっぱりした画面に、基本、要件のみ淡々と綴ってきます。
そんなトラ子から先日届いたメッセージが、
「ダースベイダーのセーター、送ってください。」
18歳の冬、Gap Kids で見つけたダースベイダーの黒いセーター、デザインもシックでボーイズのXLなら小柄なトラ子にぴったり。値段も手頃で、ずいぶん愛用していたみたい。
でも22歳になった今年、もう子どもっぽいから、という理由でわが家に転送されたベイダー卿。処分していいよって言われたけど、ちょっと待って。私、これ着てみたいんですけど…ってことで着てみると、なかなか素敵。うん、この冬はベイダー卿と過ごすぞーと思っていた矢先、
「やはりベイダー卿、送ってもらえますか?」
笑笑笑笑笑笑。
残念だけど、仕方ない。
そんな思いで洗い上げ、しかも三越のGap Kids で偶然見つけて即買いしたニューベイダー卿(バーゲン、笑笑)も一緒に詰めて、黒猫🐈⬛さんに届けていただいたのでした。
コロナ禍で会うことも叶わない、電話嫌いのトラ子を、どうかどうか、お守りください、ベイダー卿。
来年には23歳になる娘に送る服じゃないよなあ、と思いながら、でもちょっとだけ、まだ子どもでいてほしいなあとも思う、複雑な母心。
そう言えば、ダースベイダーって、たしか
Dark+Death+Father の意味を持つ、ジョージ・ルーカスの造語って聞いたことがあります。ダークでデスでなくていいので、とりあえず、東京でのお父さん役、お願いします、ベイダー卿。