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応援してもらっていいですか
エクスペクトパトローナム的なサムネ画像ですね。
*2018年11月30日初出
娘から時々届くメール。
「ちょっと応援してもらっていいですか?」
電話が苦手な娘とのやりとりはスマホのメッセージ機能がほとんど。だから良かった。こういうことを口頭で伝えるのはかなり勇気がいる。その点、メッセージ機能の地味な画面はいい。フラットな感じで思いを伝えられる。
スマホ画面にこのフレーズを見ると、つい笑ってしまう。「応援してください。」ではなく、「応援してもらっていいですか?」がいかにも娘らしくて面白いのだ。
なぜ応援してほしいのか、理由が書いてあるとき、ないとき、色々である。別に書いてなくてもかまわない。どんな理由であれ、私が娘に送る応援は同じだからだ。
トラ子は大丈夫。
無理せず、リラックスすれば絶対に大丈夫だからね。
こういう応援になったのはいつからだろう?中学受験、高校受験の頃は眦を決して頑張れ、頑張れと言っていた。今無理しなくていつするの?とハヤシ先生みたいなことまで言っていた。バカ親である。恥ずかしい。不登校になった娘が、どれだけ頑張っていたのか、それを知るにつけ、頑張れなんて無責任な言葉をなげつけていた自分を許せなくなった。もう絶対頑張れなんて言わない。娘はもう一生分頑張ったと思うから。
あんなに苦しい時期を越えてきた娘の底力と持って生まれた運の強さを私は信じている。だから自信を持って応援できるのだ。
「大丈夫よ。」って。