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期間を3カ月にした理由【ビジネスクラスで世界一周】

世界一周している、と知り合いに言ったとき、最もよく聞かれたのが「フェリーですか?」「ツアーですか?」というような「手段」に関する質問と、「1カ月くらいですか」というような「期間」に関する質問でした。

私はスターアライアンスの世界一周航空券で、世界一周しています。というと、「世界一周航空券ってのがあるんですか?」と重ねて質問を受けることが多いので、世界一周航空券については別ポストで詳述します。

期間は3カ月。正確には2024年10月14日に日本を出発して、2025年1月8日に帰国するスケジュールでした(最初のポストに書きましたが、この予定は既に狂っています)。

3カ月と言うと「そんなに長いの?」という感想が8割、「`結構短いのね」が2割でした。「世界一周」へのイメージが人それぞれということですね。実際、バックパッカーだと仕事を辞めて半年から1年かけてできるだけ多くの国を回る人が多いです。一方で、アメリカ、ヨーロッパなど好きな国を2週間ほどで回り切る人も少なくありません。

私が「3か月」に設定したのはいくつも理由があります。


仕事をしながら旅をするから

2020年以降、著書を2冊出版しました。ところが2冊目の執筆があまりに進まず、2023年春ごろから徐々に仕事を減らして本の執筆に比重をかけていきました。その初稿が2024年春に書き終わり(長かった…編集さんごめんなさい)、時間に余裕が出ました。
ながーい便秘が解消した解放感たるや(再び編集さんごめんなさい)。日頃の仕事は全部オンラインできるし、「長い旅に出るなら今しかない!」という状況でしたが、毎日2~3時間仕事の時間を確保する前提だと、詰め込み旅行は絶対に破たんする。というわけで、「一つの国に一週間~10日滞在し、9か10の国を回る」と、旅の大枠を設定しました。

ペルー・クスコのホステルでは快適に仕事ができたので延泊しました。

リモート可能と言っても、業務によっては電話や対面での打ち合わせを好むクライアントもいます。そういったことを考慮しても、完全にリモートでこなすならとりあえず3カ月かな、と。

海外旅行保険とプライオリティパス


2つ目の理由は、クレジットカードです。手持ちのクレカについている海外旅行保険の保障期間が出国から3カ月。これ以上長くなるなら保険の別加入を検討しないといけない。

そしてプライオリティパス問題。旅行好きの方ならご存じでしょうが、プライオリティパスを持っていると海外空港で軽食やドリンクが提供され、場所によってはシャワーや仮眠室のあるラウンジを使えます。
乗り継ぎ前提の安い航空券を使うことが多かった私は、プライオリティパスが付帯したクレカを持っているのですが、2020年からのコロナ禍でほとんど使う機会のないまま年会費を払い続けていました。

ガラパゴス諸島、サンクリストバル空港のラウンジ。

ようやく海外に出られるようになって、プライオリティパスの出番だ!と意気込んでいたのに、クレカ発行会社のルール変更で2025年1月から付帯のプライオリティパスではラウンジ利用が年5回に制限されました。

そのニュースを知ったのは2024年夏ごろでしょうか。うー、コロナ禍の数年を取り戻すために、何としても年内に出発してラウンジを使い倒し、2025年早い時期に戻ってこよう。となりました。貧乏性ですみません。

体力、メンタルを考慮

実はこれが「3カ月」とした最も大きな理由かもしれません。
これまでの旅行は最長でも3週間。1カ月以上は未知の世界です。若い頃に比べると体力もメンタルも弱っているので、3カ月が限界かなと感じました。実際、航空券の発券ボタン押すとき、すごいドキドキしました。

私たちは別居婚のため、旅行の間家を空けることになります。賃貸住みなのでその間も家賃が発生します。夫が「1カ月に1回は空気入れ替えに行くよ」と言ってくれましたが、あまり長い間空き家にしたくない。2023年も仕事+プライベートで3週間海外に行ったのですが、家に帰ってきたらエアコンのスイッチ入れっぱなしなことに気づいて、泣きたくなりました。
要するにいろんな意味で自分に自信がなかったのです。

スケジュールの制約

海外に留学中の子どもは、夏休みと冬休みに一時帰国します。その間は日本にいて一緒に過ごしたい。
大学院の講義が6~7月にあるので、その期間は外さざるを得ない。となると、現状、私がしがらみなく動けるのは3月~6月上旬、8月~1月上旬となります。
世界一周旅行を考え始めたのが5月だったので、9月に出発して年内に戻って来れればと考えました(実際は10月中旬にずれましたが)。

10月14日、著書と推しを抱えて出国!

こんなところでしょうか。期間決めは悩むことなく割とすんなりでした。
「世界一周旅行に行こうと思うんだけど」と最初に話したときの夫の反応は、後日書こうと思います。

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