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『俺の家の話』第1話感想

TBS 金曜夜10時の『俺の家の話』観ました。

長瀬さん主演は久しぶり。

戸田さん、永山さん、江口さん、桐谷さん、西田さんと豪華キャスト。脚本が宮藤官九郎さんという、金曜にもってこいの体制。

粗いがまっすぐな役の長瀬さん。体つきにもプロレスラーとして鍛え上げてきた役者魂を感じさせます。

コメディたっちをうまく織り混ぜながら、梨園の家庭と跡継ぎ、家系や流派を継承することの重みと、何より父の余命宣告と介護、さらに、父の再婚と、相続が絡み合うどたばた劇。

ただ、主人公は40才を過ぎてプロレスの引退と、父との同居、介護、能楽の跡取りとしての修行が待ち受ける。

ハチャメチャな展開ではあるものの、主人公は子供の頃真剣に跡継ぎとしての勤めを考えたが、その道を外れ突っ走ってきた。その道がプロレスだった。

プロレスを始めるきっかけも父だった。

父は、能楽一筋で、子供の行事には一切顔を出さずに無口な人だったが、食後や休みの日の夜に、一緒にみたテレビのプロレス番組は声を出して楽しんでいた。主人公の長瀬さんも子供の時のその時間は、父の笑顔がみれる幸せな時間でとても印象に残っていたよう。

プロレスで世界一など取れば、父も喜んでくれるのではないかと考えたのだ。

それから長い月日がたち、家庭も(母は、主人公が若い頃に他界。)様変わり。兄弟は、弟(弁護士)と妹(教師)の三人。
父の再婚相手は、デイサービスで訪問介護してくれていた若い女性(戸田さん)であった。(父は、能楽演技中に倒れて体に麻痺がある。)

先が思いやられるストーリーだが、喜劇のなかに何かほっとする親子愛が、かいま見えるのではないかと期待できる作品です。

今後の期待を込めて、★★(2.8)にしました。

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