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『2代目育成プロジェクトby成功OS』第1話 〜親が子に与えたお花には何の価値も無い!  自力で咲かせてもらうために〜

渋谷明治通り沿いで待っていると、黒い彗星の如く一台の車がこちらに向かってきた。 
ローマ神殿の海神、ネプチューンの三叉の矛トライデントの如くエンブレムを携えている。 
エレガンス、ラグジュアリー、ハイパフォーマンス。
マセラティ(Maserati)のクアトロポルテ(Quattroporte)が僕の眼の前で停車。
 
ドゥドゥドゥドゥドゥ
 
静かなるもただ者では無いことが明らかなエンジン音。      
ハンドルを握ってるのは、マスター長兄ヒロさん。 
左ハンドルなので助手席は道路側。 
内装入れて2,000万円は軽くする高級車。
 
決して、粗相があってはならぬと、2回も右左を確認しながら慎重にドアを開けて
乗り込んでしまうところは。   
普段マレーシアで36万円の中古で購入した車にしか乗ってない、僕の貧乏性が露呈してしまう。
 
僕を乗せたマセラティは、渋谷の街をぐるりと回り込む形で代官山へと向かう。
  
大富豪ファーザーとそのご家族の方々は、日本の北の方の某所に、拠点を構えられているが。 
ファーザーのお孫さんにあたるヒロさんの長女さんが東京都内の有名大学通学されているため。 
ヒロさんは一年の約半分以上を東京の自宅で過ごされている。
  
東京某所の高級住宅街にも億の一軒家を所有され、マセラティなどの高級車と普段乗りのランドクルーザーとアルファードなどを使い分けていらっしゃる。
 
普通・・・
こういう景気の良いお話を聴くと、ファーザーが大富豪だからその2代目も高級住宅や高級車をポンと買い与えてもらえたのでは?  
と庶民的には勘違いしてしがいがちな部分であるが。
 
ファーザー一族の凄いところは、娘ムコにあたるヒロさんが、ご自身の力で稼ぎ出したお金を原資に購入されている。   
10万円の原資からスタート一代で大富豪になられたファーザーの意思が着実に次の代にも継承されているのを感じる部分。
 
さらには、ネット系にあるような、金持ちブランディング用に背伸びして魅せるために無理して調達した、高級住宅や高級車でもなく。
バブって当てた結果手に入れたお金で購入したのでもなく。 
確固たる土台を背景に、あくまでも、ご自身の「ライフスタイル」のためのに、当たり前のように普通に購入している高級住宅や高級車。
   
僕がこうしてブログに記さなければ、決して表沙汰にならなかった部分である。


究極の「継続」とは、次の世代への「継承」

黒いマセラティは、おしゃれな代官山の風景によく似合う。
  
ハイグレードな車がさり気なく並ぶ駐車場に停車した僕たちは、おしゃれカフェに入り、ブレンドコーヒーと3時のおやつを注文。
  
今回ヒロさんからコンサルを受けるメイントピックは、「次世代の育成について」。
 
長兄ヒロさんが、ファーザーの45年間を体系化させたノウハウ『成功シンドロームOS』。 
「シアワセ」の輪郭は人それぞれだけど、家族と自分が常に選択肢を持ち続けられるように。  
修羅として10年、20年・・・と継続的に生き残り続けるための奥義を学び続けている。
  
『成功シンドロームOS』の極意を、理解し続ける中で、最近僕が気づいてしまったこと。
「究極の継続とは、次の世代への継承」 
自らが創業者として、立ち上げたビジネスが、20年、30年と続けられたとしても、次の世代への継承に失敗するとそこで継続は途絶えてしまう。
  
古代中国には次のような言葉が伝えられている。
  
「金持ち3代で潰れ、貧乏は7代続く」
 
通常、どんな金持ちも、その末裔はこのような末路を遂げると言われている。  
初代、奮迅の努力で、荒野を切り開き、耕し、苦労しながらも種を植え、育て、
一面に満開の花を咲かせる。 
しかし、たとえ東京ドーム何個分の沢山のお花を次の世代へと残せたとしても、
花はいずれ枯れる。 
花を残そうとしてもなかなかうまくいかない。(by長兄ヒロ)
 
確かに、2代目というものは通常・・・ 
全て親から受動的に与えてもらったものばかりで、なにひとつ自分の実力で
手に入れたものは無いのに。 
自分の実力で手に入れたと勘違い、自分を基準を置いて妙に偉そうな振る舞いが多く。 
周りの方々から見て、「え?」と普通に思ってしまうような、場合も多いというのは共通の常識。  
かつて栄華を誇った一族も、継承が失敗をしてしまうと、末代が3代も持たずに
普通の貧乏一族に墜落してしまう。
 
・・・これが、世の中の条理。 
その条理を打ち破るためには、一代目、二代目、三代目とまずは三代に渡り、一代目の成功を再現させる力を伝承して行く設計図が必要がある。
  
お花を残すかもしれないが、それ以上にお花の咲かせ方を紡いでいく。 
どのような種を選び、いつ種を植えて育て、どうやってお花を咲かせるか?
 
修羅の領域で、10年以上生き残り続けられる割合は満員の横浜スタジアムに1人。 
20年継続、30年継続と共に、次の世代へと続く継続の概念。 
究極の継続のあり方こそが「継承」である。
 
マスター長兄ヒロさんからのコンサルは、僕自身の20年、30年の「継続」に
必要不可欠な「脳のOS」を構築して行くと共に。   
我が家の2代目に当たる娘たちの「継承」へとステップアップして行く段階。


親が一方的に与えたものは何の価値も無い

僕自身がブロガーとして、セミナーやコンサルの活動を約15年継続して来て分かったこと。
  
それは、「ビジネスで稼ぐ設計図」を学んだとしても。 
そのアプリを動かす、「脳のOS」がダメダメだと、どんなアプリでも正常に可動してくれない。 
つまり、学んだことを実現化できないし、続かない。
   
その証拠に、世の中には、今日においてもノウハウコレクターと呼ばれる方々が
どんどん増え続けて行く。  
その視点で見たときに、僕の娘たちも、根本的なものが欠如してることにリアルに気づいてしまった。
 
その力とは・・・  
自らの意思で目標を設定し狙って目標を達成する力。
  
基準の全てを自分ではなく目標の達成に置き。  
設計図を描き、パッションと共に、設計図通りに邁進する力。
 
これまで僕も、教育という部分では、2人の娘たちにマレーシアのアメリカンスクールに通わせたり、欲しいというものは何でも買ってあげたり。 
親として、お金を使って与えられるものは、何不自由なく与え続けてきた。
 
しかし、親が一方的に与えたものは、何の価値も無いということが分かってしまった。。 
むしろ、植物に水と養分を与えすぎると枯れてしまうように。 
与え過ぎはダメにしてしまう。
     
そこで、義務教育の年齢が終了した長女にも本格的に競争社会に立ち向かってもらうことした。
  
「自ら目標を立てて 狙って勝ち取る経験」を積んでもらうための「大学受験」。
  
ただし、今回の難しいところは、 
孔明パパ:「◯◯大学を目指して 勉強をしなさいね!」  
・・・などと、一方的に強制してはならないこと。 
あくまでも、長女自らの意思で目標を立てなければならないのだ。
 
ただし、設計図の組み立ての部分は、補助輪を付けた自転車の如く、後方支援によって確認を行いながら、自ら強固な設計図を完成してもらう。
   
実は・・・
長兄ヒロさんの身内に、未成年でありながら、完全に『成功シンドロームOS』を
持ち合わせている女学生さんがいると言う。  
『成功シンドロームOS』を体系化された長兄ヒロさん御本人も驚かれるレベルだと。
 
最初のステップは、女学生さんことミスMと長女を引き合わせるところから・・・。

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