大平山。山頂が分かりづらい。まるで隠しステージ。
株取引の格言で「まだはもうなり、もうはまだなり」というのがあって、これは、売り買いのタイミングについて述べたもので、一瞬なんだか「上手いこというなあ」という気がするが、10秒考えると何のアドバイスにもなってない事に気付く。
この日は夕方から台風も来るという。僕としては「もう」行くべきではない。と思ったが、カミさんは、夕方なら「まだ」大丈夫と言う。
山の中で台風に遭遇なんて洒落にならないから、僕は珍しく食い下がって、中止を唱えたが、ジャンプ中毒のカミさんから「諦めたらそこで試合終了」と言われると男の子として逃げられない。
ただ、行先については考慮の余地はある。当初は景信山を予定していたが、台風が南西からやって来ることを考えると。北に行ったほうが時間が稼げる。
9:43東武線で新大平下に到着。東京より70Kmほど北になるなぁ。
この中級者コース。2時間ちょいなら、夕方には家に帰り着いているはずである。
駅前なんもな~い。
夕方台風だけど米は大丈夫か?
大平山まで、道標もしっかりあります。
柿発見。昨日みたキノコを思い出す!
これ前日に黒竜の滝で見たキノコ
へ~ぶどう団地かあ。ただいま旬ですな。夕方からの台風大丈夫かまたしても心配に。
10:29初めての場所は好奇心刺激するので、ウロウロキョロキョロしてしまい、ようやく登山口です。
階段スタート!
拝殿の脇道から山道というのを、なぜかオシャレに感じてしまいます。
10:39土の道が続くかと思えば、いやいや階段です。
なかなか登りごたえありました。
向かう大平山が見えました!
10:49一旦車道にでて、また未舗装の道に。
階段だったり、土の道だったり、足元しっかりしてるので、トレランにはうってつけのコースです。
11:01謙信平到着。逆光だけど、良き眺めです。
謙信平の地名由来ですな。
茶屋が並んでます。カミさんが「帰りここ通らないよね。帰りにここでソフトクリームとお団子食べたいんだけど」というので、周回コースからピストンに変更!
良心的価格設定。競合他社がいるとやはりデフレになるのかな。
11:30大平山神社に入ります。なかなかのスピリチュアル度です。
神社の雰囲気濃厚。荒々しいというより典雅な感じかな。
手水ですね。
11:36社務所です。御朱印お願いしま~す。
拝殿です。ちょうど太鼓の音がドンドンと。祝詞も始まる。招かれている感じがしました。
拝殿正面のお神石。触ってから二礼二拍手一礼。
神様がいっぱいです。「交通安全」これ重要。バイトで運転してますしね。
恵比寿さんに大黒さん。
お~!奥まった所に水神様が。金運だからこれも重要。
足腰の神様。日本武尊って天狗でもあるのね。石も触っとこう。
12:07階段登って奥宮を目指します。
すぐ発見!
12:09奥宮で礼拝。ここが頂上かと思いきや、標識も三角点もないから違うみたい。
12:17奥宮からちょっと先の小高い所。ケルンがあるけど、なんもないからここも頂上ではないようです。
12:22晃石山方面に進むとこの標識。富士浅間ってあるから、ここが頂上っぽい。
石の鳥居が倒れたようです。
なかなかの急斜面
ここが富士浅間神社。頂上の標識探してみます。お社の左の踏み跡を辿って奥へ回り込みます。
12:29あったよ~。これフツーわからんわぁ。
12:55大平山神社まで戻ってきました。
13:18茶屋でカミさんがソフトクリーム注文したので、僕は持ってきたおにぎりをコソッとパクつきました。炭水化物はええのう。
14:17帰り道に庚申塚をみつけました。
昔、60日毎にある庚申の夜には、体内の三尸虫が人間の悪事を神様に報告しに行くから、寝ないで庚申塚に集まってたというヤツ。現代は悪事するとネット上で晒されます。
14:50新大平下駅到着。これで夕方には家に着くと。
今回の大平山は、山遊びというより、巡礼みたいになっちゃいましたが、運動強度もそこそこありましたよ。
晃石山や馬不入山まで縦走すれば、楽しいはずです。茶屋が大平山にあるから、もうちょい涼しくなってから、JR岩舟からスタートして、大平山に降りてくる逆コースでやってみようと思いました。
それにしても最後まで天気は崩れずラッキー。今回はカミさんの「まだ」が正解でした。