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見て良い山は登っても良し。2019/12/28三俣山
特徴的な形の山を見れば、登ってみたくなる。くじゅう連山の中で、一際僕の目を惹いたのが三俣山だ。
これは大船山への途中で見た三俣山
これは久住山への途中で見た三俣山。
カッチョいいとは思いませんか?この凹凸のある山頂。それを稜線歩きのようにぐるっと周回できるのかな?と思って、調べてみるとできるらしい。
コースとしてはこんな感じ、出発は長者原だ。もうちょい牧の戸方面まで車で行き、大曲という所からが近そうだが、駐車できる車の台数が少ないとこことで、長者原を選んだ。
前の晩が忘年会で夜中12時帰宅。5時間寝て、長者原に7時半到着。
手前のは指山かな。あそこも近々行こうと思ってます。
平治号って犬がいるのね。平治岳が先か平治号が先か調べてみました。
平治(へいじ、生年不明 - 1988年8月3日)は、日本の大分県・九重連山周辺に住んでいたイヌである。メスの秋田犬とされる。同地の登山客に従って山に登ることで親しまれ、時に遭難のおそれのある者を救助したとも伝えられ、警察犬や盲導犬のような公的認定を受けた使役犬ではないが、「山のガイド犬」または単に「ガイド犬」として知られた。後に映画の題材にもされた。
(中略)
あるとき平治岳(ひじだけ)へ修学旅行に来た中学生らのガイドを頼まれた彼は、近くに居た例の犬に声を掛けたところ犬が中学生らを先導するかのように歩いたのを見て、この犬を「ガイド犬」として訓練することを思いついた。このとき彼は、登っていた山の名前から犬に「平治」(へいじ)と名づけた。
出典元:Wikipedia「平治」
なるほどね。でも女の子に「平治」ってどうかなぁ。アルプスの少女的な?
さて登山開始。川は筑後川の源流だそうです。
舗装道をまっすぐ。車でもイケることが後にわかりました。
途中。つららを撮ろうとして滑ってコケる。靴水没。まあ、いづれ濡れるし、この高度と気温なら凍傷もないから、不快を我慢するだけ。
ちょっと近づいてきました。
本格的登山道に。まず、すがもり越を目指します。これ表記がひらがなだったり、漢字(諏蛾守越)だったりバラバラで、最初は別の場所かと思った。
ほらね。
さあて、迫ってました。くじゅう連山の良さは、この目的地が迫ってくる感覚です。見通しがきかない森の中を抜けるのではないからね。
休憩禁止ポイント。この上の方は星生山かなぁ。
この先の硫黄山は立ち入り禁止。噴火の際は火砕流止めるダムなのかな。ここを渡る。
岩ゴロゴロゾーン。広いし絶壁でもないですが、捻挫でもしないように、足元注意だから歩くペースもスローダウン。
さあて、いよいよ近くなった!
霜が深い。溶けたら泥道になって滑りそう。午前中には帰りたい。
取り付きました!
突入開始!
見た目以上に、まあまあ急な斜面をグイグイ登って。
まず、西峰。
西峰の先にある原っぱを抜けます。気持ちいい!
分岐到達。本峰からぐるっと回るのです。
本峰。ここまでは良いけど、こっからが本番なのです。
結構な崖を下るのです。霜もあって滑りやすく疲れます。念のためアイゼンも装着してます。
下ってほっとするのも束の間。激しい登りに入ります。ここはかなり急斜面。
急斜面を滑るのにビビりながら、北峰制覇!怖かった!
この稜線をぐるっと回り込んで南峰へ。正面先にあるのは大船山です。
霧氷抜けて
岩登り。
南峰到達!
硫黄山の噴煙。朝より激しくなっとる。
また下って。
また登る。
Ⅳ峰。これで全制覇だ!
霜もまだ溶けず。でも下ると結構滑るなぁ。
行きはスルーした噴石ガードの避難小屋。
燃料補給。今日はスピード重視のため、軽装なのであります。
飛ばして降ります。なんで急いでるかというと、この日の夜、東京帰るため飛行機に乗らなければならないのです。
山の白さも午後には霧氷が溶けて薄く。あれを全部登ったと思うと感無量。
途中の沢で泥だらけの靴とストック洗う。
13時下山。1時間半で帰れば、洗濯掃除やることやっても飛行機には間に合いそう。
ところで、今回はヤマレコを使ってみました。これまでは地図だけは使ったりしてましたが、スマホバッテリー持ちの問題で、GPS追跡は利用してなかったんですよね。今回は飛行機の時間があり遅刻が許されない場面でしたので、初めて利用したのです。
三俣山周回は、体力的にも技術的にも、自分にピッタリでした。積雪時でも本峰までだったら行けそうだし。次は坊がつるの方まで抜けて、長者原の木道あるいてみたいなぁ。