戦場ヶ原は「なんとかの戦い」が行なわれた場所ではありません
「戦場ヶ原」と聞くと落ち武者の亡霊でも出てきそうなイメージももつ人もいるかもしれませんが、山の神様が争った場所という伝説があるだけで、歴史的な戦場ではありません。
とにかく、めちゃめちゃ自然が美しい場所で、日光まできたら、ここに来ないのは、勿体ないと思います。
日光からバスで中禅寺温泉へ、ここにインフォメーションセンターがあって、ハイキングマップを貰えます。
「最近熊目撃情報が多いので、鈴も置いてます」とスタッフに言われましたが。当然持ってます。
中禅寺温泉からスタート地点「竜頭の滝」バス停へ。入口入って階段を上がって土産物屋の先には、
「ああ滝ね」綺麗ですが、色々な滝見すぎたせいで、ふーん。レベル。それから滝の脇にある階段を登って、滝の流れを遡上するようにハイキングコースが始まります。
滝の流れは「湯川」といって、湯ノ湖から中禅寺湖へと注いでいます。この川がめちゃめちゃ綺麗。
渓谷ハイキングは、足元のはるか下に沢がある道を歩く事も多いのですが、ここは、ほぼずっと沢沿いを歩きます。
ちなみにここら辺の標高は
大岳山よりもずっと高いぞ。因みに高尾山599m
緩やかな流れにも趣きがあります。ゆったりと歩いて、赤沼からの分岐を越えると「戦場ヶ原」突入です。
戦場ヶ原は湿地帯なので、土の道から、しっかりとした木道のコースに。
ここを抜けると視界が開けます。
男体山ドーン!
ホシザキシモツケの群落です。あ~花に寄った写真撮るの忘れた。
絶景にただただ「スゲー、スゲー」と言うだけで、言葉が出てこない。そんな感じで歩くこと1時間足らずで戦場ヶ原北端、泉門池。
ここから湯滝を目指しますが、この道もいい!
釣り人もチラホラ。
戦場ヶ原で十分満喫したし、滝は色々見てきたので湯滝には大して期待してませんでしたが、
この滝ハンパねぇ!観瀑台が滝壺直下なので、同じく奥日光で有名な華厳の滝より圧巻かも。
茶店でひと休みした後、つづら折りを登って滝の上に。まあ、ここが一番「登りだなぁ」と感じるところかな。
滝の上。そして、湯ノ湖。
なんか、硫黄の香りが漂ってたんですが、湖が温泉ってわけではありませんでした。ゴールは湯元温泉のバス停。バス停の横の建物見ると、
高尾山の極楽湯、サウナとか色々あるけど¥1000します。
安くね?ただ日帰り入浴は時間とかあるからなぁ。
とりあえず聞きに行ってみると「あんまり長湯しなきゃ大丈夫ですよ」とアバウトな回答。じゃあお言葉に甘えて。
お~。ホンモノじゃい。
硫黄の香りとエメラルドグリーンの湯、最高でございました。
こうして、バスで日光へ。満喫満喫。
竜頭の滝バス停から13時ちょっと前で、帰りのバスが湯元温泉発18:25。
途中お湯沸かしてご飯食べたりもして、かなりのスローペース。いつもなら2時間くらいだと思います。そんだけ景色に見とれてたんだよね。
帰りのバスの中で、みんなのスマホがキュンキュン鳴り出し、ざわめきが!「緊急地震速報です」
バスに乗ってるのは、ほぼみんな外国人で、訳が分からぬ模様。大切な事に限ってマルチリンガル対応しないのね。さすが日本。
カミさんが「アースクエイクだけど問題ない」と声を上げて英語で説明。バスの空気が和みました。
カッケー!
いつか行こうと思って先延ばしにしてましたけど、以前、東照宮まで行っといて、ここに来なかったって、勿体ない事してたなぁ。
ともかく「戦場ヶ原」はハイキング初心者でも楽しめるし、目の肥えたハイカーならば、小田代の方や軽登山と組み合わせても良かろうし、かなり良いエリアです。
まあ、でも日光。次は男体山だな。今回「こっち来い」と、呼ばれとるような気がした。
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