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行ってはいけないところは、やっぱり行ってはいけない。傘杉峠~黒山三滝

カミさんが今年最後の滝めぐりがしたいとのことで、黒山三滝へ行く事になりました。越生駅からバスで行けば徒歩10分なんですが、それでは物足りないので、吾野から山越えて向かう事に。

10:08西武秩父線吾野駅到着。駅前でアンケートとっていた、市の観光課嘱託とおぼしきお爺さんに「台風で道大丈夫ですかねぇ?」と尋ねると「子の権現は荒れてますが黒山三滝なら大丈夫とのこと」

10:30出発!改札出て目の前に茶店という。トイレやら一服やらで、ちょい時間使いました。

顔振峠方向へGo!

台風19号から1週間。この前の日も雨で、川濁ってます。

ホタルかぁ。やっぱ、水キレイなんだなぁ。田舎の住宅街を抜けて山の方へ

こんな感じの舗装された道

11:09登山道開始。といっても、水ジャバジャバ上から流れてきてて、プチ沢登り状態。

道も微妙に踏み跡少なく、一抹の不安が。

11:38開けた所で小休止。眺め良し!

丸太が良い高さだ!

お地蔵さん!

関東ふれあいの道。登山道の国道みたいなメジャールートです。

12:00二重の塔。休憩のんびりしたので、ちょっと時間かかっちゃいました。

摩利支天。確かインドでは、暁の女神ウシャスだよね。

12:05顔振峠。ゆっくり登ったのでまだまだ元気いっぱい。

大きな茶屋が二軒。爺婆たちでそこそこ賑わっています。

ここからグリーンラインというルートで傘杉峠に向かいます。車も通れます。

12:30登山道再突入。車道歩いても行けるけど、それじゃつまんない。

12:43大峰。622m。まあ、小峰って感じ。

12:55傘杉峠到着。黒山方面通行止め!え~。駅で聞いた話と違うじゃん。

とりあえずメシ!また炭水化物まみれの「貧乏セット」

13:40突入。カミさんが「とりあえず行けるとこまで行ってみよう」というので、通行止め越えました。道の中央はえぐれていて、歩きにくいけど、問題はない。

倒木。といっても、なんちゃってだね。跨いで先に進みます。

岩場とかちょっと滑りやすいけど、このくらいは平気。

倒木。そして崩れとる。

14:13土砂崩れ現場!完全に道が崩れて下の沢に落ちてました。まあ、退却かなぁ。と思ったけど「踏み跡がある!」ということは、先に進んだ人がいるということです。おそらく、ここから滝までは1kmほど、カミさんに「どうする?」と聞くと「行ける!」だって。

土砂崩れを慎重にわたって、もう大丈夫と思いきや、倒木で前進不可のため迂回。踏み跡が藪へと続いてる。

道無き道の、微かな踏み跡を辿って藪漕ぎです。奥多摩で、何度か道迷いした事があるので「コレはヤバい!」と引き返そうと思いましたが、結構な斜面を降りたようで、登るのが難しい。むしろよく降りれたなぁ。
カミさんはアドレナリンが出て、苦手なはずの急斜面に恐怖を感じない模様。

14:50何とか登山道に戻りましたが、また道がない!

沢横断です。多分橋が流されたんだなぁ。

15:08道標発見!もうちょいなので、多分もうセーフティーゾーンかな。

あっ。そんなことない。

15:23橋が流れてる。えいやと沢に降りました。渡って、土壁をよじ登る。そして後から来たカミさんに片手を伸ばし「ファイト~!」と叫んで引き上げると、ちゃんと「いっぱ~つ!」と返してくれました。

15:33男滝、女滝到着。標準タイムだと40分くらいですが、二時間近くかかりました。

滝としては、まあ、滝っすね。無事に着いた安堵感の方が大きくて。

バス停へと車道を歩きます。

15:53奥が天狗滝。観瀑ルートは完全崩壊。

沢の石が赤い。チャートなんだと思う。

もうちょいコンディション良い日に来たかったなぁ。

いやあ。ホントにお疲れ様でした。ツーリングの人達が群れてると思ったが、仲間一人のJAF待ちだった模様。良い仲間だ。

16:20バス停到着。久しぶりのアドベンチャーで、普段使わない筋肉を使い、精神的にも疲れました。僕一人ならともかく、カミさんもだし、迂回の藪漕ぎは、全身の感覚を集中させて、ルートファインデンクしなきゃいけなかった。

17:04バスで20分くらい。東武線で池袋へ~。

傘杉峠~黒山三滝は、多分しばらく通行止めだと思います。あれを復旧させるには時間かかる。
おそらく、元々は沢をジグザグに橋を渡りながら滝を目指すルートのはずが、橋が一個もなくて、左岸をずっと下った感じです。当然道なんてありません。藪漕ぎ慣れている人ならともかく、フツーのハイカーでは無理です。

黒山三滝は、当面、越生からバスの一択。

通行止めはやはり行っちゃダメと反省。でもアドレナリン出たなぁ。

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