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2020/6/27丹沢山。死んだら負けなら生き物はみんな負け組

今日は朝から防災無線で緊急地震速報の音が流れてびっくり。もちろん家のスマホやガラケーがキュインキュインと鳴れば、猫様たちもドタバタ走り回るので、寝ていられるはずもなし。
九州は大雨で洪水らしいし、自然の脅威のみならず、生きていれば様々なリスクを背負うわけで、安全のために行動しなくても「じっとしている」リスクというものまであって、結局正解って結果論でしかないのよね。

そんな結果論から導き出された経験則に「丹沢塔ノ岳の大倉尾根を4時間で登れたら日本のたいていの山は体力的には登れる」というものがあります。
大倉〜塔ノ岳の標高差は1200m。これを4時間で登るということは、毎時300mを4時間継続できる脚力があるということで、日本の登山道の平均傾斜がそのくらいなんですね。日本アルプスで400〜450m。

なので、一応理にかなっており、大倉尾根は山登りのトレーニング場所としても有名なコース。

大倉登山口へのアクセスは小田急渋沢駅。

バスで20分ほどで目的地です。

ビジターセンターには熊の剥製とかあって、なかなか興味深いのですが今回はパス。ちょっと遅めの9:40スタートです。

紫陽花も見事!

かつて丹沢クリステルがいた場所。

最初は舗装路です。

ここから6.4km登り一色になります。

石畳になり。

本格的登山道に。

最初の茶屋です。

序盤はウォーミングアップでじっくり。ここで調子にのってるとバテます。

二番目の茶屋。ここからが本番。そして斜度も上がります。

気合いを入れるため30秒座って力水を。登りの休憩はこれだけ。

階段はあるけど、えげつない登り。斜度というより長い!

ちょこっとフラットな木道とかもあるにはありまして、そこで息を整えます。

霧も出てきました。蒸すけど直射日光よりは全然マシ。身体が楽になった分ペースアップ。

駒止茶屋。もう汗だく。

一瞬下って少し登ると、

人気の茶屋「堀山の家」ここに来て登頂せず帰るだけの人もいます。

グイグイ登りましょう。

戸沢の分岐。天神尾根からの合流ポイントです。あと1.8km。ここからが一番キツい箇所。

ペースが落ち気味の方も増えていきます。

足元に石ゴロゴロ。

ちょこっとザレてるので、下りが滑りやすく。ここを越えたら。

鬼の階段エリア。

長い長い階段を登ると花立山荘。ここまでくればあと少し。

視界も開け雲の向こうに塔ノ岳捉えました!

ビミョーに富士山みえません。とりあえず3時間キレそうなので、ペースを落とし脚を溜めます。今日は塔ノ岳の先にある丹沢山が目的地なので。

「金冷やし」その名の通り、ホントはアソコが縮み上がる場所で、確かに少し痩せた尾根なんですが、木々があるのであんまり怖くない。

12:36登頂!なんとか3時間はキレました。ホントに早い人はこの半分の時間で登れるのよねぇ。

ここから丹沢山はアップダウンがあって、楽しいボーナスステージ。

階段新しくなってる!塔ノ岳で帰ることが多いので気づきませんでした。ここをまず下る。

2年くらい前はボロくて足場悪かったけど、新品で歩きやすい!

もちろん登りもあって。

気持ちの良いフラットな道もあり。

行く先が見えるって、これが縦走の楽しさ!

バイケイソウ。根に強烈な毒が。

天気も良くなってきました!

まだビミョーに富士山見えず。今日は見れるのか。

登頂!見晴らしは特に良いわけではないのですが。

ここが百名山なのであります。

そして、このみやま山荘は食事も美味しくて人気のある山小屋。いつか一泊して丹沢主脈を縦走したいものです。

帰りま〜す。

オタカラコウかな。葉がデカい。

目を上げると富士山見えた!

塔ノ岳戻りました。水場へ降りてランチです。

冷たくて最高!

久しぶりお湯沸かします。最近は軽装備が多くて。一時間しっかりと休息。

塔ノ岳に戻り。

一気に下ること2時間。

無事下山。いつもなら一時間半くらいで降りるのですが、丹沢山まで脚を伸ばすと。やはり消耗しますね。

しっかりランチしたので、こんなもんですかね。

ボレロにのせて今回の動画も作りましたよ。

渋沢駅の歩道橋から夕暮れの富士山。今日は曇りで見れないかなぁ。と思いきやの素晴らしい眺めでした。

大倉尾根は通称バカ尾根。だいぶ上までいかないと富士山を眺めるビューポイントもなく、森の中をバカみたいに登るだけ。危険箇所がないからバカでも登れる。そういう意味合いで、ヤビツ峠からの「表銀座」と言われる縦走コースに比べると地味なんですが、アクセスの良さとわかりやすさで、自分の脚力の目安にできる優れたコースです。
塔ノ岳から丹沢山は、見晴らしも良く、起伏も楽しい縦走の醍醐味が満載。

やっぱり丹沢ええわぁ。なんだか雨続きですが、8月からの九州までにもう一回登りたいなぁ。と。

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