ローザンヌでの家探しについて ~己の大失敗を振り返る~
こんにちは
今回は昨日に関連する話として、どうやってローザンヌで家を探すのか、実際に私が経験した失敗談にも触れながらご紹介します。
家探しの方法
留学先で滞在先を探す場合、大きく分けて4つの方法があると思っています。
①前年度の同じプログラムの参加者から家を引き継ぐ
②大学が運営しているサイト経由で探す
③現地の不動産会社を活用する
④その他
実体験として、それぞれ私が思うメリットデメリットがあるので、それをご紹介していきます。
①前年度の参加者から引き継ぐ
もし可能なのであれば、もっとも安全かつリーズナブルな方法がこれです。立地的にもコスト的にも無理がないことが保証されていますし、場合によっては家具家電を安値で買い取ることもでき、それによって初期投資の費用を極力抑えることが可能です。
一方デメリットとしては、前年度の参加者を見つけることが難しいことと、たとえ見つけたとして、同様のことを考えている人は多数いるため、競争率が非常に高いことでしょうか。
②大学が運営しているサイト経由で探す
こちらも①同様、安全かつコスト的にも抑えられる可能性が高いです。ただしデメリットも①と同様に非常に競争率が高いことが考えらえます。実際ローザンヌでは需要(約4000人)に対し供給(約1500人分)が全く見合ってないらしく、タイミングが合わなければ理想的な場所を見つけることは困難になることが予想できます。
③現地の不動産会社を活用する
第3の選択肢として、自ら現地の不動産会社に連絡して物件を探すのも一つの手だと思います。もしかしたら掘り出し物の物件が見つかる可能性もあります。ただし、多くの場合家具家電等が備え付きではなく、自分で1から買わなくてはいけないことはデメリットかと思います。加えて、契約の際にスイス在住の保証人、もしくはスイスでの収入証明が必要であることがほとんであるため、留学生にとって条件が良い物件に出会う可能性は低いと思います。
④その他
それ以外の方法としてはFacebook等SNSを活用して、物件を探したりルームシェアするための人を募集したりすることもできます。実際、Facebook内で土地名+house, homeとかで検索すればそれっぽいグループがたくさん出てくるかと思います。ただしこの方法は詐欺にあう可能性が高いので注意が必要です。非常に理想的な条件を盾に払い金を要求、出張や旅行を理由に面談や内見を拒否してきた場合はほぼ100%詐欺だと思ってもらった方がよいです。
またAirbnbを活用することも可能ですが、基本的には値段が割高であるうえ、各種証明書に記載する住所としては認められない可能性が高いです。あくまでも正式な家を見つけるまでの繋として考えておくぐらいが良いと思います。
失敗談
上記が基本的な4つの方法になるわけですが、私はこのプロセスにおいて大失敗をしました。当初は①の方法で物件を模索、1か月かけて何とかAISTSのスタッフ経由で前年の参加者を紹介してもらい物件を引き継ぐことに、決して安かったわけではありませんが(1050CHF)、まあ許容範囲内ということもあり一安心しておりました。
やらかしに気づいたのはそのおよそ1月後、物件を管理している大家から連絡があり、『前払い金が支払われてないけど?』とのこと。慌てて契約書を確認すると契約金として1月分の家賃を前もって支払うことになっていました。「忘れてた、今すぐ支払うから!」と素直に返信したところ、「毎月君のためにリマインドはできない、契約は破棄で」と衝撃のメールが返ってきました。
ここで初めて事態のやばさに気が付いた私は慌てて大家に電話をしましたが、全く取り合ってもらえず。(まあ100対0でこちらに非があるので仕方ないことではありますが)留学1月前にして家が決まっていないという状態に
陥りました。
そこからが大変で、探し始めてから既に2か月ほどが経過しており多くの物件が予約でいっぱいでした。当初見立てていた予算からだいぶ引き上げても、保証人なし、収入なしで貸してくれる物件を見つけるのは容易なことではなく、その当時は本当に憂うつな日々を過ごしました。危うく詐欺にあいそうになったこともありました。せめて契約書がフランス語でなかったら、と何度思ったことか。笑
結局、値段の高さから真っ先に選択肢から除外していたローザンヌ唯一の日本人が運営する不動産会社に泣きつき現在に至ります。家賃は円安の影響もあり、家探し当初に希望していた金額の1.5倍ほどとなり、私の財布は空も同然、人生史上一番の貧乏生活を強いられております。
このような事態にならないように、皆さんも海外にて家探しをする際は、できるだけ早めに、ネットワークを活用して、かつ常に詐欺の可能性を考慮しながら活動してください。
そして何より、契約書はよく読みましょう。
本日は以上です。
それではまた。
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