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なぜ留学を決断したのか

本日は自己紹介の続きということで、なぜ30歳を過ぎて留学を決断したのかということについてお話したいと思います。

結論から申し上げてしまうと

サッカー業界に転職したかったけど、どうすればいいのかわからなかったからです。


自分で書いていても実に馬鹿っぽい理由ですが、これが事実なのでこう書くほかありません。

元々JFAやJクラブなどサッカー業界で働くことを夢見て早稲田のスポーツ科学部に進学したものの、調べてみたらJFAに新卒で入る方法はなく(現在はわかりませんが)、Jクラブに新卒入社した場合の給料は、例えば大企業に就職できた場合と比べてかなり低いということがわかりました。加えてOB訪問などを通じてスポーツ業界で何か大きなことを成し得たいのであれば、他の業界を経験してから転職した方が良いという結論に至り、J&Jに営業として就職する決断をしました。ちなみに、そんなフワフワした状態で就活をしていたので当時はあらゆる業界の大企業に応募をしては、お祈りメールを貰うということを繰り返してました。内定を貰えたのはJ&Jのみ、決断したなどとかっこよく表現しましたが実質選択肢はありませんでした。

そんなこんなで入社してから約5年が経過し、そろそろサッカー業界に転職しようと思い立ち転職サイトに登録して初めて悲しい現実に直面します。
それは
人材として自分は非常に弱い(需要がない)
ということ。そしてそれ以上に
サッカー業界というものについて自分は何も知らない
ということです。

営業経験があるといっても医療業界(営業成績も平々凡々)、何か秀でたソフトスキルがあるわけでもなし、国際経験なし、当然英語は中学生レベル(もしくはそれ以下)。こんな人材をそれこそ人気がありそうなJFAが魅力的に感じるとは到底思えませんでした。そして何よりも、自分がどの分野でどんな仕事をしたいのか、明確なイメージを持つことが全くできませんでした。

今考えればもっと早くに気づけよという話ですが。ようやっとその現実に気がつき、そしてそんな中で次なる選択肢として浮上したのが海外のスポーツ、もしくはサッカービジネスを専門とした大学院への留学です。とある友人からアドバイスを貰い留学について調べ始めたのですが、もし留学を実現できたならサッカー業界にどのような職種があるのか、自分が何がやりたいのか、そのために求められるスキルは何なのか、理解できるのではないかと考えたわけです。加えて自分に不足している国際経験(英語力)、スポーツ業界における経験などの向上も見込める。また、留学を通じてどこかいいところに就職できるようなコネを作れるかも、と甘いことを期待していた面もあります。いづれにしても、自分とサッカー業界を繋ぐ架け橋として、留学というのは一番理想的な選択肢に感じました。

そういうわけで留学を実現するために仕事をほっぽり出して英語の勉強をスタートし、実際に約2年後に最初の目標に到達することができました。

ただ、現在留学がスタートしてから約10か月が経過し、その結果として自分の目標となるキャリアが明確になっているかというと、決してそういうわけではありません。笑

話を聞けば聞くほど多くの組織、職種にそれぞれ魅力を感じますし、今後何がしたいの?という質問に対しては日々答えが変わっています。ただそれでも留学という決断に関しては全く後悔をしていませんし、むしろ此処にこれて本当に良かったと感じる瞬間に多く出会えています。これからはどんな時にそう感じたのか、折に触れて紹介していきたいと思っています。

長くなってしまったので今日はこれくらいにしたいと思います。明日は数あるスポーツを専門とする大学院の中でなぜAISTSを選択したのか、という理由についてお話したいと思いますので、引き続き読んでいただけると嬉しいです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それではまた。

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