AISTS 訪問編 ♯8 FIM&FIBA
こんにちは
今回は昨日に引き続きAISTSのプログラム内にて訪問したスポーツ組織についてご紹介していきます。
FIM & FIBA訪問
プログラム終了も差し掛かった5月の第2週は、そのほとんどが課外授業となっており、昨日ご紹介したUN訪問の翌日は、ローザンヌ近郊に拠点を置く2つのスポーツ組織への訪問が組まれていました。
FIMとは?
まず午前中に訪問したのがFIM (Federation Internationale de Motocyclisme) 、国際モーターサイクリズム連盟です。文字通りモーターサイクルスポーツと関連する競技の規定やルールを策定し、国際的なモーターサイクル競技イベントを統括・認定している組織で、モトクロス、ロードレース、エンデューロ、トライアル、スーパーバイク、スピードウェイ、エンデューロ、フリースタイルモトクロスなど多くの競技を扱っています。
いつも通り、一通りオフィス内を見学させてもらった後は、彼らからのプレゼンを受けます。午前中の2時間ほどしか用意されていなかったので、あまり多くの話題について話を聞くことはできませんでしたが、彼らが今取り組んでいる活動については非常に興味深かったです。
中でも、排気ガスによる環境問題など、今やどこに行っても出てくるサステイナビリティに関する風潮は彼らにとってはかなりの逆風となっているようで、環境にやさしいバイクの開発と、それに合わせた新しいコンペティションの発展に腐心しているように感じました。競技性とサステイナビリティをいかに両立するのか、これからも注目していきたいですね。
FIBAとは?
FIMからのプレゼンを聞き終えたら、FIBAに移動します。FIBAとは国際バスケットボール連盟のことで、なんとFIMのすぐ隣に事務所を構えていました。だから1日に2施設訪問なんて無茶なことができたわけですね。
ただオフィスの大きさはFIMのそれとは比べ物にならないくらい大きく綺麗で、スポーツとしての人気度の違いが如実に表れているようでした。
オフィス内にはミュージアムもあり、過去のオリンピックで象徴的だったシーンのモニュメントや写真、選手たちなどのシューズなど、数多くの展示を楽しむことができました。
写真を撮り忘れてしまいましたが施設内には最近オリンピック競技となり勢いのある3x3用のコートもあり、年に数回は大会なども実際に開かれているそうです。
FIM同様、施設見学の後、彼らの活動内容について説明をウケましたが、こちらはワールドカップが目前に迫っていることもあり、今後のFIBAの人気や放映権をいかに拡大していくか、という観点から説明を聞くことができました。
個人的にも野球やサッカーなど他のメジャースポーツと比較して少人数で試合が可能で、かつ施設面に関しても最悪一つのゴールがあれば問題ないので、色んな地域で今後発展していくのではないかなと思っています。より少人数で開催可能な3x3なんかは今後少子化でチームの作成が難しい日本においても勢いを増していきそうな気がしています。
バスケットボールといえばNBAが一番人気であり、その風潮は今後暫く変わることはないと思いますが、国際試合を管轄しているのはFIBAであり、今後彼らがどのようにバスケットボールを盛り上げていくのか、3x3の行く末を含めて注目していきたいと思います。
また、今月の終わりからはワールドカップが開催されますので、NBAとの違いを含めて、彼らがどんなことを仕掛けてくるのか、そちらも楽しみにしていきたいですね。
今回は以上になります、それではまた。