フランスで高校生をやり直したくなった話
なんと・・・
昨日書いた記事を、間違って編集してしまい
記事が消えてしまいました😢
息子が9月に進学予定の高校の
オープンキャンパスで感じたことを記した
私にとっては記録のような記事だったので
削除してしまうのが悲しく・・・
同じ記事はもう書けないのですが
ちょっと再編集して記しておこうと思います。
🍀 🍀 🍀 🍀 🍀
この時期、フランスは9月からの新学期に合わせて
学校のオープンキャンパスがあります。
フランス語ではPOと言って Porte Ouverte つまり
「開かれたドア」
誰でも来てくださいね、というイベントです。
息子は地元の普通高校に行く予定ですが、
こちらには高校入試はありません。
中学卒業試験のBrevetと呼ばれる全国一斉試験、
つまり国家試験があり
それに合格すれば高校進学が可能です。
フランスの高校の印象は、「なんて自由なんだ!」
ということ。
私は日本で、中高一貫の女子校に通っていたこともあり
今思うと12歳から18歳まで
同じ校則の元に縛られていたことを思うと
あれは不自然なことだったのじゃないか・・・と思いました。
小学校を出てすぐの人間と、成人する直前の人間。
6年って大きいですけれど、子どもの6年はさらに大きい!
自由ってなんだろう?
それはきっと、「責任を持つこと」
段階を追って大人扱いをしてくれるフランスで
自分と社会に対する責任を訓練してゆく高校生活。
ルールはしっかり守れるけれど、
責任感に欠けた20代を過ごした自分をかえりみながら、
「あぁここで高校生やり直してみたい!」
という気持ちになってしまった私です。
🍀 🍀 🍀
そしてもうひとつ感じたこと。
それは、選択科目の選び方について。
日本での科目を選ぶ目的は「大学入試試験」のため。
世界史で行くのか、日本史で行くのか。
フランスの選択科目は、もう少し先を見ています。
つまり高校で選択したものが、
そのまま大学などの高等教育機関で
自分の選ぶ学科や専攻にそのまま影響する。
つまり、手段ではなく、目的に焦点が当たっています。
これ、とっても大切なことなんです。
どこに行きたいかわからないままだと
最初の一歩をどっちに踏み出してよいか迷いますね。
ただ、高校生だと15歳で自分の将来を見据えるというのは
なかなかきついことだとは思います。
選択授業のひとつである、化学の先生たちが
教室で実験のデモを行って下さいました。
ビーカーや試験管の並ぶ独特の匂い。
見せてくれた実験があまりにも面白くて
私、多分目をキラッキラに輝かせて
見ていたのだと思われます。
「高校生やり直したい!」
という気持ちはダダ漏れだったようで
「いかがでしたか?」の質問に
「楽しすぎました!」と1番に回答した私は、
化学の先生陣から
「こうして親御さんが一番楽しまれて帰るケース、毎年見る光景です」と
笑われる始末💦
でもこんな先生方のいる高校に進学できることを
とても嬉しく感じたオープンキャンパス体験となりました。
もっと自由に。
自分のミッションに繋がる
さらに先の目標を明確に。
高校生はやり直せなくとも
今の自分からどんなことだって
スタートしていけばいい。
そんな大切なメッセージを受け取ったのでした。
🍀 🍀 🍀 🍀 🍀
今日も最後まで読んでいただきまして
ありがとうございました。
「世界はいつも自分から」
Sanakcocoヒプノの世界へ、ようこそ。
🍀 🍀 🍀 🍀 🍀