劇場型単独公演で受け取ったものは(主謀者翔馬様の好きなところ④)
どれだけステージが広く会場が大きくなろうと、輝く貴方にとってはいかにも窮屈そうに思う。
多彩な表情と身のこなしで縦横無尽に駆け抜ける姿から迸る圧倒的な魅力。
冒頭から既に、か弱き声の演説でさえも心を掴み離さない歌唱と台詞から発せられる独特な波形。
マイクを外したとしても観客にリフレインを任せても同じ質量で届く確かな存在感。
常々不思議な声だと思う。
美麗な容貌とプリズムの声、だけではない特異な程の緊迫感とエネルギーが目に見えるまで溢れた舞台だった。
物語の鍵を握る街の権力者たる説得力のある進行と、艶やかで隙のない彩りを添えるダンサーの妖艶な毒気。
耳馴染みのある既存曲でさえも特別な緊張感を孕み、思わず息を飲む。
夢を見ている、、?
浮遊感と違和感。一瞬の混乱の意味はすぐには分からなかった。
それは、現実に存在するはずの主謀者翔馬が同時に劇中に存在するということ。
民衆をかき立てる演説。その姿は最早、お芝居の役では収まらない本物の主謀者翔馬そのものだった。
物語を通して語られる迷いと葛藤、そして覚醒からの確信。
舞台上の演出とは思えない迫力に、いかに彼が主謀者翔馬であらんとするかという覚悟を見た。
成すべき事を成す
確固たる己の姿勢を守り貫く信念
未だ聴衆の少ない場面に赴き理想を伝え続ける勇気
そして、賛同する者は決して置き去りにしない
民衆を文字通り扇動し先導する勇姿。変革を続ける主謀者翔馬様からはこの先ももう目が離せないのだろう。
腹を括ろう。死なば諸共。
クイズ:
主謀者翔馬様を語る上で必要不可欠であるが故に文中で敢えて使わなかった言葉があります。
なーんだ?