「魔女の中の魔女を探して」。謎の依頼を受けて乗り込んだバス。ここにいるのは魔女と自分だけ。
「イノセントW」 楠桂 全3巻
PAKU★★☆☆☆ POKU★★★★☆ BLACK★☆☆☆☆
魔女狩りの話。妙な依頼を受けて山中にほっぽり出された主人公が、魔女とそれを狩るハンターとの戦いに巻き込まれていく。
全3巻という冊数の少なさと、作家の力量もあって、話の展開はとても早い。息をつくまもない。ラストは納得のいく展開だが、果たしてそれを考える暇があったか否かも怪しい。
次々と死んでいく魔女たち。「魔女の中の魔女」を探しているのは主人公。それ以外の人たちの目的は?終わりのないサバイバルゲームとなっていく。
シンプルでオーソドックスではあるが、各々の設定がしっかりしている。それだけでもう1本書けそうなくらいきちんと組まれている。その分、登場人物や読み手の感情が置いてきぼりになってしまっていることは否めない。
さらっと読めるが、さらって読めていい作品なのだろうか。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートをお願いします。サポートは、活動費として漫画の購入にあてます。よろしくお願いいたしますっ!