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山口に帰る

私の母の出身地は山口県だ。
コロナになってからというもの、全く祖母に会えていなかった。
今年の夏こそ帰省したいと思っていたのだが、あいにくの猛暑。
祖母はご飯の準備をしたりなどが体力的にきついらしい。
なるべく大勢で帰ってこないでほしいとの言付けだったので、もはや帰らない方が良いのではという説もあったのだが、協議を重ねた結果私は1泊2日という弾丸スケジュールで帰ることになった。

特に田舎だし、やることもないのだが、とにかくこれをやろうと決めてたことが一つだけある。
祖父のお墓参りだ。
当初は2日目の早朝に行く予定だったが、祖父のお墓が地理的に西に陽が傾いている時はちょうど影になる場所だったので、1日目の夕方行った方がいんじゃね?ということになり、私は帰省初日にお墓参りに行くことになった。
お墓に行く前にお花屋さんへ寄り、花を買う時にお花屋さんと喋る祖母。
お墓参りから帰ってきて、家路の途中にあるお菓子屋さんへ寄り、お菓子屋さんと喋る祖母。
帰ってくると隣の家の奥さんが私が来たことに気づいてくれて、10分もしないうちに桃を持って来てくれる。
1時間もない時間で、田舎のコミュニティのすごさを思い知ってしまった。
みんな顔見知りで買い物一つするにも「無理せんようにね」「もう無理せんようにしとる」などと相手を気遣った会話を交わすのだ。
そして孫が帰ってきていると知り、わざわざお隣さんが桃まで持ってきてくれるのだ。
1泊2日という短いスケジュールだったが、田舎を十分満喫した気がする。
東京人にとって“田舎”は必要だ。
あの緑が多い景色、広くて畳のある家、ゆっくり流れていく時間、そしてあの町の人たちのコミュニティ。
暇を潰すために本を持っていっていたのだが、ちょうど「うちの父が運転をやめません」という東京で勤続30年サラリーマンをしていた田舎出身の男性が高齢の親の面倒を見るために田舎に戻るといったような話しだったので妙に感情がリンクしてしまった。
子どもの頃東京出身で実家も東京の同級生の友だちから夏休みに帰る場所があることを羨ましがられたけど、確かに東京出身の私が新幹線に乗って帰省するという経験を持てるのは恵まれてると思う。
うちの母が田舎出身者であることを感謝するばかりである。



ワタクシが山口で撮った写真たち。

松岡修造が出てないことに疑心を覚える番組タイトル

山口でやっていた知らないテレビ。

朝10時半から2杯目の黒ビール

これは山口発つ前の東京駅で飲んだ黒ビール。
ちなみに2杯目。
新幹線で飲むつもりでいたのに、乗る前からすでに飲んでる。
朝7時から酒が飲めるというありがたいお店。

新幹線乗ってる時Googleマップ見ちゃう

行きの新幹線車内にて。
新幹線の車窓から海が見えたので今どのへんだろ?とふと気になり、結果カンガルーのお腹あたりを移動していた、という写真。


おい、山口の写真と言いつつ、山口では熱血テレビの写真しか撮ってねえじゃねえか!
思い出ゼロか!!


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