ヤクルトと野犬保護活動
わたしはYakultが好きなのでヤクルト届けてネットを利用している。
少し前にYakult 1000が流行って注文不可になっていた時など、それはもう得意満面で来客に出したりしていた。
睡眠の質向上だとかストレスの軽減だとかの効果は正直なところあまり実感してはいないのだが、おいしいのでずっと飲んでいる。
ちなみにドイツの普通のスーパーにも売っているので在独時にも飲んでいた。もちろんすこしお高めなのでたまにのご褒美である。
普通のYakultとYakult 1000の違いもよくわかっていないが、とにかく強そうなのでずっと1000を飲んでいる。
思えば昔は朝起きるのが辛くて辛くて学生時代は二度寝して遅刻など日常茶飯事だったのが最近朝起きれないことがなくなった。年をとったからだと思っていたけれど、もしかしたらYakult 1000のおかげかもしれない。
そんなYakult 1000は毎週家までヤクルトレディが届けにきてくれるのだが、ひょんなことから我が家の担当が野犬の保護活動をしていることを知った。
彼女は主に香川県にいる野犬を保護し、里親に繋げる活動をしている。
現代日本において野良猫(地域猫)はいても野良犬はほとんどいないと思っていたので、彼女から聞く話は結構衝撃的だった。
曰く、多くの人が犬を去勢・避妊手術もせずに外で飼っており、逃げてしまうと探しもせず新しい犬を飼ってしまうというようなことが常態化しているらしい。
少し調べると四国は非常に野犬が多く、香川県はその狭い面積ながら全国で犬の殺処分が最も多い県だということもわかった。
殺処分反対とただ主張するだけなら易しいが、野犬ともなると人を信じることができず自由に生きてきた犬たちなので難しい子が多いというのは想像に難くない。
里親を探してもその里親が最後まで責任を持って面倒を見てくれるのかはわからない。
せっかく新しい家が決まったと思ってもすぐに戻ってきてしまう子もいる。
そうならないように里親に高いハードルを設けると遠ざけられてしまうというジレンマを抱えつつ、それでもなお犬たちの幸せを願って人間との生活に慣れる訓練をしながら生涯を安心して過ごせる家庭を探しているという。
保護活動と一口にいってもその内情は様々で、時には自らを犠牲にしてまでも保護活動に心血を注ぐ人たちがいる一方、保護活動という善意に見せかけた『保護ビジネス』もあれば、保護活動を装って家族構成や間取りなどの個人情報を収集するのが目的の反社会組織もある。
そんな中で犬に噛まれてしまい大手術を受けたりしながらも犬たちと真剣に向き合い保護活動に邁進する彼女の姿には常に心を打たれ、公徳心に溢れる彼女のような人が報われてほしいという思いと共に何かの折に寸志を渡している。
今週ヤクルトを届けに来てもらった際にも少ないながら渡すと年末年始はやはり保護活動をしに行くという話を少し聞かせてくれた。
罠にかかった野犬を助け出す際は断脚しなければならない場合もあり凄惨な現場だということだった。
彼女の活動は下記Instagramにて見ることができるので良ければ見てほしい。
https://www.instagram.com/ahchan20201015
不幸な命が増えないためにも安易な気持ちで『ペットを飼う』人が減ることを願っている。
そしてこの記事を書くことで野犬だった子達を迎え入れてくれるような人が1人でも増えてくれれば良いなと思っている。
ちなみに我が家はリーマンショックの折に遺棄された犬の里親になったことがあるが、最初のうちはやんちゃでとても大変だった。
しかし賢い子だったのでちゃんと言うことを聞くようになり、穏やかな良い犬になった。
晩年はボケてしまいそこここで失禁してしまうのでオムツを履かせてまさに介護状態でそれも大変だったが、無事天寿を全うした。
人間も同様だが衣食住ならぬ医食住の環境向上により近頃犬や猫も長寿になり幸か不幸か癌になったりボケてしまうまで長生きしてしまう。
家に迎える時にそこまで想像している人はいったいどのぐらいいるのだろうか。
余談ながら鼻の不快感を軽減というキャッチフレーズが気になって購入したはっ酵果実もおいしいので続けて飲んでいる。
こちらはヤクルトレディではなく宅配業者が届けてくれる。