のぞきめがね
さあ、さあ、ごらんなさい
のぞきめがねです
銀色の遠い海、船の帆も
見える ごらんなさい ごらんなさい
さあ、さあ、ごらんなさい
のぞきめがねです
町にいる父さんのおひげでも
見える ごらんなさい ごらんなさい
さあ、さあ、ごらんなさい
のぞきめがねです
旅に出たかあさんのお顔でも
見えるごらんなさい ごらんなさい
テレビが我が家に初めて来た日、テレビがカラーになった日 ビデオが我が家のテレビでも見られるようになった日 家族の海外旅行先から即時で映像が送られてきた日 私はいつもこの歌を思い出していた。
テレビこそが のぞきめがねなのだ!と。 大正生まれの母がよく口ずさんでいた短調の、物悲しい歌。Youtube に はまってから、しばしばこの歌が私の心のなかに現れるようになった。このマンション暮らしを始めた年、主人の入院生活が始まり、まもなくコロナ騒動が世界中で大きく広がった。思いがけずチャンネル権を独り占めすると 誘い込まれるようにYoutube の海に潜りこむようになったのだ。
いまだにこれはいったい何なのだ?放送局のようなものはどこにあるの?
なんで無料なの? サブスクリプションってなんなの? なんで、なんでも検索できるの? どうも私の好みを知っているらしい。これもあなたは好きですよ?と言って勧めてめてくれていたりする。 遊び ゲーム 健康はじめ日常生活のもろもろ、勉強は幼児教育からハーバード大学。語学も無限。この超高性能ののぞきめがね、いったい、どれほどのYoutuberが居るのか?これは誰がどれほどみているのか?子供たちには制約があるのか? いろんな?????が後を絶たない。
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