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意を決してパスポートを作りに行った話。(前編)

この話は、前回の続きです。

〜前回のあらすじ〜
長距離フライトがしんどい、異国での健康や治安への不安から、天性のめんどくさがりを発揮してこれまでパスポートを作らずに過ごしてきたサンであったが、大学院の同期からエジプト・トルコへの海外旅行に誘われ、心揺れる。
海外旅行naiveなサンにとって、エジプトやトルコへ行くのは、”腹腔穿刺もやったことない研修医がいきなり胸腔ドレーン入れるみたいなものだ”と思えた(伝わるのかこれ)。
しかし、同期からの「どこに行くかより誰と行くかが大事」というメッセージにより、サンは意を決してパスポートを作ることにしたのだった。
(※腹腔穿刺もやったことない研修医が胸腔ドレーン挑戦は、仮に良い指導医ついててもダメだと思う…)

初海外旅行でエジプトとトルコに挑戦した話。


サンは、Googleで「パスポート 申請方法」と検索した。

サンは驚いた。

なぬ! 今時、オンラインで申請できるのか?!
さすが令和!!信じてたよ!!

新規申請に必要なものはこちら

・マイナンバーカード(署名用電子証明書用パスワードの6~16桁が必要)
・マイナポータルアプリ
・マイナポータルアプリ対応のスマートフォン
・戸籍謄本(戸籍謄本は原則簡易書留にて申請窓口に郵送または直接窓口に提出)

外務省HP パスポート 国内からオンライン申請する


ふむふむ。まずは戸籍謄本ですな。

戸籍謄本の取り寄せ方は...っと

戸籍謄本はどこで取れるのか?

戸籍謄本は、最寄りの市区町村の役所に申請すれば取得できます。

※法改正により、2024年(令和6年)3月1日から、本籍地が遠方にある場合でも最寄りの役所で戸籍謄本を取得できるようになりました。

【解説】戸籍謄本の4つの取り方・取り寄せ方法

サンの本籍は瀬戸内海に隔たれた地にあるシシ神の森だが、今住んでいる関東からでも取り寄せられるらしい。ありがたや。

しかも、今時コンビニでも発行できるとな!?

戸籍謄本は、コンビニ交付を導入している市区町村であれば、コンビニでも発行することができます。 すべての市区町村で導入しているわけではないので注意してください。

お住まいの市区町村がコンビニ発行できるかどうかこちらのURLより調べることができます。

(中略)

コンビニ交付をするときには下記のものを用意しましょう。

・「マイナンバーカード」もしくは「住民基本台帳カード」
・手数料

なんと便利になったことか。

サンは、今住んでいる自治体がコンビニ発行に対応していることを確認し、マイナンバーカードを持って意気揚々と最寄りのファミリーマートに向かった。

どれどれ
行政サービスを押して...

証明書の交付を押して...

証明書交付サービスを押して...

マイナンバーカードを読み取って...

お住まいの市区町村と本籍地が異なる方の戸籍関連証明書を押して...



市区町村を選...

あれ?

あれ?

あれれれれれれ?


...ないぞ?!

シシ神の森がある市区町村選べないぞ?!

ぐぬぬぬぬぬ

いくら令和といえ、シシ神の森はまだ森のままだったということか...


森が守られていてよかった...

...いや!違う違う。

もっと頑張れ地元おぉ!!


というわけで、何もできずファミリーマートを後にし、とぼとぼと巣に戻るサンなのであった。

※今のお住まいと本籍地が異なる場合は、お住まいの市区町村ではなく、本籍地の市区町村がコンビニ発行対応かどうかを調べたほうがいいです。

つづく


花嫁にもなれず、総合内科専門医にもなりきれぬ哀れで醜い可愛いサンをサポートしたいという気の触れたこだまたちはおらぬか!