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TURKISH AIRLINES 国際線初搭乗に挑む。

これはこちらのマガジンに収録されているシリーズの第9話です。

〜前回までのあらすじ〜
不安とめんどくさがりのせいで、医師10年目にもなって、海外旅行に行ったことがなかったサン。経営大学院の同期に誘われ、意を決してエジプト・トルコ旅行に行くことにした。
事前準備は入念に。暑さ対策グッズや、いつどこで使えるのかわからないガムテープまでスーツケースに詰めて、サンはついに飛行機に乗る…!



羽田空港国際線ターミナル


国際線ターミナルに着いただけでソワソワしていた。

なんか、国内線ターミナルより天井高くね?
おしゃれじゃね?
この長蛇の列はなんの行列?

まだ絶対いらないのに日除け用の紐付き帽子かぶってキョロキョロしてしまった。田舎者感丸出しであった。

もし飛行機が落っこちたときのために、父・母に搭乗便をLINEで知らせた。

すごく心配してそうだったので、移動の旅に写真を送ってあげることにした。


ターミナルの天井!


初両替!


集合場所でツアーの添乗員さんからいくつか注意事項を聞く。
注意事項を書いた用紙は手書きで、とても情熱を感じた。

ただ、覚えてるのは「両替するなら、チップ用に1ドル札を多めに」ってことだけ。

一緒に行った4人グループの中で、留学経験のある女性がリーダーシップを発揮してくれていて、全幅の信頼を置いていたので、彼女のいう通りにして入ればいいやと思っていた。(初海外旅行なのに、そこは緊張感がない)


両替は、みんなでまとめてやってもらった。

真新しい1ドル札!

1ドル札「多め」と言われても、「多めとはどれくらい?」がよくわからず、とりあえず4枚くらい?にした。

結果から言うと、全然足りなかった(笑)


あの時のサンに、未来のサンから送る言葉があるとすれば


ホテルに5泊するんだから、最低でも5枚は絶対いるだろ!!

未来のサン

である。

10ドル札、20ドル札が崩れることを想定してはいたが、思ったように崩れるとは限らない。

それに、ついつい1ドル札をお買い物に使っちゃっていた。

レストランでのドリンク代も、3ドル〜6ドルくらいで現金払いだったので、めちゃくちゃ1ドル紙幣使う機会が多かった。

ドル足りない時は、多めに持っていたリーダーに借りてなんとかなったが、10枚くらいは持っていて良かったなと振り返って思った。


出国!


搭乗までのプロセスは、全部が新鮮で、初!だったので、あらゆるシーンで写真を撮っていたサン。


出国ゲートのところでも写真を撮ってしまって、

NO PHOTO !!!!!
NO PHOTO!!!!!


ってめちゃくちゃ怒られた。

平謝りした。知らんかったんや…。うぅ…。


リーダーに「初出国だから、スタンプ押してもらいな」って言われ、よくわからないまま押してもらったスタンプ。

押さなくてもいいけど、押してもらってもいいらしい。
記念。


出国のスタンプ!


でも、サンの頭の中は写真撮って怒られたことでいっぱいで、飛行機に乗るまでしばらくしょんぼりであった。

いざ搭乗のタイミング
「ここは写真撮っていい?」を確認してから撮った


ついに搭乗


座席は4人中3人が横並びで取れた。(1人だけ、離れちゃった)

座席にはアメニティ(スリッパ、耳栓、アイマスク、歯磨きセット)が置かれていた。

これらのアメニティは事前に買って持ってきていたのだが、スリッパは配られるアメニティで十分だと思った。


Turkish Airlineの機内食!


正直あまり期待していなかったが、結構美味しかった!

温かいパンが特に美味しかった。


事前に、感染症でお腹を下さないため、生野菜とかフルーツは食べないようにしようね!とグループ内で話していたからか、メンバーの一人がサラダを残していた。

日本発の便だったら、この生野菜は日本で調達してるのでは?
いや、けどメニューはTurkishだし…往復分の機内食を持ってトルコを出発してきてるのか…?!

サンの心の声

真相はわからぬ。

でも、絶対生野菜・フルーツは食べないようにしよう!と決意していたサンだったが…

機内に限らず、旅行の全期間中、結局生野菜もフルーツも食べてしまった。

  • 出されたものを残すのが申し訳ない気持ち

  • 味の濃いメインディッシュを食べた後にさっぱりしたもの食べたい気持ち

  • もう、どうにでもなれという気持ち

これらが、お腹下したくない、に勝ってしまったのだった。


決意、なんて、軽々しく言うものではないなと思った。


イスタンブールの夜景が見えてきた


およそ13時間のフライト中、2〜3時間ずつの断眠だったが、ついにイスタンブールの夜景が見えてきた。(イスタンブールでトランジット)

その時、隣に座っていたメンバーが言った。


「現代でさえ、ここまで移動してくるのがこんなに大変なんだから、そりゃ三蔵法師も伝説になるよなぁ」 


そうか、三蔵法師。西遊記の…。
あの人たちは歩いてきたんだもんなぁ…。

サンは、夏目雅子の顔を思い浮かべながら、しみじみと思った。


西遊記の夏目雅子
ファミリー劇場のHPより引用)


ここが三蔵法師一行が目指した、あのガンダーラかぁ…

サンの心の中


そして、頭の中にあの音楽が流れてきた。


(サビ)

いん がんだ〜あら♪

がんだ〜あら♪

They say it was in…



い〜んでぃあ ♪

サンの頭の中


「いや、インドやないかい!」


全然トルコ関係ないやないか!

なんで三蔵法師が出てくるねん!


でも、そこからずっとガンダーラが脳内リピートされてしまい、トルコに申し訳ない気持ちになりながら、飛行機が着陸した。



多分だけど、こっちが流れるのが正しかったと思う。(そうなのか?)



次回は、機内で「お医者さんいませんか?」に遭遇した話。

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花嫁にもなれず、総合内科専門医にもなりきれぬ哀れで醜い可愛いサン
花嫁にもなれず、総合内科専門医にもなりきれぬ哀れで醜い可愛いサンをサポートしたいという気の触れたこだまたちはおらぬか!