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「いちばんの教科書は自分の身体」イス坐禅にヒントを得た正解を求めない生き方
御朱印・神社お寺の検索サイト「ホトカミ」代表の吉田 亮です。
今日は、北鎌倉・円覚寺の横田南嶺老師ご指導のイス坐禅会に参加しました。
今年最後のイス坐禅です。
以下の4つがイス坐禅のポイントです。
①首や肩の緊張をほぐし
②足の裏の足で踏む感覚を取り戻し
③呼吸筋を動かして肺が膨らむように調整し
④腰を立てる
毎回、ストレッチをしっかり行ってから、イスに座ります。
そうすることで、心地よく座ることができます。
特に後半の坐禅では、もっとずっと座っていたいと思うほど、心地よく座ることができました。
今回は、参加者からの質問にもたくさん答えて下さいました。
『いちばんの教科書は自分の身体』という横田老師の言葉が、心に残りました。
「ベストなストレッチ方法は?」「どの足の組み方がいい?」「いつ坐禅したらいい?」など、
ついつい正解を求めてしまいます。
絶対的な正解があるものと思い込んでしまいます。
しかし、禅には教祖やバイブル(聖典)が無いのと同じように、
座り方にも唯一の正解があるわけではないそうです。
では、正解がないなかで、なにを拠り所としたらよいかというと、
『いちばんの教科書は自分の身体』。
自分の身体に合っていること、自分の心が求めていることに寄り添って、見つけていくのが大事。
みんなそれぞれの素晴らしい身体のはたらきを目覚めさせていこう、そのためにいろんなストレッチや座り方を学び、実践してみようというお話でした。
横田老師のような長年、坐禅の修行をされてきた方は、ずっと同じ姿勢、同じ足の組み方でひたすら坐禅しているイメージだったのですが、
右足を上にしたり、左足を上にしたり、深く組んだり、浅めにしてみたり、たくさんのバリエーションを持っていて、そのときどきの座り方を工夫されるそうです。
「ずっと同じ姿勢だと、足が痺れたり、血がとどこおるから、偏らないのが大事」との言葉に、そりゃそうか!と納得しました。
いろんなパターンを学び、実践しながらも、自分自身で探究していくことが大事なんだと、解釈しました。
2016年にホトカミを始めて、仏教の知識は少しずつ増えていきました。
2020年に茶道を習い始めて、もともと好きだった日本文化への学びもほんの少しずつ深めてきました。
毎朝晩しっかりストレッチをしてイス坐禅したり、毎朝横田老師のYoutubeで法話を聞いて、お茶を点てたり、
たまにの休みの日も、神社お寺、日本庭園、お茶室、博物館や美術館へ行く人生を過ごすことができています。
しかし、最近ふと気付きました。
日本文化や神道、仏教で学んだり感じたことを、会社の経営やホトカミを育てていくことに、あまり活かせていないのではないか、、、と。
いや、活かせている面もたくさんあるはずですが、もっと活かせるのではないか、と。
振り返ると、もともと東大には理系で入学して、あとから文学部へ転部しました。当時から、頭では論理的で効率や根拠を求めるのが得意でありながら、心では日本文化や歴史が好き、というのがありました。
いまも株式会社でありながら、短期的な利益と長期的に生み出す価値のバランスをいつも考えながら、進んできました。
僕の中で、論理的な側面と感情的な側面のそれぞれが共存はしているのですが、まだ統合されていない感覚があります。
統合されることで、さらにパワーアップできそうな気もしています。
尊敬する経営者の稲盛和夫さんは、京セラやKDDIなどの日本を代表する経営者でありながら、出家して禅の修行も積まれ、その後、さらに日本航空の企業再生もされています。
そういった大先輩の教えを学びながらも、
自分なりに考えて実践しながら、次のステップへ進めるように頑張りたいと思います。
会社の仕組みや経営について、あらためて考え直す今日この頃でしたが、今回のイス坐禅でもヒントをいただきました。
というわけで、今年最後のイス坐禅の感想でしたり
インフルエンザも流行っていますし、寒い日が続きますが、
皆さんも体調にはくれぐれも気を付けて、自分の身体や心を大切にしながら、年を越して、新年を迎えましょう!
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