【奈良・薬師寺の加藤管主に聞いた「1300年前と変わらず、お坊さんに求められる素養」】
【奈良・薬師寺の加藤管主に聞いた「1300年前と変わらず、お坊さんに求められる素養」】
今日は奈良の薬師寺さんの東京別院に参拝。
薬師さんの御縁日です。
毎年1月2日にお参りした寺社さんと、その年にご縁ができるというジンクスがあります。
これまで、浅草寺(東京メトロ御朱印めぐり)、浅草神社(夏詣)、延暦寺(公式アカウント)、石清水八幡宮(インタビュー)などの実績ありです。※敬称略
昨年、宮大工さんにいろいろ教えてもらうなか、最後の棟梁と呼ばれる西岡常一さんが最後に取り組まれた薬師寺さんが気になり、今年の1月2日にお参りしました。
すると先月、京都のお寺でのお茶会で薬師寺のお坊さんと出会い、今日は東京別院で案内いただいたり、お世話になりました。
午前中に少し自己紹介などさせていただき、午後の法要と法話まで待とうとしたところ、
奈良・薬師寺の加藤管主と昼食をご一緒させていただけました。
1月2日に奈良で法話を聞かせてもらい、唯識についての本にサインもいただいた加藤管主です。
気になることをいくつか質問させていただきました。
━━━━━━━━━━━━━━━
なんでも知ってるお坊さん
━━━━━━━━━━━━━━━
具体的な内容は控えますが、お話伺うなかで、「薬師寺ができた1300年前のお坊さんの数は、わずか20数名程度しかしない。しかし、数少ないそのお坊さんたちは仏教のみならず、建築や医学、政治など、当時の最先端技術もめちゃくちゃ勉強して詳しかった。」という話に、ハッとさせられました。
確かに空海さんも建築や工事に詳しかった、〇〇を日本に持ってきたのはお坊さんなど、
決してお坊さんは法要と法話だけをやっていたわけではなく、当時からマルチな才能を発揮されていたんだな、と。
現代、お寺を残していくためには、仏教の知識や経験のみならず、経営や広報など含めて、いろんなスキルが求められ、お坊さんって本当に大変だな、だからこそサポートしたい、と常々思っています。
1400年前、聖徳太子さんが仏教を取り入れ、1300年前、仏教が日本の仕組みに組み込まれていく過程でも、お坊さんは今と同じように仏教のみならず、多くのスキルが求められていたんだなと、1300年続く奈良の薬師寺を背負う管主様の言葉だからこそ、より強く胸に残りました。
━━━━━━━━━━━━━━━
憧れの大般若転読(だいはんにゃてんどく)
━━━━━━━━━━━━━━━
そんな昼食の後は、大般若転読の法要に参列させていただきました。
大般若経は600巻もあり、不眠不休で読んでも40日ほどかかるそうです。
(ちなみに、西遊記の三蔵法師さんがインドから持ち帰ったお経がこの大般若経)
しかしお経の功徳を得たい、ということで、中身を開いたら読んだのと同じことにしたそうです。
もとのお経は巻物だったので、机の上でコロコロっと転がして読んだことのしていたので、転読(てんどく)というそうです。(なるほど!)
いろんな法要で見たことはあったのですが、なんと今回は参列者の皆さんと一緒に転読させていただきました。めちゃくちゃ楽しかったです(急に感想のレベルが下がった。)
最近、横田老師の般若心経の本を読んだので、そのもととなる大般若経に対しての思い入れも高まっていますし、奈良の薬師寺の玄奘三蔵院は法隆寺の夢殿と同じ八角形で、昨年、八角堂と六角堂の違いも勉強したので、そんなのも合わさって、大般若転読は憧れだったので、楽しかったです。
最後に、薬師寺のお坊さんは皆さん、しっかり笑いをとりながらも、心にくるお話してくださったのが印象的でした。
今夜は、「御朱印の未来を考える会(オンライン勉強会)」です。
全国から参加の35名のお坊さん神主さんとしっかり学び合ってきます。
━━━━━━━━━━━━━━━
「100年後に神社お寺を残す」ホトカミサポーター制度
【現在223名(1000人目標)】
\目指していることだけでも、読んでみてください/
━━━━━━━━━━━━━━━
神社お寺向け全ページ表示広告
都道府県ごと2 寺社限定・全額返金保証あり
\まずは無料の個別相談/