第2回サポーターさんの健康と開運をご祈願@木曽御嶽神社(長野)・山に登ってお参りしました。
神社お寺の検索サイト「ホトカミ」運営代表の吉田です。
ホトカミは、行きたい寺社リストの作成、参拝記録の投稿、御朱印帳のデジタル化ができるサービスです↓
今回は2023年7月から限定スタートした、ホトカミサポーター制度の恩返しのひとつ、
「皆さんの健康や幸せを毎月全国の神社お寺でご祈願」の第2回木曽御嶽神社(長野)での様子を紹介します。
今回は神奈川の横浜御嶽神社の宮司さんを先達に、横浜御嶽神社の神主さんや総代さんと一緒に、
登拝(とうはい・山に登ってお参り)させていただきました。
御嶽山の登拝を通じて、全国に点在する御嶽神社への尊敬が高まりました。
今回は、御嶽山に残る、神仏習合の歴史も紹介します。
※サポーター制度とは、8月に公開を開始した、ホトカミへの応援の気持ちとして、毎月500円から支払いいただく制度です。
このnoteをご覧くださった方もぜひ、サポーター制度や、今後のホトカミの展望なども読んでいただけたら嬉しいです。
2023/08/31現在 41名の方がサポーターになってくださいました。
お気持ちで特典の寺社も40社を超えました。
神仏習合の歴史が残る御嶽山(おんたけさん)
御嶽山(おんたけさん)は、長野県と岐阜県にまたがる標高3,067mの山です。
日本の山では14番目に標高が高く、独立峰としては富士山に次いで2番目に高い山です。
私は岐阜県出身なので、「おんたけさん」の名前はよく聞いたことがありました。
御嶽山の信仰の歴史は古く、初めは修験道(日本古来の信仰に仏教などが混ざった信仰)の聖地として栄え、その後、自然の神様と仏教が融合して、現在に至ります。
【清滝不動明王(きよたきふどうみょうおう)】と呼ばれるように、
清滝という滝(自然)と、お不動さん(仏様)が合体している例がたくさんみられました。
実際に、滝の前に立ってみると、その凄まじい迫力から、
お不動さんを思い浮かべる気持ちもとても納得しました。
御嶽山にお参りされる方は、ぜひ、石に彫られている名前などを通じて、
「神様と仏様が一体となっている神仏習合」だな、とその歴史に想いを馳せてみてください。
神主さんが般若心経を唱える
今回とても驚いたのは、神主さんが般若心経(仏教のお経)を唱えてらっしゃったことです。
御嶽山の複数の神社にお参りしたのですが、毎回、般若心経もお唱えして、お参りしました。
御嶽神社別殿で御祈祷
今回は横浜御嶽神社の宮司さん、神主さんも一緒に御祈祷を受けさせていただきました。
(社内の神主さんを除く)神主さんと一緒に御祈祷を受けるのは初めてだったので、とても嬉しかったです。
御祈祷終了後、宮司さんにもお話し伺わせていただきました。
本当にありがとうございます。
御嶽山を開いた2人の偉人へのリスペクト
古くから信仰の対象であった御嶽山は、奈良・平安時代に仏教や神道と結びつき、「修験道」として発展しました。
その結果、山は修行の聖地として、厳しい修行をした人しか入山が許されませんでした。
江戸時代、庶民の中にも山の霊気に触れ、ご利益を願う人々が増えてきます。修行をしなくても、御嶽山でお参りしたいですよね。
江戸の中期に尾張(愛知県春日井市)の覚明(かくめい)さんが、
「庶民も登拝できますように」と許可を願い出ました。
しかし、それは今までのルールを破って、聖域を穢してしまうとして、認められませんでした。
覚明さんは無許可で登拝したところ、大官所から厳しい罰を受けました。
しかし、地域の人たちの請願で解放された覚明さんは、彼らと共に登山道を整備し、さらに、滝行などの軽い修行で登拝できるように多くの人へ御嶽山を解放しました。
これをきっかけに、全国各地で「講」が結成され、「御嶽講」と呼ばれるようになりました。
その後、さらに登拝の機会を広げて行ったのが、
武蔵(埼玉県本庄市)の僧侶、普寛(ふかん)さんです。
普寛さんは60歳のときに縁あって、御嶽山に登拝し、
それから亡くなるまでの10年間で、登山道を整備しましました。
さらに、御嶽山の素晴らしさを伝えるために、弟子もたくさん育てました。
覚明さん、普寛さんが江戸時代に苦難を乗り越えながら、
御嶽山の魅力を伝えよう!庶民でもお参りできるようにしよう!と、
取り組んだお陰で、今の御嶽山があります。
【人類と自然が調和して生きていく】
そんな大事なことを、身をもって感じた登拝でした。
また、普寛さんは60歳からの10年間で御嶽山の登山道を開き、弟子を育てたことにも感銘を受けました。
僕も微力ながら、神社やお寺の魅力を伝えていけるように頑張りたいです。
と思いながらも、実際の御嶽山は、バスツアーなどでお参りされる方もずいぶん減ったそうで、賑わっていないな・・・という印象は受けました。
しかし!!!!
最盛期のような大賑わいは一時的なものであったとしても、
場所のもつ魅力はとても素晴らしかったので、
これからも多くの人たちに大切にされていくと思います。
次回は滝行もしてみたいです。
皆さんもぜひお参りしてみてください。
今回はこちらの滝旅館に宿泊し、滝旅館内にある別殿にて御祈願していただきました。きっと宿泊すると色々教えていただけることと思います。
あの島崎藤村も滞在した旅館、ぜひ泊まってみてください。
サポーター制度とは、8月に公開を開始した、ホトカミへの応援の気持ちとして、毎月500円から支払いいただく制度です。
このnoteをご覧くださった方もぜひ、サポーター制度や、今後のホトカミの展望なども読んでいただけたら嬉しいです。
2023/08/31現在 41名の方がサポーターになってくださいました。
お気持ちで特典の寺社も40社を超えました。