23-3.杉並区長岸本さんの記事を読んで/英雄的気魄を欠いた善良さについて
◼️希望を与えてくれた杉並区長の岸本さん
昨年、女性の区長が誕生した杉並区。
自分の生まれ育った杉並区が、日本に希望を与える事例の一つになりつつあることがうれしいし誇らしい。
今もたまにそうなるけれど、
日本の方向性を決める人たちが
あまりにも不誠実で不寛容であることに
絶望していた。
でも、こういう奇跡のようなことが起きると、
1人の力、選挙の力で、地域が、国が、変わっていけるのだと、少し希望がもてて、
また明日から行動しようと思える。
こちらの記事は、岸本さんの考えを、アクティビストの佐久間さんがインタビューしている。
佐久間さんは、「ピンヒールははかない」という本を読んだ時からのファンで、
自分の中で素敵で憧れる2人の対談であることも胸熱・・・!
決めるのは私たち。杉並区長・岸本聡子さんが目指すこれからの政治
アクティビスト・文筆家の佐久間裕美子さんとトーク
https://www.elle.com/jp/culture/career/a44717925/kishimoto-sakuma-talk/
心に残ったメッセージが何かいつも忘れてしまうので、備忘録的に載せて行く。
◼️記事を読んで感じたこと
①対話から始まる自分ごと化
政治がかわると生活が変わって行くという実感を感じられていなかったが、杉並区では徐々に変わっていく感覚があるんだろうな。明石市もそれでとても暮らしやすい地域になったと友人からも聞いたことがある。
政治とは、本当は生活に直結することなので、岸本さんが書かれているように楽しく参画できるものになっていくといいし、そうなるように自分も何かしたい。
私は仕事で経営者による理念浸透のプロジェクトを推進しており、その中でも大事だし長い目で見て効果が現れると思っているのが社長と現場社員との対話の機会だ。
岸本さんは選挙のときから今も、市民と討論、対話をすることをとても大切にしていると感じる。
その行動が呼び水になって、一人ひとりが自分ごととして、暮らしている地域・はたらいてる会社・生きている社会がどうあってほしいか、そのためには何が必要かを考えられるようになるはずだ。
②自分の原点を思い出す
「人がポジティブな気持ちで暮らせること
ポジティブメイカーでありたい。」
それが、自分のパーパスだったと、岸本さんのお話を読んでて思い出した。
そこに立ち返った時の、自分のやりたいことできることは何なのか、考えていきたい。
③君たちはどう生きるのか
偉大な人間はどんな人か、の章を想起した。
おじさんの、コペルくんへの手紙のしめくくりだ。
戦争に向かおうとする空気を感じた作者からの、
メッセージのように私は感じている。
宮崎駿さんの映画はまだ観られてないが、このようなメッセージが根底に流れているといいな。
自分も含め、日本の大半の人が、この英雄的気魄を欠いた善良さ、を纏っているのではないか。
そんな空しい善良さから、
脱せられるように、どう行動したらよいかまだわからないけれど、もがき続けようと思う。