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マラソン界の名コーチが学んだ成功法則

なんとも勉強になる話を耳にしました。

だいぶ昔の話ですが、高橋尚子さんというマラソンランナーがおられました。Qちゃんと呼ばれてました。ものすごい活躍をされた方でそんなQちゃんを育てた監督も有名になりました。

小出義雄さん、というコーチです。ジャンルは違うけど、名コーチです。たくさんの陸上選手を育て、結果を出させた。

そんな名コーチ、小出義雄さんが当時を回想した話があります。

マラソンの名コーチが学んだこと

Qちゃんが活躍した時。あの時に小出さんの教え子には何人ものアスリートがいました。その中で、Qちゃんの先輩にものすごく才能のある方がいたそうです。結局、この方もオリンピックで金を取るのですが…

この方の才能を見込んで小出さんはマラソンへの転向を何度も何度も促していたそうです。でも、この方はそれを拒否。ところがこの方、ある選手の活躍に刺激を受け、結局マラソンに転向して金を取ります。

このことからも小出さんのコーチとしての眼力がすごいこともわかるのですが…
小出さんはこうおっしゃっています。

自分が声かけたときからマラソンしてたらQちゃんではなく、彼女が金をとっていた。金は1つで終わってなかったはず…

小出義雄

そして、その選手とQちゃんの違いからあることを学ばれ、指導に活かしていることがあるそうです。

それは…

自分だけ勝てばいいと考えているようでは一流にはなれない。
他人を羨んでいるようでは本当の福は回ってこない

小出義雄

という学びです。これはコーチに育てられる側だけの教えではありません。僕たちコーチも心しないといけないことだと思いました。

2,500年前からネタバレしていた

古の賢人、老子は無為自然を説きました。仏教の開祖、釈迦は諦めの道を説きました。兵法の大家、孫子は移りゆく現実に対して柔軟になることを説きました。

この3者に共通するのは現実起こることに抗うな、ということです。先の先輩選手は自分の納得を大事にする人だったそうです。Qちゃんは反対に受け入れる。結果、Qちゃんは結果を出しただけでなくみんなから愛される存在となったことからもどっちがお得かは明らかでしょう。

やはり、人間は謙虚に現実に起こることを感謝して受け入れたほうが良さそうですね。それさえ出来ていたら…自分だけ勝てばいいと考えてなくなるし
他人を羨むこともないでしょう。我を出して現実に抵抗するのではなく我を滅して感謝して受け入れる。2,500年前から有効な知恵なのです。僕たちの世界は全てネタバレしているとこういう話を聞くといつもおもいます。


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