左藤玲郎さんのグラス
30手前の頃から本格的にさまざまなお酒に興味を持ち始めて、それに伴って酒器や器に興味を余計に持つようになりました。
そのころに色々と探していて、たまたまネットのセレクトショップに出ていた左藤玲郎さんのグラスを購入したのがきっかけで彼の事を知ったのです。
その時購入したのはテーパードグラス二つ、スタッキングできる底のぶ厚いグラスです。
テーパードグラスはペアで購入していて特別なゲストとお酒を飲むときに使います
もうあまり作られているのを見ないのですが、はじめに手に入れたこのグラスは今もかなりのお気に入りです
予想以上に美しい作品が届いて感動したのを覚えています。
左藤玲郎さんは、手吹きのガラス工房を千葉てやってる作家で、沖縄の琉球ガラスの工房で修行されたというのを知りました。
彼の作品は、余計な装飾があまりなく、黄色味や青味がかった絶妙な色味、気泡が適度に入り、そして少し歪んだ波打った面が光を透過して投影される感じ、後は圧倒的に手に持った時の温かさ。こんなガラスがあるのかと驚いたのです。
それ以来ファンになってしまった私は、彼の展覧会などへ行ってたびたび彼の作品を購入してきました。フォトグラファーとして創作に関わる仕事をずっとしてきたのもあって共感する部分が非常に大きかった。というか、かなり影響を受けたのだと思います。
これは大きなプレーンコップ。これで夏はハイボールを飲んだり、ビールを飲むと最高に美味しい
結構前になりますが、彼の展覧会へ行って、実際に左藤さんにお会いしたことがあります。とても気さくにお話ししていただけました。お酒の好きな方で、お酒の話で盛り上がったのを覚えています。
その時に以前から欲しいと思っていたプレーンコップをようやく手に入れてとても嬉しかったのですが、二子玉川から多くのガラス食器やグラスを持ち帰るのはなかなか大変でしたがそれ以上に本人にお会いできた興奮と大人気ですぐ売り切れてしまう欲しかったグラスや食器がいくつか手に入ったのがとても嬉しかったです。
ロックグラスは毎晩ウィスキーを飲むのに使っています
バカラで飲むよりも圧倒的に美味しいウィスキーになる
下の真ん中が少し出っぱっていてポチッとなっているのですが、それがこのグラスの個性になっている
手に入れたからずっと毎晩私の相棒です
作品というのは全てが一点ものです。
同じ歪みと気泡の入り方というのは絶対にないので、同じグラスでも一つ一つ全然違います。また彼は同じ形の食器やグラスでも少しずつ作る形を変えているので、年代でも全然違ってきてしまう。それがまた彼の作品の魅力になっています。
食器やグラス、カトラリーなどは毎日使うもので、お気に入りのものをこだわって使うと日々の生活は圧倒的に豊かになります。美しさに満ちた手作りの作品というの価値のあるものですね。
元々左藤さんは大変人気があって作品が手に入りにくいので、実はあんまり教えたくないのですが、大っぴらに書いてしまいました。要するに自慢したかったのです🐤