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SAMURAI FARMと泰庵の今後の見通しについて

こんばんは、三週間の渡タイが終わり、先日帰国したものの溜まっていた仕事をこなしていてなかなか落ち着きませんでした。

ようやくnoteを更新する気になったので、MacBookを開いたところです。

今回の渡タイは目的が色々あったのですが、ひとまずプライベートなことでは妻とのタイでの婚姻届の提出がありました。国際結婚の複雑な手続きは膨大な時間と多額のお金がかかりなかなか大変ですが、ようやく日本、タイ両国での婚姻手続きがひとまず完了してほっとしております。

あとは、少しストーリーで出したかもしれませんが、金魚のサクヤンを入れにいくことでした。


予想を遥かに超えた可愛らしさでした

日本から行って2回目ということでタトゥーアーティストの方も覚えてくださったようで長時間かけてしっかり入れていただきました。もちろんそのあと高僧に魔法を込めていただきました。

今回はさらに両肘に古代仏教文字と、右太ももの付け根にチンチョッとタイ語で言われるヤモリが入っています。全て高僧の指定箇所で、全てのサクヤンに意味と魔法が込められています。今回は昨年にも増して範囲が広かったものあって痛かったです。

昨年サクヤンを入れた時も説明したと思いますが、これはタイ仏教の伝統的な宗教儀式で、見せるためのファッションタトゥーとは全く別物です。

真似をして偽物を入れると不幸になると言われています。なのでサクヤンもどきは絶対に入れないようにしてください。

さて、念願の金魚のサクヤンですが、まさかの双対の金魚でした。しかも1匹ずつ全く表情が違うところが金魚らしいじゃないですか。そして黒と赤の2トーンも相まって非常にポップで驚きました。

ちょうどサクヤンを入れ終わった頃からですが、不思議なことが起こりました。今まで私は国際結婚ということもあって妻とは度々大きなケンカがあって悩んでいたのですが、それがピタッと止まったのです。サクヤンを入れたあとは一度もケンカをしていません。そして考えがかなり変わったのを自分でも感じています。

出来栄えも含めそういう意味でも遠いお寺まで出向くかいがあったのだと思っています。

もう一点、そのお寺のすぐ近くの学校の女子高校生が進学が困難ということで妻が寄付をしたいということで申し出があり二人で学校に行って寄付することになりました。


一番左が校長先生、その隣が17歳の女性高校生のパンチさん、妻、私です

日本人には基本的に寄付という概念があんまりないと思いますが、タイでは子供の支援をすることは徳を積む行為とされます。

徳をつむというのは、世界にとって要するにいい事をするという事です。それが巡り巡って自分に帰ってくるだから幸せになるには人助けや世の中にとっていいことをするべきだというのが仏教の教えです。

タイ語ではタンブンと言います。サクヤンを入れるのもお寺をサポートすることになるのでタンブンの一つですね。お寺にお参りをすること、また家族を支えること、魚を川に話すこと、動物に餌をやることなどもタンブンとされています。

タイではこういう形で人助けでお金を使うことになる機会が非常に多いです。しかし本当に心から人のため、人助けだと信じてお金を使うとそれが大きくなって帰ってくるということなのです。私もその話はタイ在住の日本人の方からよく聞いていたので事前に知っていたのもあってすんなり受け入れました。

この17歳のパンチさんはお父さんが亡くなって、シングルマザーの家庭に最近なってしまい進学が困難という状況でした。これも何かの縁ですね。私たちの娘ができたと妻は言ってました。

あとは兄夫婦の結婚式の前撮りがありました。私は久しぶりにプロカメラマンとして写真を撮りました。これからその写真の編集も待っています。アルバムも私がデザインすることになっており、なかなか大きな仕事ですが家族のためなので頑張ろうと思います。

そして最後に婚姻届提出して、帰国という形でした。充実した三週間でした。

さて、私の心の中というか、頭の中にはさまざまなことが駆け巡った三週間でもあったのですが、中でもずっと考えていたのが今後の事業方針についてです。

何度も書いている通り私は事業経営をしておりまして、日本にある程度滞在する必要が今のところあるのですが、今の会社を維持しつつ、さらに新事業を展開していきたいという希望が私の中にあります。それも日本、タイ両国で展開したいというふうに思っています。今回の渡タイで余計にその気持ちが強くなりました。色々な出会いがありさまざまなアイデアが私たちの頭の中にあります。

他の事業についてはここに書くものではないので伏せますが、金魚専門店泰庵の独立店舗については一旦取りやめにしようと思っています。

まず、金魚専門店は私が本当にやりたいことではないというのが一番の理由です。あとは作ってしまえば当然私は日本から出にくくなるということです。経営者になって事業をいくつか持つと何かあったときに自由に動けるようにしておく必要がありますが、店舗経営を私と同レベルでできる人を雇ってまでやる価値があるのかどうかという事を考えた時に違うかなと思った次第です。

私が金魚事業でやりたいのは、金魚屋じゃなく、金魚ファームです。それもタイで金魚ファームをやること。この一点に集中すべきだと思っています。そういう自分の心が明らかになったのは、もちろん今回の三週間のタイ滞在もありますが、背中の金魚たちが教えてくれたような気がしています。本当に色々な奇跡が重なっている気がしています。

とはいえ、急に泰庵を辞めますなんていうことはしません。素敵なお客様もたくさんできたので、マイペースで今の形で続けていく感じで良いのかなと思っています。もちろん今後状況が変われば独立店舗での金魚専門店をやる可能性は出てくるかもしれません。

ただ私自身はいずれ金魚ファームの経営開始とともにタイ移住という形になると思います。日本にも会社があるので行ったり来たりになるとは思いますが。

帰国してからすぐに全ての水槽やたらいの水を換えて金魚を見たのですが、まあ今年は面白いのがたくさん出てます。それについてはまた時間がある時に書きます。とにかく今年は乱れております。素敵すぎてワクワクします。

三週間の間が空いていてその間維持する程度の餌しか与えていなかったので小さいですが、まだまだこれから8月なのでバンバン大きくしていい金魚を作っていこうと思います。

あともう一点、稚魚の販売をしようかと思っています。

販売条件などは現在検討しております。
詳細決まり次第またInstagram、Facebook、noteでお知らせしたいと思います。

とにかく未来の事を想像しても意味がないということは、もうここ数年で明らかになりましたよね。私もまさかタイ人と結婚して、金魚事業を始めるなんて一昨年くらいまで想像もしていなかったです。

ぼーっとしていればあっという間に時間は過ぎてしまいます。後悔しない人生にするためにやりたいことはやりきるつもりです。そしてやりたくないことはやらない!

そして妻と家族、周りの大切な人たちを幸せにできるように邁進していきたいと思っております。

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