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サクヤンのこと -タイのこと-

お世話になっております。

SAMURAI FARMでございます。
常連のお客様から、タイのことをもっと知りたいというご要望がありました。

特に金魚と関係のない話なのでInstagramのストーリーで更新のお知らせなどはいたしませんが、ひっそりとnoteの更新をしていこうと思います。更新のお知らせを受け取りたい場合はnoteにアカウントを作成なさってSAMURAI FARMをぜひフォローしてください。

というわけで、タイについて時間があるときに書いていこうと思います。

とはいえ何を書いたらいいのかということを少し考えていました。

基本的に日本人の皆さんがタイについて想像していることと、実際にタイに行って私が経験したことは結構かけ離れているのだと思います。漠然としたタイのイメージは、ガパオライスやカオマンガイなどのタイ料理、タイ仏教、タイマッサージ、微笑みの国、パタヤなどのナイトライフなどではないでしょうか。

私はもっと現地のディープなタイばかりを初めから経験しています。良いのか悪いのかというところですが、観光で行くような場所にはあまり訪れていません。妻と行くのはもっぱらお寺ばかりでタイでは修行ばかりしているような感じでした。

あとタイではサクヤン(タイのお寺で入れる伝統的なタトゥーで、僧侶や先生にそのタトゥーに対してお祈りをしてもらいます)をよく入れています。
以前にも書いたかもしれませんが、私の背中には2匹のオランダがいます。


タイのお寺で入れていただいた金魚と蓮のヤン

日本では、刺青というと悪いイメージが付きまといます、私はこれをまさか40代になっていれることになるとは夢にも思っていませんでした。

きっかけは結婚に反対していた妻の兄を説得するという意味でした。日本人はクソ真面目だからお前とは合わないと妻の兄が言っていて私はそれを生でビデオ通話で聴いていて、どうしたら良いものかという風に思案していたところ妻からサクヤンの話がありました。

妻は、これを入れたらあなたはタイ人だと言われたのです。
実際のところ私はタイの航空会社に乗ると少しだけ腕に入っているヤンをみられてタイ語で話しかけられることが増えました。兄は実際のところ私のことをサクヤンだけで受け入れたわけではなく、どちらにせよ受け入れてくれたのだろうと思います。彼はとても優しくスマートなビジネスオーナー
で経営者同士ということもあるし、家族になったこともあり私とはとても良好な関係です。彼の妻もとても面白く私は結構好きです。超美人ですし。

ちなみに二人はサクヤンよりもファッションタトゥーを好み、全身ほとんどファッションタトゥーで覆い尽くされているような夫婦です。日本に来たら普通に避ける人はたくさんいると思います。笑

話が脱線しました。
サクヤンは一気に入れていただいたわけではなく、毎年少しずつ入れています。妻はしばらく色を入れずオイルにしていました。
ですが昨年は、背中に少し色で入れました。

オイルで入れるとこんな感じです。色はなく少しすると消えてしまいます。これはアンジェリーナジョリーのサクヤンと同じデザインでタイのサクヤンでは非常にポピュラーです。
入れる場所は僧侶が決めてペンで印をつけてくれます。
これはチンチョ(ヤモリ)金運を上げると言われています。

これは全て見せるために入れているというよりも、幸せを願う気持ちで毎年増えているということです。サクヤンには強力なおまじないが込められます。それを信じるかどうかはその人次第です。私は特に妻と共に寺巡りばかりしているので、信じざるを得ないようなミラクルを実際にタイで体験しています。だからサクヤンに込められた力を心から信じています。

基本的に入れる場所やデザインは、サクヤンを入れるマスターと相談することができます。私は金魚というのはずっと決めていました。でも具体的なデザインは決まっていませんでした。

色も前回真ん中の蓮を入れてもらった時に、赤と黒で入れてもらっていたのですが、それもマスターに任せました。前回の蓮が非常に美しかったからです。

出来上がって本当に感動しました。
金魚は2匹とも個性的で、さらに全体のバランスを見ても非常に美しかったからです。一生背負う覚悟でしたが、今全く後悔はしていません。

蓮は仏教で悪を祓い、幸運を呼び込む意味合いがあり、実はSAMURAI FARMの蓮の家紋のロゴマークは私の初めて入れた蓮のサクヤンから取りました。そして双対の金魚。

SAMURAI FARMには金魚の神おられると私は勝手に思っています。

私が金魚事業を縮小しようと思っていた矢先に現在の取引先の企業様から電話があり販売契約のお話があったのは、サクヤンが私に金魚を作ることをやめるなと言ってくれているのだと思ったのです。

私の中では次のサクヤンは妻に先日伝えております。美しいサクヤンがもし来年入れられたらひっそりとnoteで披露したいと思います。

もう日本で温泉は入れませんが、この世界は全て等価交換で成り立っており、何かを得るためには何かを失う必要があるのだと思います。それなら私は温泉をSAMURAI FARMと金魚作りのために喜んで差し出します。

それに妻と温泉旅行に行くなら、貸切や部屋付きを選べば良いですしね。

ちなみに時々日本人からサクヤンを日本のタトゥースタジオで入れようと思っていると相談されたりしますが、偽物を入れると最悪を招くと妻が言ってました。やめた方がいいです。そもそもファッションではないですからね。
タイで必ず入れましょう。もちろん自己責任です。

というわけで、初回からかなりディープなサクヤンのお話をしました。

また時間があるときに「タイのこと」シリーズを書きたいと思います。

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