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妻初来日

昨日は成田空港まで妻を迎えに行ったのですが。

その途中品川駅でエアポート快速に乗り換えるときに、隣の椅子に座ってた外国人カップルがスマホを見ながら行くつも電車を見送っては、スマホで電車を調べ、立ったり座ったりしてたので、声をかけてあげました。

大きなスーツケースをいくつか持っていたので、成田空港まで一緒かなと思って、話し相手も欲しかったところなのでちょうどいいと思ったし、皆さんに本当にお勧めしたいことの一つですが、困っている人がいたら助けてあげるのが良いです。

日本人の悪いところに見て見ぬ振りをするというところがありますが、それって外国人から見たら非常に冷たく感じることです。私たちは私たちの常識の中で生きていてそれが当たり前になってるとしたら本当に良くない習慣だと思います。

人助けをすると、自分が困ったときに助けてもらえます。必ずそうなる。私は何度も身をもって体験していることです。

別に外国人を助けろと言っているわけではないです。英語が話せないなら余計に場を混乱させることもあると思います。だけど、人に幸せを与えられる人というのは幸せなのだと私は考えています。妻もまさに同じ考えです。彼女はタイ仏教徒なので。

というわけで、不安そうなカップルに声をかけました。
聞いてみるとなんと浅草に行くのだと言っていました。あんな大荷物を抱えてたのでてっきり成田までのショートトリップの道連れを見つけたと思っていたのですが、でもまあ浅草まででも同じ路線だったので、同じ電車に乗りました。

彼らは、スペインから22時間と2回もトランジットを経て羽田についてこれから浅草に向かうとのことでした。夫婦なのかは聞きませんでした。向こうは事実婚も多いのでこの質問というのはちょっと的外れなのでヨーロッパやアメリカのカップルには初対面では私は聞かないようにしています。これも人助け同様日本的なのかもしれませんが、これに関しては配慮という点で日本のポライトな国民性を象徴することだと思っています。

男性の方は、映像作家の方でした。女性は画家でした。
なんとなくクリエイティブな雰囲気がしていたのですが、私も実はフォトグラファーだという話をしたらすごく驚いていて、2人と名刺交換をしました。おしゃれな名刺でした。

彼らはスペインの北に位置しているアストリアス地方出身で、実はその中にあるオビエドという街に私の古い友人が住んでいて私は何度か行ったことがあったのです。なんという縁でしょうね。

彼らはアストリアス地方の名産品のシドラの話をしました。
シドラというのは日本ではシードルと呼ばれていますね。りんごの発泡酒のことです。
アストリアス地方に行くと、名産品のシドラを飲ませるバーがたくさんあります。シドラはとても独特なかなり薄い専用のグラスを使って飲むのですが、発泡を和らげ香りを出すためにシドラの入ったボトルを持った腕をかなり高いところまで上げて、グラスを逆に下げて注ぐという非常にユニークな注ぎ方をするのです。

私はまさかシドラの話を昨日することになるとは思いもしませんでした。そして、私が10代の最後を一緒に過ごしたスペイン人の友人のことを思い出しました。

実はSAMURAI FARMにはヨーロッパのバイヤーさんからすでにお声がかかっているので、ヨーロッパに仕事で行く可能性が出てきています。もしそれが実現したら、彼らに声をかけてみようと思いました。そしてオビエドの友人にも会いに行きたいと思います。

さて、妻は長いフライトと電車移動で昨日は疲れたのか二度寝してから彼女が起きてこないので、その間にサクッと昨日のことを忘れないようにnote更新しておきます。

妻のことはまた書きます。

Hasta luego

SAMURAI FARM

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