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婚約式が終わり
婚約式が終わって、ようやく落ち着きました。
一応今の気持ちを書き留めておくべきだろうと思い、ラムのコーラ割りを軽くやりながらこれを書いています。
本当に、忙しい1日で翌日の今日は、日中はほとんど寝ていました。昨晩かなりお酒を飲んだのもあります。兄嫁がお酒がかなり強い人なので、私は大体潰されます。時々のことなのでそれが楽しくて一緒に飲むということもありますが。
さて、婚約式ですが、流れとしてはまず前日に私は当日着るスーツを持って隣の妻の従兄弟のお家に泊まらせていただきました。妻の息子のグンスーが私の付き添いで一緒に泊まってくれたのですが、彼の寝相が悪すぎて私はあんまり眠れませんでした。
翌朝は四時頃に一度しっかり目が覚めたのですが、結局妻の支度上がりが8:30ということを聞いて全然時間があることがわかったので、しばらく私はまた寝ることにしました。
だんだん外が騒がしくなってきました。私の介添えの方が集まってきいました。結局最終的に介添えの方は15名程度になりました。
私をカヌマーンという儀式の際に使う小型のクリスマスツリーみたいなものを取り囲んで全員が私と写真を撮りました。何枚撮ったのか数え切れないくらいの記念撮影を撮られて、実感が湧いてきました。
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時間が来て、私から一人一人にカヌマーンを手渡ししました。
そして外に出て靴を履こうとしたら、なんだか右の靴の中に何かが入っていて、何かと思って引っ張り出したら、なんと小さめのガマガエルでした。私は驚いてそれを引っ張り出したら周りの介添さんが大笑いしていました。
そんなハプニングがありつつ。。
仕切り直して靴を履き、パレードがスタートしました。
介添えさんがものすごく高い声で歌い始めました。
私は、どういう形になるのか全く知らなかったのですが、強烈な音が感覚として自分の体に突き刺さるのを感じました。一緒に妻の実家を向かう途中私は自然に流れてきてしまう涙を止められなくなってしまいました。
日本で相当数の結婚式や結婚披露宴をカメラマンとして撮ってきて、実際に見ているので泣かない自信があったのですがやはりダメでした。
妻の実家へ到着し、兄の娘に靴を拭いてもらいました。これも儀式の一つだそうです。
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そして、家に入り私はいわゆる高砂のようになっている場所に座りました。
そのあと妻が登場し、私の隣に座りました。
そして、多くの方に日本で言うところのお榊のようなもので水をかけてもらいました。頭がびしょびしょになるくらいの水の量です。
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そのかけて下さった方全員にお礼の言葉を伝えます。
その後、私は妻と指輪交換をし、妻への金のネックレスとブレスレットを私がつけ、そしてご両親に持参金(結納金)を皆の前でお渡ししました。
基本的にはこれでタイの結婚式というのは終わりです。
そのあと写真を撮って披露宴が始まりますが、ただの食事会で日本のようにセレモニーだらけというわけではありません。
食事はカレーがほとんどでした。
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食事会から二次会まで飲みっぱなしでした。結構途中酔っ払いましたが、戻ってきて義姉とずっと夜中まで飲んでいました。
1日を終えて改めて新しい家族を得たという実感が私の中に強く生まれました。私の友人は先日私に結婚しても何も変わらないと言ってましたが、私の場合は大いに違いました。私はこんなに大勢の家族の一員に新しく加わることになった実感と妻を得る責任感を感じています。
婚約式の前までよく妻とケンカをしましたが、終わっていろいろなことを正直にお互い話せるようになりました。こちらの家族との距離も一気に縮まったと感じています。
ちなみにタイトルの写真の私の目が瞑ってますが、兄が撮ったのでよしとしてます。日本の結婚式の写真じゃ目つぶりを納品なんてしたらものすごく言われたりしますが、別にどうでもいいです。ここはタイですからね。
今日から妻と来年の話をし始めました。来年はSAMURAI FARMが新たにスタートしますし、私は私の日本の会社の経営にも力を入れていかなくてはいけません。
ひとまずこうやってしっかり式をやって本当によかったという気持ちを書き記しておきます。