ローズテール稚魚日記
横須賀は雨の日曜日でした。
昨日は撮影があって帰宅が遅くなり、その後の業務もそこそこ残っていてヘロヘロでベッドにダイブしたので、今朝は遅くまで寝てようと思ったのですが、そうもいかず朝から仕事をしつつ、落ち着いたらまだベッドへダイブしたりという1日でした。
途中から雨が降ってきたのですが、うちは平家なのでダイレクトに雨音が聞こえます。それがとても心地よく撮影じゃない日に雨が降るのは個人的には結構歓迎なのです。梅雨時期は低気圧で気怠いですが、ダラダラ寝てても良い日であれば一日屋根に当たる雨音を聴きながらゴロゴロできて最高に幸せなのです。
今日は体力が午後になって回復してきたので、あー今日は水替えと、できればフィルター掃除をしなくてはと思いつつ稚魚にだけは餌をやろうと思い、定期的にブラインシュリンプを与えていました。
ほんの数時間で形が変わるほどに金魚の稚魚の成長は早いのですね。
上から見るともう尾鰭が開いてきてます。
果たしてローズテールになるのかどうか。。どういう風に育つのかというのはとても楽しみです。
今はしっかり泳ぐ子だけを残してあり、泳げない子は昨晩ハネました。
ハネるということについてですが、具体的に何をするかというと、私は泳げない子たちは昨晩全て成魚に食べさせることにしました。これはYouTubeの有名な金魚愛好家さんのハネる方法として紹介されていたものです。残酷と思う方もいるかと思いますが、その子たちを生かしておくと大きくなっても泳げないままずっと生き続けるわけです。その方がよっぽど残酷なのではないかと思います。
以前飼育法で書いたと思いますが、金魚が大きくなるにはスペースが必要で、また飼育引数が多ければ多いほど、水が汚れますし、それに従って病気のリスクが上がります。なので健全に生まれてきた子たちに大きな影響が出てきます。なので、私は躊躇なくまず泳げない子をハネることにしました。
今回は70匹ほどの稚魚が生まれましたが、そのうち20匹ほどがまともに泳げない子でした。約3割弱ですね。
そもそも金魚自体が元々はフナの奇形が発祥なのです。美しいからと人の手でどんどん形を変えてきたわけですから、金魚飼育というのはある意味究極のエゴイズムなのだと思います。なので、かわいそうだからとそのままにしておくのは偽善的なのではないかなと思います。
せめて成魚の栄養になるのであればそれに越したことはないと思います。金魚愛好家の皆さん、また養魚場などでも何千匹も何万匹も金魚をハネていて、その犠牲の上で綺麗にできた売られている金魚を私たちは飼っているということなのですから。
カハラさんでは、70匹生まれたならその中から5匹も残ればいい方だとおっしゃってました。金魚の世界というのは非常に厳しいのですね。もちろん金魚を繁殖させている方の考え方でやればいいのだと思いますが、私も厳しく選別をしていきたいと思います。
稚魚の横見ですが、本当に大きくなりました。
お腹はまだ透けていますが、今見てみると徐々に体側には線が入り始めています。また明日動画をアップしたいと思っています。
毎日日記的に稚魚の育成を書いていこうと思っています。飼育法は、少し写真など資料を作らないと書けないので、時間のある時に自分のマニュアルをまとめるような気持ちで書いていこうと思っています。飼育法のマガジンを作ってそこにまとめてありますので、よろしければマガジンから見ていただけると過去の記事など検索しやすいのかと思います。
さて、今週末もそろそろ終わりですね。
私は一杯だけウィスキーを飲んでゆっくり金魚を眺めようと思います。