稚魚の選別について
久々のnote更新になってしまいました。
仕事が多忙で金魚のことを考えている余裕がない状況がずっと続いています。もう少ししたら落ち着いてきそうかなと思います。年末にかけては仕事を少し減らして色々とインプットする時期にしたいと思っているので、noteを書く時間も今までよりは増えて来るのかなと思います。
さて、本日は時間があったので、水替えと稚魚の選別をしました。
写真を見ていただければわかるともいますが、結構数を減らしました。
単純に数が多すぎて水槽の水換え頻度を極端に増やさないといけない状況が続いていました。それなのに忙しくてなかなかできないという状況は流石にまずいと思って時間があったので思い切って数を減らしました。どんどん大きくなっていくので、数が多ければ多いほど倍々のスピードで水槽内の状況は悪くなっていきますから。
私のローズテールの選別の基準ですが。
まず、四ツ尾であること。
これはローズテールの基本だと思います。少し切れ込みが浅い子でも色や形が綺麗目な子は残しています。なぜかというと、成長につれて尾鰭は必ず新調してくるので、それに伴ってある程度は許容できる範囲だと感じた個体で、尚且つ別の要素が良いものに関しては残すことにしました。
あとは、二枚舵であること。
一枚舵でもローズテールの場合は鑑賞に関しては基本的にあまり問題ないです。
なぜなら先に書いたように尾鰭が新調してきて大きくなると隠れてしまってあまり見えないからです。
ただ、一枚舵に関しては遺伝的に鮒に戻る兆候と言われていて、親にするには向いていないと思うからという理由です。
ただ舵鰭に関しては、あまりシビアに見ません。2枚であれば、多少曲がっていようが鑑賞的には問題ないと考えています。完璧な個体を作出するのであればハネるべきなのかと思いますが、そうなると現状今の稚魚の中からは残るのはあまりいないかな。
欠点があるこに関しては、もちろんハネる対象です。
今回あった欠点としては、外舵、また顔の奇形です。
外舵というのは、舵びれが尾鰭の外側に出てしまっている個体のことです。これは鑑賞に影響する部分で一発アウトです。
あとは顔の奇形ですね。極端に目から鼻先までが短く、目が出てしまっている子がいました。出目金の遺伝子というのとは違うと思います。明らかにダメでした。
そのほかは、既にハネている三ツ尾の子、あとは尾鰭が小さい子、そして尾鰭が一枚の鮒尾の子ですね。
これら全てをハネたことでだいぶ形が整った子が残りました。数が減ってスペースができたので育成もさらに良くなることだと思います。
私は今後しばらくは多忙な日々が続くと思いますので、金魚愛好家と呼べるほどの規模で金魚の繁殖をするつもりもありませんし、作出個体に関しては基準に達していて美しければいいと思っています。多少の欠点に関してはその個体の個性だと思います。ただ作出したものの基準に関しては、きっちり自分の中で今後もしっかり作っていきたいと思います。
もしかしたら今後この基準がより厳しくなるかもしれませんし、このままかもしれません。
最も金魚飼育で重要なのは、自分が満足できるかどうかだと思います。正解もない世界だと思いますので、前回の記事に書いたように、お譲りする個体に関してもお譲りする方が満足いただければそれでいいのではないかと思います。
しっかり育てて丈夫な金魚が飼育者さんのところに行ってもらえたら嬉しいですね。
現状残った個体の色に関してですが、
鮒色の子が4匹程度
透明鱗の白系が7匹程度
黄緑系の子が5匹程度
というところです。
二番仔に関しては、舵がわかりにくい子はもう少し成長するまで残しています。
色に関しては今後かなりまた変化が出てくるものだと思いますので、現状の色ではなんともいえないところです。その変化も含め楽しんでいけるのが稚魚飼育の良いところかと思います。
とにかく金魚の子引きというのは非常に奥深く、手間や時間やお金がかかるものです。価値が高いものを作るという気持ちは持っていますし、稚魚の育成も楽しいものです。この趣味はなかなか高級な趣味になるのではないかと思いますので、今後も楽しんでやっていきたいと思っています。
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