独占入手!話題の映画『グランメゾン・パリ』で木村拓哉さん着用のデニムパンツを徹底紹介
木村拓哉さんといえば、日本を代表する俳優であり、彼のファッションには常に注目が集まっています。この木村拓哉さんが主演をつとめる大ヒットドラマ『グランメゾン東京』(2019年放送)が、5年間の月日を経て、2024年12月30日公開の映画『グランメゾン・パリ』として帰ってきます。
※トップ画像は『グランメゾン・パリ』の予告編ティーザー広告映像より抜粋
ドラマや映画の中の木村拓哉さんのスタイリングは毎度話題となりますが、中でも今回の映画『グランメゾン・パリ』で、ファンの中で特に大きな話題となること必至なのが、木村拓哉さんが主人公・尾花夏樹として、劇中で着用していた”デニムパンツ”です。
■木村拓哉さん着用のデニムの正体とは?
木村拓哉さんが劇内で着用していたデニムパンツは、一点物のスーパーヴィンテージで、ずばり、「1942年のLEVI'S S501XX」というものです。通称「大戦モデル」と呼ばれています。
(ちなみに「大戦モデル」については、下記記事で詳細にまとめています。)
ここでは、衣装として着用された大戦モデルのデニムがどのような特徴を持っているのかを記事の前半で、さらに木村拓哉さんが劇中で実際に着用していたこの大戦モデルの実物をどのように入手したのかについて、記事の後半でお伝えします。
■大戦モデルとは?
「大戦モデル」として知られるこのデニムは、第二次世界大戦中に製造された特別なリーバイス501シリーズの一つです。この時期、戦時下の物資不足に対応するため、リーバイスは素材とデザインを工夫した「簡素化された」モデルを開発しました。そのため、従来の501シリーズとは異なる特徴を持っています。
1.戦時中を象徴するディテール
トップボタンには「月桂樹のドーナツボタン」、スモールボタンには「リーバイボタン」が採用され、シンプルながら機能的なデザインが際立ちます。
また、コインポケットにはリベットが打たれず、ヒップポケットにアーキュエットステッチが入っていないなど、当時の試合時下を感じさせる工夫が随所に見られます。
2. 芸術的な色落ち
ヴィンテージデニムファンがこのモデルを愛してやまない理由の一つが、色落ちの美しさです。「ヒゲ(髭)」や「ハチノス(蜂の巣)」と呼ばれる濃淡のはっきりとした色落ちは、長年の着用と洗濯によって生まれる芸術品のようなもの。この大戦モデルでは、その素材のデニムの質から、特に色の強弱が際立つ美しい経年変化が楽しめます。その上、木村拓哉さんが着用していた大戦モデルは、写真のように、ヒゲやハチノスがとてもキレイに出ています。
なお、余談ですが、木村拓哉さんはこのデニムをとても気に入り、パリのロケではずっと着用されていたそうです☆
■どうやって入手したのか?
木村拓哉さんが劇中で着用した「大戦モデル」は、原宿のビンテージショップ「マービンズ」が衣装協力で提供したものだそうです。映画の撮影が終了してマービンズに返却されたこの大戦モデルを、筆者の知人が購入し、それを私が貸してもらったというわけです。
なお、この「マービンズ」は、ヴィンテージデニムや貴重なアイテムを取り揃えた隠れ家的なお店として、ファッション通に知られています。店内には膨大な量のヴィンテージアイテムが並び、特に壁一面に積まれているヴィンテージデニムは圧巻です。訪れるだけでタイムスリップしたような感覚を味わえる特別な空間です。
特に、大戦モデルのような年代物のデニムは入手困難とされ、状態の良いものはさらに貴重です。そんな一品を扱う「マービンズ」は、丁寧なメンテナンスと確かな目利きで、ファンの信頼を得ています。木村拓哉さんがこのデニムを選んだ背景には、このショップならではのクオリティとセンスの良さがあるのではないでしょうか。
■まとめ
木村拓哉さんが『グランメゾン・パリ』で着用した「1942年のLEVI'S S501XX」、通称「大戦モデル」は、その歴史的背景、美しい色落ち、そしてシンプルなデザインが魅力の一本です。このデニムを通じて、映画の世界観だけでなく、ヴィンテージデニムの奥深さや入手の醍醐味にも触れることができます。
ぜひこの記事をきっかけに、「大戦モデル」をはじめとしたヴィンテージの魅力を改めて感じる機会になればと思います。
なお、気になった方は、ぜひ原宿の「マービンズ」に足を運んでみてはいかがでしょうか?
マービンズの公式HP↓↓
映画『グランメゾン・パリ』公式ホームページ
(おまけ その他のディテール)
大戦モデルのディテール、本文中でご紹介しきれなかった、その他の部分を掲載します。ご興味ある方はどうぞ!